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KINAN RACING

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おおいたサイクルロードレース レポート

おおいたサイクルロードレースは山本兄弟がそろって中間ポイント賞
上位進出ならずも再三の攻撃で次へつながるレースに
●おおいたサイクルロードレース(Jプロツアー)
4km×25周 100km

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
椿大志
山本大喜
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
Jプロツアー・大分シリーズの2戦目「おおいたサイクルロードレース」が10月4日、昭和電工ドーム大分周辺コースを舞台に、100kmのレース距離で争われた。
KINAN Cycling Teamは山本元喜の12位がチーム最上位だったが、終始攻撃的なレースを展開し、山本元と山本大喜の2選手が中間ポイント賞を獲得している。
例年UCI(国際自転車競技連合)公認の国際レースとして行われてきた大分での公式戦は、パンデミックによる海外チーム・選手招致が難しい状況を鑑み、今年はJBCF(全日本実業団自転車競技連盟)主催のレースとして開催。
前日3日に行われた「おおいた いこいの道クリテリウム」では、中島康晴が3位入賞。
良い流れでこのレースへと挑む。
出走は前日と同様に山本元、山本大、中島、そしてトマ・ルバ、新城雄大、椿大志の6人。
コースは4km周回を25周する100kmの設定で行われた。
このレースに向けては、他チームのマークを上手くかいくぐりながら、一戦ごとに調子を上げてくる有力チームをいかに崩すかを課題とし、総力戦で揺さぶりをかけていくことを確認。
その通りに、スタート直後から椿が先頭をうかがったほか、トマが逃げを試みて一時的に単独先頭に立つ場面も見られる。
これらの動きはやがて封じられたものの、何度か仕掛けていた山本大と新城が7人の逃げグループに加わる。
この時点でフィニッシュまでは約40km。
メイン集団のペースが落ち着いたこともあり、そのまま7選手がレースをリードしていく。
先頭では細かいふるい落としを経て、残り25kmを切ったところで小石祐馬選手(チームUKYO)と山本大、新城が前方に残る格好に。
その頃には集団も勢いが増し、先頭3人の吸収と同時に次の動きへのシフトを狙っていたKINAN勢だったが、このタイミングで山本大がパンク。
即座に新城がバイクを差し出して山本大が前線復帰を目指したが、メイン集団でも激しい絞り込みが始まり、KINAN勢で残ったのは山本元だけに。
いくつか発生したアタックの中から、シリーズ年間ランキングに関係しない選手の飛び出しが容認され、これを追う山本元は他チームの厳しいチェックにあう。
結局、アタックを成功させた3人が逃げ切る形になり、レースはホセビセンテ・トリビオ選手(マトリックスパワータグ)が優勝。
山本元は12位でレースを終えることとなった。
上位フィニッシュは逃したものの、レースを活性化させる目的でポイント比率が引き上げられた中間ポイント賞を山本元(3周回完了時)と山本大(15周回完了時)がそれぞれ獲得。
今レースで設けられた同賞はKINAN勢が独占した。
次戦は10月11日、群馬サイクルスポーツセンターでの「経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」。
今回の雪辱を期するとともに、伝統の一戦でのタイトル獲得が最大のミッションとなる。
おおいたサイクルロードレース(100km)結果
1 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) 2時間16分18秒
2 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +0秒
3 伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム) +5秒
4 レオネル・キンテロ(ベネズエラ、マトリックスパワータグ) +11秒
5 大前翔(愛三工業レーシングチーム)
6 阿曽圭佑(eNShare Racing Team)
12 山本元喜(KINAN Cycling Team) +19秒
16 山本大喜(KINAN Cycling Team) +1分40秒
22 中島康晴(KINAN Cycling Team) +2分13秒
DNF 新城雄大(KINAN Cycling Team)
DNF トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
DNF 椿大志(KINAN Cycling Team)
●選手コメント
・山本元喜
「(好調な)マトリックパワータグを崩すためには何ができるかをチームで考え、スタートから総攻撃を仕掛けた。(山本)大喜と(新城)雄大を含む逃げが吸収されるタイミングでメンバーみんなが連携できればよかったが、大喜が捕まった瞬間にパンクしてしまった。

残り5kmの上りや、最終局面の残り2kmでも仕掛けたが、マークが厳しかった。他チームは人数を残していたので、数的なアドバンテージもあったように思う」
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos: Midori SHIMIZU
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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