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KINAN RACING

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中島康晴2位! 広島トヨタ広島クリテリウム レポート

JCL広島トヨタ広島クリテリウムで中島康晴が2位
チームは連日の上位進出、新城雄大がリーダージャージを守る
●広島トヨタ広島クリテリウム(三菱地所JCLロードレースツアー2021)
広島市西区商工センター特設コース 1.7km×30周回

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
山本大喜
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
畑中勇介
国内ロードレースチームによるリーグ「三菱地所JCLロードレースツアー2021」は7月11日、広島市西区商工センター特設コースを舞台に、広島トヨタ広島クリテリウムを実施。
51.0kmと短い距離でのハイスピードバトルは、KINAN Cycling Teamも主導権争いに加わり、最終的に中島康晴を2位に送り込んだ。
シリーズ全体の順位である個人総合では新城雄大が1位をキープして広島での2連戦を終えている。

前日に行われた広島ロードレースでは、KINAN勢がレースを終始コントロールし、1~4位までを独占。
シーズン後半の最初となったレースで最高の形を作った。
今度は広島市内に舞台を移し、公道での短距離決戦。
3つのヘアピンコーナーを含むテクニカルなコーナーと、スピードが上がる直線での駆け引きがレースの流れにどう影響するかがポイントと見られた。
気温は30度を超え、サバイバル化することも予想された。

Photo: Yosuke SUGA

前日の上位を占めた新城雄大、山本元喜、山本大喜、畑中勇介に加え、中島とトマ・ルバという同じメンバーでスタートラインへ。
序盤に3人が先行し、KINAN勢6人はメイン集団に待機。スプリントへの意欲を見せるチームが集団のコントロールを担い、前を行く選手たちとのタイム差を調整しながら進む。
レース半ばでは山本元やトマが集団前方をうかがう姿勢を見せるも、本格的にはコントロールに加わらず、次の展開に備えた。

Photo: Yosuke SUGA

均衡が破られたのは、20周回を過ぎてから。
メイン集団のペースが上がって前の3人との差が縮まっていく。先頭でも形成が崩れ始め、逃げる人数が減っていく。
そして残り3周、KINAN勢が6人隊列で一気に集団前方へ。
逃げていた選手たちを捕まえるとともに、この流れから山本元と山本大が2人で先頭に立つ。
完全に抜け出すまでは至らずも、このペースアップによって先頭に残ったのは17人。
精鋭メンバーで最終周回へと突入した。

Photo: Yosuke SUGA

落車が発生したことも関係し混乱気味の先頭グループだったが、最終コーナーを前にトマが中島を牽引しながら先頭へ。
そのままコーナーを抜け、最後のストレートへと入った。

500mを超える直線、各選手がスプリントタイミングを計りながら最終局面を迎えた。
最後は沢田桂太郎選手(スパークル大分レーシングチーム)のスプリント力に敗れるも、中島が2位を確保。
今季はこの広島シリーズがリーグ初参戦だったが、きっちり上位進出を果たした。

Photo: Yosuke SUGA

このほか、KINAN勢は新城が5位、畑中も7位に入ってトップ10に3選手を送り込んだ。
これらの結果で、新城は引き続き個人総合トップに立っており、リーダージャージ「マイヨプリエ」をキープ。
スプリント賞でも首位を守っている。
また、山本元は山岳賞でトップとなっている。

広島での2連戦で、チーム状態の良さを再認識した選手たち。
シーズン後半戦の重要レースへとつなげていく構えだ。

Photo: Yosuke SUGA

広島トヨタ広島クリテリウム(51.0km)結果
1 沢田桂太郎(スパークル大分レーシングチーム) 1時間22分25秒
2 中島康晴(KINAN Cycling Team) +1秒
3 金子大介(那須ブラーゼン)
4 鈴木龍(レバンテフジ静岡) +2秒
5 新城雄大(KINAN Cycling Team)
6 石原悠希(チーム右京相模原) +3秒
7 畑中勇介(KINAN Cycling Team)
12 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +16秒
15 山本大喜(KINAN Cycling Team) +56秒
17 山本元喜(KINAN Cycling Team) +1分31秒



JCL各賞リーダージャージ表彰(KINAN Cycling Team分)
●マイヨプリエ(個人ランキングトップ)
新城雄大(KINAN Cycling Team)

●マイヨラファール(スプリント賞)
新城雄大(KINAN Cycling Team)

●マイヨフイルージュ (山岳賞)
山本元喜(KINAN Cycling Team)

Photo: Yosuke SUGA

●選手コメント
・中島康晴
「スプリントに強いチームが多かったので、チームとしてはサプライズ的な戦術をとった。集団スプリントになれば自分で上位を狙っていくという作戦だった。チームにピュアなスプリンターがいない中で、どうレースを運ぶかを考えて、結果的に今日のようなレース展開になった。最後は沢田選手の動きに合わせたが、さすがにあのスピードには届かなかった。それでも2位という順位はみんなのおかげ。昨日上位に入ったメンバーが助けてくれて感謝している」
※レースライブ中継より
※レポートはメディアリリースから

Photos: Yosuke SUGA
Report, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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