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JCL BANK LEAGUE 2021 ROUND2 名古屋ステージ レポート

JCL BANK LEAGUE 2021第2戦 名古屋ステージ
優勝逃すもホームバンクで決勝進出のノルマは果たす
●JCL BANK LEAGUE 2021 Round2 名古屋ステージ
8月14日 名古屋競輪場

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
田中克尚
花田聖誠
中島康晴
新城雄大
荒井佑太
JCL(ジャパンサイクルリーグ)が主催する「JCL BANK LEAGUE 2021 Round2 名古屋ステージ」が8月14日に名古屋競輪場にて行われた。
今回はホームチームとして挑んだKINAN Cycling Teamは、予選を勝ち上がり決勝へと進出。
昨年に続く名古屋での勝利を狙ったが、決勝では惜しくも敗北。
バンクリーグ勝利は来年再チャレンジすることになる。
国内ロードレースチームによるトラック対抗戦のバンクリーグは、JCLレースの一部として開催中。
8月6日に開幕戦として大分ステージが行われ、KINAN Cycling Teamは予選で戦いを終えていた。
そのリベンジとして、さらには昨年勝った名古屋での優勝を再現すべく今節へ。
前節も走った山本元喜、中島康晴、新城雄大に花田聖誠を加え、さらにはトラックパートから荒井佑太と田中克尚を招集。

レース形式は、バンクリーグオリジナルの「3ポイントゲーム」。
1レースあたり4選手ずつで編成される2チームの対戦で、リアルスタートから3周回目以降の奇数周回でコントロールラインを先頭で通過したチームに1ポイントが与えられる。
1人最大で2ポイントまで獲得でき、先に3ポイント先取したチームの勝利となる。
これまで同様に、今節も出場6チームを2グループに分けて予選を実施。
KINAN Cycling Teamは那須ブラーゼン、レバンテフジ静岡との対戦になった。

初戦・那須ブラーゼン戦は、山本、田中、新城、荒井のオーダー。
最初のポイント周回で新城がスプリントで抜け出して先制。
次のポイント周回で同点を許すが、このときの動きに乗じた山本が好タイミングで相手選手をパス。
そのまま独走に持ち込んで、2ポイントを連取。
3-1で勝利し、幸先のよいスタート。
連戦となったレバンテフジ静岡戦は、田中と新城に替えて、花田と中島を投入。
相手選手の先手攻撃に荒井が合わせると、ポイント周回で先頭に出て独走態勢に。
そのまま2ポイントを獲り、勝利まで1ポイント。
最後は、山本の仕掛けから相手選手が追う状況を作ると、中島が1対2の局面からスプリント力を見せてポイントをもぎ取る。
3-0として勝つとともに、予選勝ち上がりが決定。決勝へと駒を進めた。
迎えた決勝は前節優勝のスパークルおおいたレーシングチームとの対戦。
ここは山本、中島、新城、荒井で挑んだ。
リアルスタート後真っ先に新城が仕掛けたが、すぐに相手選手のマークにあうと、最初のポイントを奪われてしまう。
次のポイント周回では独走を許す格好となり、2点を先取され後がなくなる。
何とか流れを変えたいところだったが、最後はスプリントで先着され、0-3で敗戦。あと一歩届かず優勝を逃した。
昨年に続くホームバンクでの勝利とはならず、選手たちは悔しさをあらわにした一方で、各選手の得意とする形を生かした戦い方に収穫があったとの声も。
今季のバンクリーグ参戦はこれで終えるが、早くも「来年が楽しみ」と明るく、収穫十分の全3レースとなった。

なお、今節は新型コロナウイルス感染の再拡大を受けて、無観客での開催となった。
また、ここ数日の大雨への対応としてレース以外のプログラムを簡略化するなど、安全性を最優先した運営のもとイベントが実施された。
JCL BANK LEAGUE 2021 Round2 名古屋ステージ(KINAN Cycling Team分)

●予選(グループA)
KINAN Cycling Team 3-1 那須ブラーゼン
KINAN Cycling Team 3-0 レバンテフジ静岡

●決勝
KINAN Cycling Team 0-3 スパークルおおいたレーシングチーム
●選手コメント
・荒井佑太
「エントリー上限の6人をそろえて臨めたので、予選2戦はメンバーを回しながら決勝を意識して走ることができた。決勝はスプリンターがそろうチームとの対戦だったので、先手攻撃を狙ったがストレート負けになってしまった。正直残念だが、決勝進出という最低限の目標はクリアできたので、この結果を受け入れて来年につなげていきたい。

チームとしてはバンクに慣れている選手がそう多くはないのと、今日は雨が強かったこともあったので、悪コンディションの中でのスプリントなどは、バンクでの走りを積み重ねながら戦い方を身につけていけると良いと思う。

ロードメンバーにとても勢いがあって、多くの注目を集めている。その勢いをバンクリーグにも生かせるよう、来年は常勝軍団として強さを発揮できるチームにしたい」
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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