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KINAN RACING

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畑中勇介2位! カンセキ宇都宮清原クリテリウム レポート

畑中勇介が連日の表彰台!
JCL・カンセキ宇都宮清原クリテリウムで2位フィニッシュ
国内プロロードレースチームによるリーグ戦「三菱地所 JCLプロロードレースツアー」は、4月17日に第2戦としてカンセキ宇都宮清原クリテリウムが開催された。
セオリー通りともいえるスプリント勝負になった戦いで、畑中勇介が2位入賞。
前日のカンセキ真岡芳賀ロードレースでの3位に続き、連日の表彰台登壇を果たした。
今年も華やかに幕が開けたシリーズは、栃木県での2連戦の2日目。
これまで幾度となく好レースが繰り広げられた宇都宮市・清原工業団地でのクリテリウムが開かれた。
コースは1周2.2kmに設定され、23周回・50.6kmで争われる。
鋭角コーナーや180度ターンといった、クリテリウムならではのセッティングで、スピードだけではなく集団内でのポジショニングやハンドルさばきが勝敗を分けるカギとなる。
KINAN Racing Teamは、前日の真岡で畑中がいぶし銀の走りで表彰台の一角をゲット。
チーム全体が好調で、2日続けてレースをコントロールする役割が期待された。
肝心のオーダーは畑中のほか、仮屋和駿、花田聖誠、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大と、前日と同じ布陣。
今季開幕から本格的に再開された有観客の中、レースはスタートを切る。
序盤は細かなアタックが散発し、ときおりKINANメンバーも前方をうかがうが、情勢を見極めてメイン集団で進行する。
5周回おきに設けられたポイント周回で一時的に活性化するが、どれも展開を大きく動かすようなものとはならない。
レース半ばに差し掛かった13周目で集団から2選手が飛び出しに成功。
これで逃げのパックが形成されると、メイン集団は宇都宮ブリッツェンやKINAN Racing Teamがメインとなってコントロールを開始。
最大でも15秒差にとどめて、常時射程圏に捉えながら周回数を減らしていく。

順調にレースを運んでいるかに思われたKINAN勢だったが、残り4周で仮屋がクラッシュ。
戦線復帰が厳しいものとなり、5人態勢で最終盤へと突入。逃げていた選手たちは最終周回に入る前に全員吸収。
定石通り優勝争いはスプリントにゆだねられることが濃厚になった。
スピードが増す中、KINAN勢は花田からトマ、トマから新城と牽引役をリレーして集団先頭を奪う。
宇都宮ブリッツェンやスパークルおおいたのチェックにあいながらも、畑中が中島とともに前方を確保。
最終コーナーの180度ターンをクリアすると、畑中が3番手からスプリント開始。
最後の直線は強力スプリンターを擁するスパークルおおいた勢との対峙となった畑中は、トップまでは届かずも好位置から加速して2番手を確保。
前日のロードレースに続く表彰台を確定させる好走を演じた。

開幕節での勝利こそならずも、2戦連続で上位入賞を果たした畑中。
そして、それを盛り立てた5選手。
敗れた悔しさがありつつも、成功といえるレースにメンバーの表情は明るかった。
この先控えるビッグレースへ向けても手ごたえをつかんで、タフだった2日間を終えた。
これらの結果により、畑中はJCLポイントでも2位につける。
1位の小野寺玲選手(宇都宮ブリッツェン)との差は130点。
これからの長い戦いへ向けて、こちらも好位置につけている。

国内主要メディアでもレース情報が載るなど、注目度が増すばかりのJCL。
次のポイント対象大会は、5月27日から29日までのツール・ド・熊野(UCIレースと並行)となっている。
カンセキ宇都宮清原クリテリウム(50.6km)結果 
1 沢田桂太郎(Sparkle Oita Racing Team)1時間10分19秒
2 畑中勇介(KINAN Racing Team)+0秒
3 孫崎大樹(Sparkle Oita Racing Team)
4 黒枝士揮(Sparkle Oita Racing Team)+1秒
5 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
6 本多晴飛(Team UKYO SAGAMIHA)
9 中島康晴(KINAN Racing Team)+2秒
22 花田聖誠(KINAN Racing Team)+6秒
33 新城雄大(KINAN Racing Team)+23秒
35 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+38秒
DNF 仮屋和駿(KINAN Racing Team)
選手コメント
・畑中勇介
「2日続けて好成績を出せたのはチームみんなのおかげ。良い位置に引き上げてもらって最終コーナーをクリアでき、力勝負に挑むことができた。沢田選手に敗れたのは、さすがに完全な力負け。ただ、国内トップスプリンターと勝負できたことは収穫だった。

2日通してチームが機能したことは今後に大きな意味を持つと思う。最後、自分がしっかり決めて勝てたら良かったが、シーズンは長いし、この調子でいけば今後きっとチャンスはめぐってくると思う。次のレースもチームや各選手の特性を生かして戦いたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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