4月25日から5月2日まで、長野県飯田市でトレーニングキャンプを行いました。
飯田市といえば、ツアー・オブ・ジャパン南信州ステージの舞台。
今年は3年ぶりのステージ開催で、街を挙げての盛り上がりを見せています。
そんな中で行った強化期間のレポートです。

KINAN Racing Teamにとってシーズンの最大目標に位置付ける2つのステージレース、ツアー・オブ・ジャパン（TOJ）とツール・ド・熊野に向けて、長野県飯田市でトレーニングキャンプを実施。
2つの日本アルプスに囲まれた地形や心地よい気候のもとで、1週間の強化期間を過ごした。

日本列島の中央部、「南信州」と呼ばれる地域の位置する飯田市は、東を南アルプス、西を中央アルプスが囲い、自然の豊かさが特徴。
例年、TOJでは大会中盤の重要なステージが設けられ、数々の名勝負が生まれている“自転車どころ”でもある。
今回、KINAN Racing Teamは4月25日から5月2日まで滞在し、集中的にトレーニングを積んだ。

このキャンプに招集されたのは、ロードを主とする9選手。
トマ・ルバや新城雄大が中心になってトレーニングメニューや走行ルートを設定。
期間中はTOJコースのチェックはもちろんのこと、標高2000m級の山岳ルートを走るなどして、チームとしてのレベルアップを図りつつ、選手それぞれでもテーマをもって日々走った。

ここ2年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、TOJ開催ができなかった同市だけに、“復活”となる今年はこれまで以上に街を挙げての盛り上げが活発。
滞在ホテル近くのお店や住民との交流や、トレーニング中に声援を受けるなど、歓迎ムードを実感する機会にもなった。

なお、この期間中にはかつて日本のロードレースシーンを熱くさせた福島晋一さんが主宰する「龍江クリテリウム」に、小出樹と中島康晴がゲスト参加。
ホビーレーサーとの真剣勝負に南信州の自転車ファンが大喜び。
また、TOJと熊野で本格的にお披露目となるuvex社製のヘルメットとサングラスも到着。
大事なレースへ向けて着用アイテムもそろって、臨戦態勢は整った。

KINAN Racing Teamが出場する2レース、ツアー・オブ・ジャパンは5月19～22日。
今年は飯田市が第1ステージの舞台となる。
ツール・ド・熊野は5月27～29日。
どちらも、今回のキャンプメンバーを中心にベストな布陣を敷く。

長野県飯田市　トレーニングキャンプ参加選手
山本元喜
小出樹
仮屋和駿
花田聖誠
山本大喜
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
畑中勇介

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU