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KINAN RACING

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山本大喜優勝! 石川サイクルロードレース レポート

山本大喜優勝・石川サイクルロードレース
数的優位を保ちながら最後は力勝負をモノに
●石川ロードレース(Jプロツアー)
7月17日(日)
福島県石川町・浅川町周回コース
13.6km×7周=95.2km

・出場選手
小出樹
仮屋和駿
花田聖誠
山本大喜
トマ・ルバ
新城雄大
ロードレースの国内リーグ「Jプロツアー」福島シリーズは、大会2日目の17日は福島県石川町において石川サイクルロードレースが開催され、KINAN Racing Teamからは6名が参戦。
山本大喜とトマ・ルバが優勝争いに加わり、最後は一騎討ちのスプリントを制した山本大喜が優勝した。
このリーグを統括する一般社団法人全日本実業団自転車連盟(JBCF)と一般社団法人ジャパンサイクルリーグ(JCL)は、トップリーグ一本化へ向けた取り組みの一貫として、リーグの垣根を越えてのチーム参戦を行なっている。

福島シリーズの中日である17日の石川サイクルロードレースには、KINAN Racing Teamから小出樹、仮屋和駿、花田聖誠、山本大、トマ、新城雄大の6名がエントリー。
アップダウンが特徴的な1周13.6km。
当初はこれを10周回で競われる予定であったが、緊急対応のため7周回95.2kmでの短縮レース開催が決まった。
スタート時間の定まらない中で、それぞれのリズムでウォーミングアップをこなし、万全の状態でスタートラインに並んだKINAN Racing Team。
前半を難なくこなし、好機を伺う。

後半に入り山本大を含む3名の逃げが形成。
この逃げは程なく吸収されるが、集団を活性化させて人数を絞り込む狙い通りの展開。
その後もトマと山本大を先頭にスピードアップを図り、集団の人数を減らしていった。
10数名ほどとなった集団から、最終周に向けて抜け出したのが4名。
KINAN Racing Teamからはトマと山本大、そこにリーダージャージを着用中の小林海選手とレオネルキンテロ選手のマトリックスパワータグ勢が加わる。
最終周回に入って、一時はトマと小林選手の2名が先行。
ここでの一騎打ち勝負になるかと思われたが、タイミングを見計らった山本大が再合流。
2対1と数的優位となったKINAN Racing Teamは最後の勝負を山本大のスプリントに託した。
小林選手の背後から上りスプリントに挑んだ山本大。
両者ほぼ同時にフィニッシュラインを通過。
直後に山本大がガッツポーズで勝利を示し、写真判定でも0.001秒差での勝利が確定した。
最終局面でアシストに回ったトマも3位。
チームとしてワン・スリーフィニッシュとした。

次戦は翌7月18日、初開催となる古殿ロードレースに参戦する。
石川サイクルロードレース(95.2km)結果
1 山本大喜(KINAN Racing Team)+2時間19分3秒
2 小林海(マトリックスパワータグ)+0秒
3 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+6秒
4 安原大貴(マトリックスパワータグ)+46秒
5 入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)+54秒
6 レオネル キンテロ(マトリックスパワータグ)+1分4秒
20 小出樹(KINAN Racing Team)+3分32秒
FAD 花田聖誠(KINAN Racing Team)
DNF 仮屋和駿(KINAN Racing Team)
DNF 新城雄大(KINAN Racing Team)
・選手コメント
山本大喜
「距離が短縮されたことによって、チームにとって不利になるのではと心配していたが、チームとして動いて勝利できた。ラスト2周で他チームがコントロールしたい動きを見せていたが、そのままだと集団スプリントに持ち込まれてしまうので、みんなに協力してペースを上げてもらった。今回はトマと自分が残ったが、他のメンバーが動いてくれたことによって良い展開に持ち込めた。

ここまでJBCFではここまでマリノさんがたくさん勝っていて、ずば抜けた力を持ってるのはみんなが分かっている中で力勝負で勝ちたいと思っていた。勝ててよかった。」
Photo, Text: Midori SHIMIZU
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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