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KINAN RACING

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トマ&山本大喜ワン・ツー! 古殿ロードレース レポート

福島3連戦はワン・ツーフィニッシュ締め!
トマ・ルバと山本大喜のコンビネーションでレース掌握
●古殿ロードレース(Jプロツアー)
7月18日(月・祝)
福島県石川郡古殿町内特設コース(S/F越代の桜)
12.2km×9周=109.8km

・出場選手
小出樹
仮屋和駿
花田聖誠
山本大喜
トマ・ルバ
新城雄大
ロードレースの国内リーグ「Jプロツアー」福島シリーズ最終日の7月18日、福島県石川郡古殿町において古殿ロードレースが開催。6選手が参戦したKINAN Racing Teamは、トマ・ルバが独走し優勝、山本大喜が2位に入り、ワン・ツーフィニッシュを果たした。
このリーグを統括する一般社団法人全日本実業団自転車連盟(JBCF)と一般社団法人ジャパンサイクルリーグ(JCL)は、トップリーグ一本化へ向けた取り組みの一貫として、リーグの垣根を越えてのチーム参戦を行なっている。
福島シリーズの最終日である18日は、JBCFのレースとしては初開催となる古殿ロードレース。
多くの選手から上りと下りしかないコースと表現されるレイアウトは、サバイバルなレースとなることを予感させた。

KINAN Racing Teamからは前日の石川サイクルロードレースで優勝した山本大、3位入賞のトマに加えて、小出樹、仮屋和駿、花田聖誠、新城雄大がエントリー。
1周12.2kmを9周する109.8kmのレースに挑んだ。
序盤にアタックを試みる動きが生まれ、何度目かのタイミングで仮屋が数名での抜け出しに成功。
その後人数を減らし、一時は一人で抜け出す形になる。
マトリックスパワータグのコントロールにより集団に戻ることにはなるが、この動きで集団が活性化し、多くの選手が後方へと下がっていく。
消耗戦となる中でも、KINAN勢はチームでまとまり次の展開に備えた。

大きな動きはレースの折り返しである5周回目。ペースアップにより集団が崩壊し、10名ほどの先頭グループが形勢。
ここに山本大とトマが入る。
この頃、急な天気雨が降り、コンディションは過酷さを増した。
その後の展開で先頭グループは山本大とトマ、小林海選手(マトリックスパワータグ)の3人に絞り込まれる。
そして、最終周回を目前にしてトマがアタック。
しばし小林選手が食らいついたが、徐々にタイム差を広げて独走状態へ。
最終的に、2位以下に1分以上のタイム差をつけて単独でホームストレートへとやってきた。
最後は両手を広げてゴールラインを通過した。
小林選手の動きをチェックするなどトマの独走をアシストした山本大も、最後には競り勝って2位を確保。
最終完走率10%以下のサバイバルレースをワン・ツーフィニッシュで終えた。
また福島シリーズ3日間を通じた総合表彰でも、トマが1位、山本大が2位とした。
次のチーム活動は7月30日、KINAN Racing Teamがホストを務めるKINAN AACA CUP round5を予定している。
古殿ロードレース(109.8km)結果
1 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)3時間14分48秒
2 山本大喜(KINAN Racing Team)+1分29秒

3 小林海(マトリックスパワータグ)+1分35秒
4 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)+6分14秒
5 ホセ ビセンテ トリビオ(マトリックスパワータグ)+6分22秒
6 白川幸希(CIEL BLEU KANOYA)+7分
DNF 新城雄大(KINAN Racing Team)
DNF 仮屋和駿(KINAN Racing Team)
DNF 花田聖誠(KINAN Racing Team)
DNF 小出樹(KINAN Racing Team)
・選手コメント
トマ・ルバ
「先週の広島ではゲンキと私、昨日はマサキで今日は私、すべてのチームメイトのとても良いチームワークで勝つことができた。今日のコースは1mもフラット区間がないと言えるほどで、上りがハード。私にとっては非常に得意とするコースだった。また、このようなレースをしたい。」
山本大喜
「最終局面では選手をふるいにかけたく、いったん後続選手を待った後にアタックをして引き離した。

力勝負で最終的には3人になって、KINANの数的有利を活かした勝負をした。マリノさんのアタックに対してトマさんが淡々と引いてくれて、さらにアタックしてくれた。なおかつ逃げきってくれたので最高の展開だった」
仮屋和駿
「集団を活性化させるための動きをした。集団に戻った後にさらなる動きが必要だったのではというアドバイスもあり、完璧な動きとは言えなかったが、まずは行動に移せたことは良かったように思う」
Photo, Text: Midori SHIMIZU
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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