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KINAN RACING

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ニュージーランド・サイクルクラシック第2ステージ レポート

スプリントフィニッシュのニュージーランド第2ステージ
加入2レース目の孫崎大樹が4位で残りステージへ手ごたえ
●ニュージーランド・サイクルクラシック(UCIオセアニアツアー2.2)
第2ステージ 1月12日(木)
マスタートン-マーティンバラ 127.3km

・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
トマ・ルバ
新城雄大
KINAN Racing Teamが出場中のニュージーランド・サイクルクラシックは、第2ステージ。
今大会最初の平坦ステージで、セオリー通りのスプリント勝負。
ここに孫崎大樹がトライして4位でフィニッシュ。ステージ表彰台まであと一歩に迫った。
個人総合ではライアン・カバナが2位をキープし、次のステージへと進めている。
嵐に見舞われ距離短縮となった第1ステージに続き、この日も雨が残る中でのレーススタートに。
悪天候の中で2位に入ったライアンが個人総合でも同位置につけ、この日は繰り上げでポイント賞のグリーンジャージを着用して走る。
第2ステージは前日と同じくマスタートンをスタートし、南西に位置するマーティンバラにフィニッシュする127.3km。
70km過ぎでマーティンバラの中心部に入ると、そこから7.1kmの周回コースを9周。
主だって目立つアップダウンがないことから、スプリントでのステージ優勝争いが予想された。
しばしのニュートラル区間を経てリアルスタートが切られると、散発的に飛び出す選手が現れるが、すぐにリーダーチームのボルトンエクイティース・ブラックスポークプロサイクリングが集団コントロールを開始し、前とのタイム差を調整しながら進行。
ライアンを個人総合2位に据えるKINANメンバーもブラックスポーク勢の後ろを確保し、安全に残り距離を減らしていった。
ワンウェイ区間を終えてマーティンバラの周回コースに入る頃には先頭は3人で、メイン集団が2分以内にタイム差をとどめてコントロール。
周回を減らすごとにその差は縮小し、残り3周となったところでその差は数十秒。
次の周回で逃げメンバーを吸収し、一団のまま最後の1周回を迎えた。
常に前方をキープしてきたKINANメンバーも、スプリントへ向けて位置取りを本格化。
最終局面へ向けては新城雄大の牽引で前線へと押し上げて、最終コーナーを抜けたところで孫崎が6番手を確保。

フィニッシュへ向かう約700mの直線で集団が一気に加速すると、そのままスプリント勝負へ。
好位置をキープした孫崎も優勝争いに加わり、上位陣が横並びでフィニッシュラインを通過。
タイヤ1本分ほどの差でトップは獲れなかったものの、2位・3位選手と僅差の4位。
前日2位のライアンに続き、今度はスプリント戦線でもKINAN勢が存在感を示した。
他のメンバーもフィニッシュへと続き、ステージを完了。安全に走り切ったライアンは個人総合2位をキープしている。

翌13日に行われる第3ステージが、今大会で最重要な1日に。
名物のアドミラル・ヒルの頂上に設けられるフィニッシュラインへ向けて、登坂力のある選手たちによる力比べ。
この丘で個人総合成績の行方が見えてくる。
ここまでの2日間快調にレースを進めてきたKINAN Racing Teamにとっても、上位進出に向けた大事なステージとなる。
ニュージーランド・サイクルクラシック 第2ステージ(127.3km)結果
1 キアーン・ワッツ(ニュージーランドナショナルチーム)3時間3分38秒
2 マシュー・ライス(オーストラリア、CCACHE x Par Küp)+0秒
3 ルーク・マグウェイ(ニュージーランド、ボルトンエクイティース・ブラックスポークプロサイクリング)
4 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
5 ブレント・リース(オーストラリア、Tandem Co Pro Cycling)
6 ニック・ケルゴゾウ(オーストラリア、CCACHE x Par Küp)
54 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
57 山本元喜(KINAN Racing Team)
60 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
62 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)
74 新城雄大(KINAN Racing Team)+32秒


・個人総合時間
1 ジェームス・オラム(ニュージーランド、ボルトンエクイティース・ブラックスポークプロサイクリング)5時間50分15秒
2 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+4秒
3 アレクサンダー・ホワイト(ニュージーランドナショナルチーム)+6秒
4 ベン・オリバー(ニュージーランド、MitoQ - NZ Cycling Project)+10秒
5 ジェームス・ハーヴェイ(ニュージーランドナショナルチーム)+15秒
6 ルーク・マグウェイ(ニュージーランド、ボルトンエクイティース・ブラックスポークプロサイクリング)+20秒
19 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+32秒
47 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
54 山本元喜(KINAN Racing Team)+59秒
57 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+1分16秒
59 新城雄大(KINAN Racing Team)+1分54秒


・ポイント賞
7 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)8pts
10 孫崎大樹(KINAN Racing Team)4pts


・チーム総合
1 ニュージーランドナショナルチーム 17時間31分42秒
4 KINAN Racing Team +26秒
●選手コメント
孫崎大樹
「レースをコントロールしていたブラックスポークの後ろをキープしながら、周回に入ってからはみんなが僕のためにポジションを作ってくれた。トップ3に入れなかったのは自分の力不足だったけど、最後の1周はトマと(新城)雄大さんが近くにいてくれて、個人的にマークしていた選手のところまで引き上げてもらえたので、良い形でスプリントにトライできた。

今まではチームメートのためにリードアウトする役目が多く、自分のために引き上げてもらうことは久しぶり。ただ、信頼して先導を任せられるので、久々という感じがしない(笑)。新しいチームでの役割はプレッシャーでもあり、それが心地よくもあったりするので、これからもっと強い気持ちで戦えると思う。

今大会でのスプリントチャンスはあと2回あるので、今日の良い感触を大事にしながら、最後に自分が決められるようにコンディションを上げて残りステージに臨みたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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