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KINAN RACING

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iRC Tire Presents KINAN AACA CUP 2023 第1戦 レポート

2023年のKINAN AACA CUP開幕
シリーズ屈指のスプリンター川崎嘉久選手がオープニングウィン
東海地区のロードレースシリーズ「iRC Tire Presents KINAN AACA CUP」の2023年シーズン第1戦が2月12日、岐阜県海津市・国営木曽三川公園 長良川サービスセンター特設コースにて開催された。
102kmで行われたメインイベントの1-1カテゴリーでは川崎嘉久選手(Nerebani)が集団スプリントを制している。
東海地方を転戦する本シリーズは4つのカテゴリーとキッズカテゴリーのレースで構成される。
今回、用意された舞台は周長5.1kmの長良川サービスセンター特設コース。
例年寒さの厳しい2月の長良川だが、今回は比較的暖かい気温の中でレースは行われた。
1-1カテゴリーにてホストを務めるKINAN Racing Teamからは、新城雄大、山本元喜、花田聖誠、トマ・ルバ、そして新加入となる孫崎大樹、宮崎泰史、白川幸希、津田悠義を加えた8選手が参加。
さらに、レバンテフジ静岡や、群馬グリフィンなど国内有力チームを含めた総勢62名もの選手がエントリーした。

今シーズンもMC YKO(丸山由紀夫)さんのコールで選手たちはスタートラインへ。
ほどなくして、ニュートラル走行を終えた選手たちが駆け出した。
1周目から仕掛け合いが続き、ハイペースで周回を減らしていく。風が緩やかなためか、飛び出しは頻発するものの、いずれも決定打には至らないままレースは半分が過ぎようとした。
すると10周回目前、KINAN Racing Teamの山本、夏目天斗選手(レバンテフジ静岡)が抜け出しに成功。
2名はこのままローテーションを回し、集団から15秒先行する。
2回目の周回賞争いを山本が獲得するが、その後は協調体制を築く。
しかし、このランデブーは続かず、11周目に集団が差を詰めると2名を吸収。
さらに、カウンターアタックが発生すると集団は一列棒状に。
この動きから、高梨万里王選手(レバンテ富士)、柚木伸元選手(朝明高校)、川崎嘉久選手(Nerebani)、小村悠樹選手(TEAM EURASIA IRC)、榊原喬大選手(mkw)、安川尚吾選手(ORCA CYCLING TEAM)、KINAN Racing Teamから新城、津田、宮﨑、トマの10名が抜け出すと、集団から20秒差をつけて脚を回す。
残り2周を残してなお、先頭グループがリードするが、またしてもメイン集団がこれを阻む。
渡瀬義雄選手(群馬グリフィン)がブリッジを試みると、集団の速度が上がる。
続いて、レバンテ富士勢らがペースアップを図ると、19周目には再び1つの集団に。

最終周、全ての動きをキャッチアップした集団ではスプリントの機運となる。
すると、この展開に強さを見せる川崎選手がすぐさま腰を上げ、最終コーナーを先頭で通過。
フィニッシュ目前で伸びた床井亮太選手(レバンテフジ静岡)が追い縋るも、川崎選手が粘りを見せて先着。
2022年のシーズンチャンピオンが幸先の良いスタートを遂げた。
このほか、恒例のキッズスクールではKINAN Racing Team選手らがスラロームコーンを用いたレッスンを行った。
子どもたちは選手のアドバイスに耳を傾けながら、バイクコントロールを高めた。
また、チームサプライヤーであるシリーズ協賛のiRC Tireさまほか、おなじみのFUSIONさま、アスリチューンさまがブースを出展。
また、シリーズ初戦を盛り上げるべく(株)フカヤさま、ヨネックスさまにも出店いただき、車体やコンポーネントの実機を紹介いただいた。

続く第2戦は3月4日、長良川サービスセンターでの開催が予定されている。
iRC Tire Presents KINAN AACA CUP 2023 第1戦 カテゴリー1-1 結果
1 川崎嘉久(Nerebani)
2 床井亮太
3 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
4 花田聖誠(KINAN Racing Team)
5 白川幸希(KINAN Racing Team)
次回チーム活動
2月13~19日 トレーニングキャンプ(和歌山県新宮市)
Report, Photos: Ryo KODAMA
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