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KINAN RACING

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富士クリテリウムチャンピオンシップ 決勝 レポート

富士クリテリウムチャンピオンシップ決勝は孫崎大樹9位
冷雨に多くの選手が苦しめられる過酷なレースに
●富士クリテリウムチャンピオンシップ 決勝
1.8km×30周=54km

・出場選手
孫崎大樹
山本元喜
宮崎泰史
畑中勇介

※新城雄大、津田悠義が交流戦に出走
静岡県富士市で開催されていた富士クリテリウムチャンピオンシップは大会2日目の3月5日に決勝レースが行われ、KINAN Racing Teamからは初日の予選を通過した4選手が出場。
レース進行とともに強まった雨の中で、孫崎大樹がチーム最上位の9位。
前半で決まった逃げに乗り込み、優勝争いを演じた。
富士市の中心部で舞台に開催された大会は、プロ・アマ・大学生が集まり「クリテリウム頂上決戦」をコンセプトに予選・決勝の2ラウンド方式でチャンピオンを決める。
コースは大通りを行き来する1.8kmの周回を使う。
4日に20周回・36kmによる予選を行い、全3組それぞれの25位までの選手が決勝へ。
6選手が出走したKINAN Racing Teamは、孫崎、山本元喜、宮崎泰史、畑中勇介の4人が決勝へと駒を進めた。
その決勝は30周回・54kmとレース距離が伸び、予選各組を勝ち上がった総勢75人で争われ、一層クリテリウムらしいハイスピードでレベルの高いバトルが期待できる格好に。
ただ、決勝当日は午後から雨が降り出し、スタート時間の午後1時45分頃には本降りに。
結局、レースの進行とともに雨脚が強まり、悪コンディションに大多数の選手が苦しめられることとなる。
そうして始まった決勝レースは、序盤からKINANメンバーが活発に動いていく。
山本、宮崎、畑中が入れ替わりで前をうかがい、集団からの飛び出しを狙っていく。
同様に多くのチームが仕掛け、序盤はアタックとキャッチの繰り返しになった。
出入りが続く流れに大きな変化が見られたのは、ちょうど中間の15周目。
3人が前に出たところへ孫崎がジョイン。さらに7人が追いつき、総勢11人の先頭グループを形成。
有力視されていたチームから確実にメンバーが送り込まれたことや、残ったKINANメンバーなどが集団のペースを意識的に下げたことから、孫崎らの先頭パックは一気にリードを広げる。
ときおり集団から単発で追走を試みる動きも見られたが追いつくことはできず、やがてタイム差は30秒以上に広がる。
レース後半に入っても、1周あたり2秒程度タイム差は拡大。
完全に前を行く11人が有利な展開となった。
先頭11人はレース終盤に入っても、先頭交代のローテーションを繰り返して快調にペースを維持。
そして、優勝をかけた駆け引きは残り2周から徐々に本格化の様相へ。
まず動いたのは、2選手を前に送り込んでいたチームブリヂストンサイクリング。
両選手が交互にアタックを繰り出すが、どれも決定打とはならない。

最終周回を知らせるジャンが鳴り、1つ目のヘアピンコーナーを過ぎたところで横塚浩平選手(VC FUKUOKA)がアタック。
あとの10人はこれを最後まで追い切れず、そのまま横塚選手が逃げ切り。
孫崎は最終的に9位でレースを終えた。
また、メイン集団は30秒以上開いてのフィニッシュとなり、残るKINANメンバー3人もこの中で走り終えた。

ほかに、この日は予選各組26位以下の選手たちによる交流戦も実施。
こちらは15周回・27kmで行われ、新城雄大と津田悠義が出走。
前半から攻撃的な走りで観衆を沸かせるなど、見せ場を作ってこのレースを走り終えている。
富士クリテリウムチャンピオンシップ 決勝(54km)結果
1 横塚浩平(VC FUKUOKA)1時間17分37秒
2 小泉響貴(明治大学)+1秒
3 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
4 兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)+2秒
5 五十嵐洸太(弱虫ペダルサイクリングチーム)
6 高本亮太(立命館大学)
9 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+4秒
39 畑中勇介(KINAN Racing Team)+35秒
61 山本元喜(KINAN Racing Team)+1分35秒
DNF 宮崎泰史(KINAN Racing Team)


富士クリテリウムチャンピオンシップ 交流戦(27km)結果
※KINAN Racing Team分
7 新城雄大(KINAN Racing Team)
20 津田悠義(KINAN Racing Team)
●選手コメント
孫崎大樹
「レースが進むにつれて、ヘアピンコーナーでたびたび集団が割れるようになっていたので、逃げグループが決まるのではと思って積極的に動いたらその読みが当たった。個人的に集団前方で走った方が楽なので、後ろに下がらないように心がけていたのも幸いした。最後の2周は寒さにやられてしまったが、レース展開自体は良かったし、それまでは脚もしっかり回せていたので、今日のような展開でも十分勝負できる手ごたえはつかんだ。

チームの選手層が厚く、頼もしいメンバーがそろっている。(自身が欠場した)鹿児島2連戦では津田が活躍してくれて、これから一緒に走るレースではとても良いチーム状態で勝負していけると思う。個人的にもスプリント・逃げ両面で戦っていける感触はあるので、これからのレースをとても楽しみに感じている。」
次回チーム活動:
3月12~16日 ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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