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KINAN RACING

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ツール・ド・台湾第2ステージ レポート

ツール・ド・台湾第2ステージ
今大会1つ目の山岳ステージは3選手がメイン集団フィニッシュ
●ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)
第2ステージ 3月13日(月)
桃園市 124.71km

・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
ライアン・カバナ
宮崎泰史
トマ・ルバ
KINAN Racing Teamが参加しているツール・ド・台湾は、3月13日に第2ステージが行われた。
今大会1つ目の山岳ステージで、終盤の激しい駆け引きの中で生き残った選手たちが集団フィニッシュ。
KINANメンバーではトマ・ルバが6位。ドリュー・モレとライアン・カバナもメイン集団で走り終えた。
前日に台北で幕を開けた大会は、この日から徐々に南へ向かって進んでいく。
第2ステージは、台北から西に位置する桃園市が舞台。
124.71kmに設定されるレースは、中盤以降上り基調に。
特に最後の約30kmは2級2つ、1級1つのカテゴリー山岳が連続。総合成績にもかかわる大事な1日になる。
KINAN Racing Teamは第1ステージでドリューが長い時間逃げて、合計6秒のボーナスタイムを獲得。
宮崎泰史も2秒ボーナスを得て、それぞれ個人総合3位、8位とまずまずのポジション。
ここからさらに上位をうかがっていく。
前日より10度近く低い気温の中で迎えたレースは、序盤から逃げ狙いのアタックの応酬。
ドリューらもこの中に加わり、流れを引き寄せようと試みる。
この状況が40kmほど続き、3人の逃げが決まったのはフィニッシュまで80kmを残したタイミングだった。
KINANメンバーはメイン集団で待機。1つ目の2級山岳へ上り始めたところで、先頭3人とのタイム差は3分。
ヨーロッパ勢が集団のペースをコントロールしながら進んでいく。

本格的な登坂が進むにつれ、先頭の人数が絞られていき、やがて1人に。
メイン集団もペースが上がり、勝負どころとなる1級山岳でその差は1分40秒。
そして、フィニッシュまで4kmを切ったのを機に集団ではアタックがかかり始めると、さらに1kmほど進んだところで先頭ライダーを吸収した。

この時点で集団が大きいことも関係して、急坂区間で攻撃に打って出る選手が次々と現れたものの、いずれも決定打には至らず。
ステージ優勝争いは上り基調での集団スプリントになった。
時間とともに雨と風が強まった山頂のフィニッシュには45人がなだれ込んだ。
KINAN Racing Teamは、トマがチーム最上位の6位。
ステージ優勝のライダーとは3秒差で走り終えた。また、同グループにドリューとライアンも入り、宮崎と最終盤で他選手との接触が影響した孫崎は遅れてステージを完了させた。

これらの結果から、個人総合ではドリューが4位。
前日から1つランクを下げたものの、トップとは9秒差で十分に射程圏に捉えている。
トマ、ライアンも総合タイム差15秒で続いている。
13日に実施の第3ステージは、台湾中部を進む154.5kmのレース。
中盤に1級山岳がそびえるが、それ以外は大きな高低に変化が少なく、集団スプリントになることが多い。
KINAN Racing Teamも孫崎を軸としたスピード重視のチームオーダーでステージ優勝を狙っていく。
ツール・ド・台湾 第2ステージ(124.71km)結果
1 ジョルディ・ロペス(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)2時間52分16秒
2 レイモンド・クレダー(オランダ、JCL TEAM UKYO)+0秒
3 ベンジャミ・プラデス(スペイン、JCL TEAM UKYO)
4 ジェロエン・メイヤース(オランダ、トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム)
5 ジャコモ・バッラビオ(イタリア、Global 6 Cycling)+3秒
6 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
26 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)
39 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
69 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+2分15秒
70 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+2分25秒


・個人総合時間
1 レイモンド・クレダー(オランダ、JCL TEAM UKYO)4時間39分45秒
2 ジョルディ・ロペス(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)+2秒
3 ベンジャミ・プラデス(スペイン、JCL TEAM UKYO)+8秒
4 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+9秒
5 ジェロエン・メイヤース(オランダ、トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム)+11秒
6 フィリッポ・リドルフォ(イタリア、チーム ノボノルディスク)
25 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+15秒
40 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)
69 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+2分25秒
70 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+2分37秒


・ポイント賞
6 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)10pts
21 宮崎泰史(KINAN Racing Team)3pts
24 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)1pts


・山岳賞
10 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)4pts

・チーム総合
1 JCL TEAM UKYO 13時間59分54秒
7 KINAN Racing Team +6秒
●選手コメント
トマ・ルバ
「個人的には満足できるレースではなかった。上りは耐えるばかりで、過去にこのコースを走った経験でカバーした。最後の1kmは難しく、危険な箇所もあるので、集団の良いポジションに位置することを心掛けた。トップ10入りが救いで、明日はもっと良い走りができると思いたい。

毎ステージがハードなので、戦術の組み立てが難しいレースという印象。どれだけチャンスを呼び込めるかはトライしてみないと分からない。KINAN Racing Teamが上位入りすることは可能だと思っているので、残りのステージをしっかり走っていきたい。」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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