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KINAN RACING

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袋井・掛川ロードレースDay-2 レポート

相次ぐトラブルに泣いた袋井・掛川ロードレースDay-2
津田がネクストリーダージャージを守って次へつなぐ
●袋井・掛川ロードレースDay-2(Jプロツアー)
6km×22周回=132km
静岡県袋井市 小笠山総合運動公園エコパ 特設コース

・出場選手
白川幸希
新城雄大
津田悠義
畑中勇介
3月26日、第1回袋井・掛川ロードレースDay-2が静岡県袋井市にて開催された。
KINAN Racing Teamからは前日のDay-1に引き続き4名が出場。
勝負どころでトラブルに泣かされる展開となったものの、最後までメイン集団に残った津田悠義がKINAN勢最上位の11位でレース完了している。
国内のロードレースシリーズのひとつであるJプロツアーは、第3戦となる袋井・掛川ロードレース2連戦の最終日。
KINAN Racing Teamからは前日と同じラインナップの白川幸希、新城雄大、津田、畑中勇介の4名で挑んだ。
この日は前日から倍以上のレース距離となる、6kmコースを22周する132kmで競われた。
他カテゴリーのレース中には横から吹き付けるような強風が吹いたが、メインレースであるPカテゴリが始まる頃には落ち着き、雨を残すのみとなった。

スタート後ほどなくして9名の逃げグループが形成され、ここに新城が乗る。
各チームの有力選手が乗った逃げは強力で、KINAN Racing Teamとしても幸先の良い展開に思われた。
徐々にタイム差を広げる逃げ集団だったが、新城がパンクによりドロップ。
メイン集団に戻り、仕切り直しに。
ライバルチームの多くが先頭グループにメンバーを送り込んでいる状況で、メイン集団内では前を追うムードがなかなか高まらない。
レース中盤からは、この状況を打開するべく、KINANメンバー4人が中心となってメイン集団のペーシングを担う。
一時は他チームの協力を得られた時間帯があったものの、サバイバル化した展開に多くの選手が集団から遅れていく流れに。
なんとか先頭グループとのタイム差を縮めるべく懸命に動いたものの、白川、畑中と相次いでトラブルに見舞われ、23歳未満対象のシリーズリーダー「ネクストリーダージャージ」を着用する津田を集団に残すのが精いっぱい。
結局、レース序盤からの先頭グループが逃げ切りを決め、途中でパンクに見舞われながらも上位争いに踏みとどまった津田が11位でのフィニッシュとなった。
これらの結果から、津田はネクストリーダージャージのキープには成功。
シリーズ個人ランキングでも3位につけ、次戦以降での再浮上を目指す。
今節は同日開催の栃木2連戦にも選手を送り込み、2部隊でのレース活動を実施。
戦力に自信をもって送り込んだものの、悪天候も含め激しい展開に悔いが残る場面も否めなかった。
ここからの巻き返しを各選手が誓い、今後のチーム活動へとぶつけていく。
袋井・掛川ロードレースDay-2(132km)結果
1 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)3時間21分41秒
2 入部正太朗(シマノレーシング)+0秒
3 小林海(マトリックスパワータグ)
4 五十嵐洸太(弱虫ペダルサイクリングチーム)+2秒
5 天野壮悠(シマノレーシング)+7秒
6 岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)+17秒
11 津田悠義(KINAN Racing Team)+20秒
29 新城雄大(KINAN Racing Team)+4分20秒
DNF 畑中勇介(KINAN Racing Team)
DNF 白川幸希(KINAN Racing Team)
●選手コメント
津田悠義
「(新城)雄大さんが強力な逃げに乗ってくれて、ミーティングプラン通りの入りができた。パンクによって、引いて追いつくしか無くなってしまったが白川さんを中心に引いてくれた。

(逃げ集団との差が)40秒まで縮まっていよいよというところで、メカトラ・パンクと立て続けに起こってしまった。しかし、トラブルがあった中でもKINANとして何ができるか、コミュニケーションをとりながらやれることはやった。

この上ないことをしてもらい、自分ができることは少しでも上の順位でフィニッシュすることだったが、思うようにいかなかった。せめて集団の頭をとりたかったが、パンクのタイミングでの加速もあり難しかった。

トラブルが悔やまれる悔しいレースだったが、これも含めてレースなので、反省として活かして次は勝てるように皆でがんばっていきたい。」
畑中勇介
「トラブルが起きてしまって、またトラブルが起きて…これが自転車レース。

130kmのロードレースの1分半の差は、通常はなんてことのないもの。そこから共闘できるチームを探してチェスのように組み立てていくもので、今日も津田が集団後方まで確認しに行ってくれたが、「対象者いません!」の事態が起きた。

トラブルも多く、目まぐるしく変わる展開のなかでどう戻すかがロードレース。勝ったチームとは共闘した瞬間があって、その時に休むことができていた。自分のチームでも同じことができかけていたが、ついていない部分もあったし、あとは最後は力の差。勝ったチームは流石やなと思う。」
次回チーム活動:
4月9日 チャレンジサイクルロードレース(静岡県・日本サイクルスポーツセンター)
Photo, Text: Midori SHIMIZU
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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