Loading...

KINAN RACING

NEWSNEWS

マイナビ ツール・ド・九州2023 小倉城クリテリウム レポート

マイナビ ツール・ド・九州2023が開幕
小倉城でのクリテリウムで孫崎大樹がスプリント賞を獲得
●マイナビ ツール・ド・九州2023
10月6日
小倉城クリテリウム
1.79km×25周=44km

・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
新城雄大
畑中勇介
九州では初めてのUCI(国際自転車競技連合)公認の国際ステージレース(2.1カテゴリー)である「ツール・ド・九州(大会正式名称:マイナビ ツール・ド・九州2023)」が10月6日に開幕。
4日間・総距離426kmの戦いが幕を開けた。
大会初日のこの日は、福岡・小倉城の外郭をめぐるクリテリウムを実施。
6選手が挑んだKINAN Racing Teamは、孫崎大樹がレース途中の周回賞を1位通過しスプリント賞を獲得。
チームとして幸先の良いスタートを切った。
この大会は、近年九州地域を襲った震災や水害などの自然災害からの復興をテーマとし、同地域が活力を世界にアピールする機会として創設。
長く継続していくことを目指し、第1回大会の今回が大きな意味合いを持つ。
開催地となるのは福岡・熊本・大分の3県。
各県の見どころをめぐりながら、熱戦が展開される。
その皮切りとなったのが、小倉城を見ながらのクリテリウム。
城を囲う濠に沿って進みつつ、周回途中には北九州市の大通り・清張通りを進行。
1周あたり1.79kmに設定され、直線とコーナーとを繰り返し迎えるテクニカルなルートとなっている。
KINAN Racing Teamは今大会を孫崎のほか、ドリュー・モレ、山本元喜、ライアン・カバナ、新城雄大、畑中勇介の6選手で戦う。
前週の大分2連戦で好走した選手たちに畑中が加わる形になり、戦力に厚みを増して4日間の戦いに向かう。
その姿勢を表すように、KINANメンバーが序盤から積極的に動いていく。
スタート直後から山本や新城が前方をうかがい、ときおり先頭に立つ場面も。
リードを得るところまでは至らずも、レース全体を活性化するのに十分なアクション。
こうした状況から、10周目に設定されたこのレース2回目のスプリント周回で孫崎が仕掛ける。
プロトンの流れをかいくぐっての飛び出しは、後続に十分な差をつけての1位通過。
これでスプリント賞獲得が決まった。
中盤以降はスプリント力に自信を持つチームが主にレースをコントロール。
数チームが入れ替わって先導する中、KINANメンバーも前方をキープ。
フィニッシュでのスプリントチャンスをうかがう孫崎も徐々にポジションを上げて、勝負どころに備えた。
周回を経るにつれてスピードが上がる集団。
自然と隊列は縦長になって、前線を行く選手たちによる勝負となっていく。
10番手前後に位置した孫崎は最終周回も前線をキープし、上位陣と一緒にフィニッシュへ。
最後はセーフティーに終えることを選択し、11位でレースを完了。

その他のKINANメンバーも安全重視での運行。トラブルなく大会初日を終えた。
レース後には、スプリント賞の表彰でポディウムに上がった孫崎。
小倉城に詰めかけた大観衆から活躍を祝福された。

大会は翌7日から総合争いをかけたステージレースがスタート。
第1ステージは福岡県を舞台に、北九州から大牟田までの144kmに設定される。
3カ所ある山岳区間が勝負を大きく分けるものと予想される。
マイナビ ツール・ド・九州2023 小倉城クリテリウム(44km)結果
1 兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)59分0秒
2 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)+0秒
3 エフゲニー・ギディッチ(アスタナ・カザクスタン チーム)
4 デグラン・トレザイス(ARAスキップ・キャピタル)
5 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)
6 ベンジャミ・プラデス・レヴェルテ(JCL TEAM UKYO)
11 孫崎大樹(KINAN Racing Team) +3秒
60 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+23秒
68 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+40秒
71 新城雄大(KINAN Racing Team)+44秒
82 畑中勇介(KINAN Racing Team)+1分16秒
DNF 山本元喜(KINAN Racing Team)
●選手コメント
孫崎大樹
「いくつかの鋭角コーナーがテクニカルではあったが、全体的にスピードに乗りやすいコースだった。できるだけ前方をキープする中で、周回賞のチャンスがあれば獲りに行こうと思っていて、10周目にその機会がめぐってきた。

走りのフィーリングはとても良い。バイクと自分の体が一体化している感覚があって、攻めるべきところはしっかり攻めることができている。フィニッシュではスプリンターチームのスピードに上を行かれてしまったが、個人的には良いイメージでレースを終えられたことが一番大きい。

明日のコースはハードだけど、自分でも勝負はできると思う。今日得たスプリントの感覚を生かして上位を目指したい。個人的には九州はとても縁のある土地。大分で2シーズン過ごし、現在の都道府県登録は佐賀県。九州には応援してくださる方がたくさんいるので、それに応えられる大会にしたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
SHARE THIS:
  • FaceBook
  • Twitter
  • LINE