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KINAN RACING

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YMfg山口ながとクリテリウム レポート

山口2連戦初日・山口ながとクリテリウム
好感触で走り終えて翌日のロードレースにつなぐ
●YMfg山口ながとクリテリウム
11月4日
山口県長門市・白潟周辺
1.5km×35周回=52.5km

・出場選手
孫崎大樹
山本元喜
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
山口県を舞台とするUCI公認の国際レース2連戦が11月4日からスタート。
初日は長門市で「YMfg山口ながとクリテリウム」が行われ、KINAN Racing Teamから5選手が出走。
短時間のハイスピードバトルでは各選手が集団前方を確保しながらレースを進行。
この日チーム最上位となった孫崎大樹の7位をはじめ、全選手が上々の手ごたえを得て翌日のロードレースへとつないでいる。
シーズン終盤戦を彩る好レースとして定着する山口での2連戦。
このクリテリウムと、翌日に控える「YMfg秋吉台カルスト国際ロードレース」は今年からUCI(国際自転車競技連合)公認の国際レースに昇格。
昨年までは国内シリーズ戦として行われてきたが、今回からは海外からも有力チームが参戦し、しのぎを削る。
長門市の名所・青海島を望む白潟地区に設けられたクリテリウムコースは、1周1.5kmで、周回後半に連続コーナーと上り区間が待つテクニカルなルーティング。
美しい海岸線をプロトンが高速で駆け巡る様子がこのレースの目玉ともいえる。
KINAN Racing Teamは2日間通して、孫崎大樹、山本元喜、宮崎泰史、トマ・ルバ、新城雄大の5選手が出走。
今大会のメインでもあるロードレースを視野に入れつつ、クリテリウムでも上位入りを狙っていく。
その通りに、スタートから代わる代わる前線に顔を出したKINANメンバー。
リアルスタート直後から速いペースで進んだこともあり、なかなか集団から飛び出す選手が出ないものの、レースの流れに合わせながら好位置をキープする。
やがて、11周目に設けられた1回目のスプリントポイントを迎えると、孫崎がトップ通過を試みる。
ここは他選手の先着を許したが、良い流れでレース前半を進める。
中盤からは上り区間でのアタックが見られるようになり、ときおり数人のパックが先行する場面も。
山本、宮崎、トマ、新城と交代でチェックに動き、あわよくば逃げを打とうという構え。
結局終盤まで集団が大きく崩れることはなく、スプリントでの決着が濃厚となった。
最終盤では、宮崎や新城が孫崎をケアしながらフィニッシュに向けた流れを構築。
スプリント狙いのチームが主導権争いを進める中へ割って入ろうかという勢いで残り周回を進める。
そうして迎えた最終周回では、上り区間を前にロングスパートを仕掛けたバス・ファンベル選手(WPGA)をスプリンターたちが追う形になり、孫崎も加わる。
最後はファンベル選手が逃げ切った後ろで7位でのフィニッシュ。
その他メンバーもトラブルなく走り終えて、2連戦の初日を終えている。

5日に行われるYMfg秋吉台カルスト国際ロードレースは、その名の通り日本最大のカルスト台地・秋吉台を駆ける124.4kmの戦い。
周回の後半には急坂区間がそびえ、選手たちの力が問われるポイントに。
例年、レースを決定づける区間にもなっており、登坂力を発揮した選手がタイトルを獲得している。
KINAN Racing Teamはもとより、出場チームの多くがロードレースに照準を定めており、レベルの高いレースになることは間違いない。
YMfg山口ながとクリテリウム(52.5km)結果
1 バス・ファンベル(WPGA)1時間8分25秒
2 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)+0秒
3 キム・ユーロ(LXサイクリングチーム)
4 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)
5 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO)
6 山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)
7 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
31 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+8秒
35 新城雄大(KINAN Racing Team)+11秒
39 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+15秒
DNF 山本元喜(KINAN Racing Team)
●選手コメント
宮崎泰史
「基本的には孫崎さんを前に送り出す役割だったが、個人的には明日のロードレースに向けて感触を確かめたいとも思っていた。実際に走ってみて感触は良くて、心拍も上げられた。レース内容的には、孫崎さんをもう少しうまく引き上げたかったというところが反省点。ただ、速いペースの中でしっかり体を動かせたことは明日につながると思う。

秋吉台のロードコースは、2年前に2位に入っている。当時と今回とでコースが少し異なっているけど、個人としてもチームとしても十分にチャンスはある。みんなで一丸となって一番を狙っていきたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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