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KINAN RACING

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孫崎大樹優勝 iRC Tire Presents KINAN AACA CUP 2023第9戦 1-1カテゴリーレポート

KINAN AACA CUP第9戦は孫崎大樹が逃げ切り勝ち
来季を見据えた選手たちの奮闘が随所で見られる
東海地区のロードレースシリーズ「iRC Tire Presents KINAN AACA CUP」の2023年シーズン第9戦が11月18日、岐阜県海津市・国営木曽三川公園 長良川サービスセンター特設コースにて開催。
5.1km×20周の102kmで行われた1-1カテゴリーでは、レース半ばから先行した5人が逃げ切り、最後は孫崎大樹がスプリントで勝利をつかんだ。
本シリーズは4つのカテゴリーとキッズカテゴリーのレースで構成され、ステップアップ方式で競技力を向上できるイベントとなっている。
最上級カテゴリーである1-1クラスにはKINAN Racing Teamより孫崎大樹、宮崎泰史、新城雄大、津田悠義の4名が参戦。
今回はコースレイアウトに変更がなされ、四つ角のシンプルな周回が採用。
コーナー数の少ないスピードレースへ挑んだ。

リアルスタート後から早速、孫崎ら数名の選手たちが飛び出していく。
iRCファーストラップ賞を争った後もなお、先頭はハイペースで突き進む。
やがて5名の選手がまとまると、早くも逃げ集団が形成された。
国内プロチーム選手も含んだ強力なメンバーは快調にタイム差を拡大し、最大タイム差45秒をつくり出す。
逃げ切りも十分考えられたが、5周目にしてタイムギャップは徐々に収縮。
メイン集団も本格的な追走を開始しだした。新城、宮﨑らも先頭で牽引を繰り返し、ペースアップを図る。
この追い上げでメイン集団はいくつかに分断しながらも、先頭集団に大きく接近した。
さらに残り50km地点を過ぎると、新城を含む3名が先頭に合流。
さらにメンバーが絞られて、孫崎、新城、高木英行選手(Kuil Groenoord Cycling Team NWVG)、阿曽圭佑選手(ヴィクトワール広島)、井村海斗選手(ボンシャンスACA)と5名の先頭集団が再形成された。
後続では宮﨑や有力選手たちが小集団をまとめつつ追い上げたが、先頭には届かない。
結局、最終決着も先頭メンバー5名に委ねられた。
大きな動きがないままレースは残り5kmを迎える。
まず動いたのは阿曽選手。するとすかさず孫崎が後をつけ、アタックを許さない。
さらに折り返し地点に差し掛かると新城が抜け出しを図る。
これには集団もじわりと距離を詰めて吸収。ラスト1kmを切ると、再び新城が腰を上げてロングスパート。これを口火にスプリントへなだれ込む。
最終コーナー先頭を孫崎が獲得すると、そのまま短い直線へ。
ハイスピードを維持し、迫る高木選手を抑えての勝利。長旅を得意の展開でまとめ上げた。
また、併催されたキッズスクールではKINAN Racing Teamの選手らがスプリントトレーニングをレクチャー。
孫崎を主体に体幹を活かしたペダリングを指導。キッズレースでは力強くスプリントする子どもたちの姿が見られた。
このほか、チームサプライヤーであるシリーズ協賛のiRC Tireさま、FUSIONさまに出展いただいた。
選手たちが実際に扱う製品を参加者の皆様にも手に取っていただける機会となった。
同シリーズは残り1戦。最終の第10戦は12月9日に行われ、引き続きKINAN Racing Teamがホストを務める。
Text, Photo: Ryo KODAMA
Edit: Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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