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KINAN RACING

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ニュージーランド サイクルクラシック 第1ステージ レポート

ニュージーランド サイクルクラシックで2024年シーズンが幕開け
パンクを乗り切って残りステージで勝負へ
●ニュージーランド サイクルクラシック(UCIオセアニアツアー2.2)
第1ステージ 1月10日(水)
マスタートン-アルフレッドトン-マスタートン 158.1km

・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
ライアン・カバナ
宮崎泰史
新城雄大
KINAN Racing Teamの2024年シーズンが幕開け。
昨年に続き初戦は南半球・ニュージーランドの伝統レース「ニュージーランド サイクルクラシック」(UCIオセアニアツアー2.2)。
158.1kmを走った第1ステージでは、途中KINANメンバーが集団コントロールを担う場面もあるなど、主導権争いに参戦。
数回のパンクトラブルがありながらも自力で前線復帰を果たして、次のステージ以降へつないだ。
今年で37回目を迎えた大会には、地元ニュージーランド勢を中心に、隣国オーストラリア、アメリカ、オランダと各大陸からもエントリー。
KINAN Racing Teamは2年連続4回目の招待を受けた。
これまで、世界トップクラスのライダーを輩出したこともあるなど、オセアニアの主要レースのひとつに数えられるとともに、同国においてはもっとも格式のあるレースとして名高い。

主な舞台は首都ウェリントンから北東へ約100kmの街・マスタートン。
第4ステージまでは同地をスタートし、周辺都市をめぐるコースがとられる。
最終の第5ステージはウェリントンへと移って、市街地クリテリウムが待つ。
皮切りとなる第1ステージは、マスタートンを出発後北東へと針路をとり、アルフレッドトンを基点とするサーキットを2周。
スタートから40kmほどでこの周回を迎え、途中にはスプリントポイントと山岳ポイントがそれぞれ2回ずつ。
その後はマスタートンまでの復路に入って、最後は約1.5kmの登坂。
フィニッシュに向けては上りスプリントが予想されるほか、コース全体として起伏の多いレイアウトで、大会初日から総合力が試される。

昨年に続いてのニュージーランドでのシーズン開幕となるKINAN Racing Team。
孫崎大樹、ドリュー・モレ、山本元喜、ライアン・カバナ、宮崎泰史、新城雄大の6選手で挑む。
レースは序盤からアタックとキャッチを繰り返す出入りの激しい展開。
このレースの特徴ともいえる流れにKINANメンバーも果敢に挑んでいく。
決定打が出ないまま進んでいき、やがてアルフレッドトンの周回コースへ。
状況が落ち着いたのは、45kmほどを過ぎたタイミング。
地元ライダーを中心とした4人が先行すると、2分から3分の差で集団が続いた。
メイン集団待機のKINAN勢は、徐々にポジションを挙げてペーシングを試みる。
宮崎が主に牽引役になって先行ライダーとの差を縮めていく。
やがて他チームからもアシスト選手が加わり、追い上げムードが高まる。
逃げ続けた4人の粘りに遭いつつも、フィニッシュまで20kmを切ったところで吸収。
そこからは上りスプリントに向けてチーム単位での動きが活性化した。
結果的にニュージーランド勢が上位を押さえたものの、KINAN勢もパンクトラブルがありながらも各選手が集団へと戻って前方が見える位置でフィニッシュ。
狙いどころが続く第2ステージ以降の走りへとつないでいる。
その第2ステージは、マスタートンからマーティンバラまでの127.3km。
おおむね平坦なルートで、中間地点を迎えると同時にマーティンバラ市街地を基点とする周回コースへ。
鋭角コーナーが連続するテクニカルなセッティングで、スプリントに向けた各チームのスピードや集団内でのポジション争いが見ものになる。
ニュージーランド サイクルクラシック 第1ステージ(158.1km)結果
1 アーロン・ゲイト(ニュージーランドナショナルチーム)3時間31分47秒
2 ベイリー・オドニール(ニュージーランド、オックスフォードエッジチーム)+1秒
3 ローガン・キュリー(ニュージーランドナショナルチーム)
4 ウィリアム・ヘッファーマン(オーストラリア、CCACHE x Par Küp)
5 キーガン・ホーンブロー(ニュージーランド、Couplands Booth’s Group)
6 ブレンドン・リム(オーストラリア、アメリカナショナルチーム)
22 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
34 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+10秒
44 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
58 山本元喜(KINAN Racing Team)
79 新城雄大(KINAN Racing Team)+46秒
87 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+2分1秒


・個人総合時間
1 アーロン・ゲイト(ニュージーランドナショナルチーム)3時間31分34秒
2 ベイリー・オドニール(ニュージーランド、オックスフォードエッジチーム)+6秒
3 ローガン・キュリー(ニュージーランドナショナルチーム)+10秒
4 ウィリアム・ヘッファーマン(オーストラリア、CCACHE x Par Küp)+14秒
5 キーガン・ホーンブロー(ニュージーランド、Couplands Booth’s Group)
6 ブレンドン・リム(オーストラリア、アメリカナショナルチーム)
22 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
35 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+23秒
45 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
58 山本元喜(KINAN Racing Team)
79 新城雄大(KINAN Racing Team)+59秒
87 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+2分14秒


・チーム総合
1 ニュージーランドナショナルチーム 10時間35分28秒
4 KINAN Racing Team +24秒
●選手コメント
ドリュー・モレ
「大人数が逃げグループを形成するような状況だけは避けたかった。結果的に先行したのが4人と少なかったのと、宮崎と(新城)雄大が素晴らしい働きで彼らを引き戻してくれたので、無事にフィニッシュへとたどり着けた。今大会は総合成績を意識しているので、(山頂フィニッシュの)第3ステージが重要になる。ただ、どのステージもトライはしていくつもり。

(オーストラリア選手権から中2日だが)少し疲れは感じたが、1ステージを走り終えて、明日からはコンディションが上がると思う。」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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