NEWS
KINAN Racing Team MIE junior定例報告【10月】
KINAN Racing Team MIE junior定例報告【10月】
同世代間での立ち位置を知り、1年後のリベンジを誓う
同世代間での立ち位置を知り、1年後のリベンジを誓う
弊チーム直属のアカデミー「KINAN Racing Team MIE junior(キナンレーシングチームみえジュニア)」が、10月26日開催の「iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP」、ならびに翌27日に行われた「全国ジュニア自転車競技大会」に出場しました。
メンバーの多くがこの時期を今年の最大目標に据えて取り組んできました。
その結果は必ずしもベストなものとはなりませんでしたが、同世代間での力関係を知り、「もっと強くなってこの場所へ戻ってくる」という強く誓う機会となりました。
メンバーの多くがこの時期を今年の最大目標に据えて取り組んできました。
その結果は必ずしもベストなものとはなりませんでしたが、同世代間での力関係を知り、「もっと強くなってこの場所へ戻ってくる」という強く誓う機会となりました。
■iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP 2024第8戦
今回は3つのカテゴリーに計3選手が出走。キッズ自由クラスはレース距離2.5kmの短距離勝負ながら、アタックの応酬からのロングスプリント合戦となりました。
そんなタフな戦いを制したのが前橋明季。ライバル選手の仕掛けるタイミングに乗じてみずからも加速を図ると、最終コーナーではトップに立ち、そのまま先頭でフィニッシュラインを通過しました。
今回見せた勝負強さは、日頃から主会場である長良川のコースを熟知していることに加え、これまでのトレーニングの成果が大きく出たものと言えるでしょう。
今回は3つのカテゴリーに計3選手が出走。キッズ自由クラスはレース距離2.5kmの短距離勝負ながら、アタックの応酬からのロングスプリント合戦となりました。
そんなタフな戦いを制したのが前橋明季。ライバル選手の仕掛けるタイミングに乗じてみずからも加速を図ると、最終コーナーではトップに立ち、そのまま先頭でフィニッシュラインを通過しました。
今回見せた勝負強さは、日頃から主会場である長良川のコースを熟知していることに加え、これまでのトレーニングの成果が大きく出たものと言えるでしょう。
そのほか、1-3クラスには瀬戸山紀介、1-4クラスには三宅雄翔が出走。
両選手は筧五郎コーチとともにレースに臨み、集団内でのポジションアップや勝負に向けた駆け引きを肌で感じることができました。
レースの合間にはKINAN Racing Teamの選手たちによるローテーション講習会が開かれ、ジュニアメンバーも参加。
スキルに応じた数グループに分けた実践では、レース慣れしている参加者とともに先頭交代に臨むなど、積極的な姿勢が印象的でした。
両選手は筧五郎コーチとともにレースに臨み、集団内でのポジションアップや勝負に向けた駆け引きを肌で感じることができました。
レースの合間にはKINAN Racing Teamの選手たちによるローテーション講習会が開かれ、ジュニアメンバーも参加。
スキルに応じた数グループに分けた実践では、レース慣れしている参加者とともに先頭交代に臨むなど、積極的な姿勢が印象的でした。
●iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP 2024第8戦 みえジュニア結果
・1-3
完走 瀬戸山紀介
・1-4
完走 三宅雄翔
・Kids(自由)
1. 前橋明季
・1-3
完走 瀬戸山紀介
・1-4
完走 三宅雄翔
・Kids(自由)
1. 前橋明季
■全国ジュニア自転車競技大会出場 悔しさと充足感を強さに変える
10月27日には三重県四日市市で行われた全国ジュニア自転車競技大会(通称:四日市ジュニア)に出場しました。
これまで、未来のサイクリストを育成し、自転車競技の発展を支えてきたイベントとして、多くのトップライダーを輩出。この大会からプロライダーへと羽ばたいた選手も数知れず。
みえジュニアメンバーの多くがこの日を2024年の最大目標に据えて取り組んできました。
コーチ陣も四日市ジュニアから逆算してトレーニング内容を組み立て、メンバーひとりひとりにアドバイスを送ってきました。
また、これまで一緒にトレーニングする機会のあったKINAN Racing Team・白川幸希が応援に駆け付けたほか、畑中勇介も現地解説としてレースを見守ります。
10月27日には三重県四日市市で行われた全国ジュニア自転車競技大会(通称:四日市ジュニア)に出場しました。
これまで、未来のサイクリストを育成し、自転車競技の発展を支えてきたイベントとして、多くのトップライダーを輩出。この大会からプロライダーへと羽ばたいた選手も数知れず。
みえジュニアメンバーの多くがこの日を2024年の最大目標に据えて取り組んできました。
コーチ陣も四日市ジュニアから逆算してトレーニング内容を組み立て、メンバーひとりひとりにアドバイスを送ってきました。
また、これまで一緒にトレーニングする機会のあったKINAN Racing Team・白川幸希が応援に駆け付けたほか、畑中勇介も現地解説としてレースを見守ります。
四日市のコースは、複数のワインディングと丘越えが大きな特徴。
KINAN Racing Teamの選手たちにしても「なかなかハードなコース」と評するレイアウトに、全国から集まったジュニアアスリートがチャレンジします。
カテゴリーによっては、来年のジュニア全日本選手権の出場資格にもかかわることから、年代が上がるにつれてレースレベルの高さが顕著になっていきます。
KINAN Racing Teamの選手たちにしても「なかなかハードなコース」と評するレイアウトに、全国から集まったジュニアアスリートがチャレンジします。
カテゴリーによっては、来年のジュニア全日本選手権の出場資格にもかかわることから、年代が上がるにつれてレースレベルの高さが顕著になっていきます。
みえジュニアからは3つのカテゴリーにエントリー。先陣を切ってレースに挑んだ小学4・5・6年男子(8.8km)では、メイン集団で展開した木村仁毘がチーム最上位の8位。
表彰対象となる6位まであと一歩まで迫りました。同カテゴリーを走った5人、中学生男子(35.8km)を走った6人いずれも完走。
トップライダーの登竜門でもある男子アンダー17(53.8km)に挑んだ大里真琴も最終局面まで優勝争いをする集団で走り続けてみせました。
表彰対象となる6位まであと一歩まで迫りました。同カテゴリーを走った5人、中学生男子(35.8km)を走った6人いずれも完走。
トップライダーの登竜門でもある男子アンダー17(53.8km)に挑んだ大里真琴も最終局面まで優勝争いをする集団で走り続けてみせました。
走り終えた選手たちは一様に悔しさをあらわにし、涙する姿も見られました。
同時に、目標に向かって走り続けてきたことへの充足感にも満たされます。
これまでコーチ陣がメンバーに繰り返し伝えてきた、「悔しさを力に変える」姿勢を一層強く実感する場になりました。
同時に、目標に向かって走り続けてきたことへの充足感にも満たされます。
これまでコーチ陣がメンバーに繰り返し伝えてきた、「悔しさを力に変える」姿勢を一層強く実感する場になりました。
早朝からレース終わりまで、もっと言えば長期間の準備を支えてきた家族にとっても、大きな1日でした。
わが子に寄り添い涙し、励ます様子からは、今まで以上に自転車に向き合っていこうという強い意志が感じられました。
わが子に寄り添い涙し、励ます様子からは、今まで以上に自転車に向き合っていこうという強い意志が感じられました。
コーチ陣からも「やってきたことは間違っていなかった。絶対にもっと強くなれる」との感想も聞かれ、これからの活動がより楽しみなものとなりそうです。
●全国ジュニア自転車競技大会 みえジュニア結果
・カテゴリーB 小学校4・5・6年男子(8.8km)
8. 木村仁毘
14. 青井鷲大
20. 青井瑛集
24. 服部未来
32. 前橋明季
・カテゴリーB 中学生男子(35.8km)
29. 木村孔南
31. 瀬戸山紀介
35. 伊藤遼
37. 矢田丈
44. 越知映成
49. 酒井大地
・カテゴリーA 男子アンダー17(53.8km)
23. 大里真琴
リザルト詳細は大会ウェブサイトを参照
https://kankou43yokkaichi.com/cycle/result/
・カテゴリーB 小学校4・5・6年男子(8.8km)
8. 木村仁毘
14. 青井鷲大
20. 青井瑛集
24. 服部未来
32. 前橋明季
・カテゴリーB 中学生男子(35.8km)
29. 木村孔南
31. 瀬戸山紀介
35. 伊藤遼
37. 矢田丈
44. 越知映成
49. 酒井大地
・カテゴリーA 男子アンダー17(53.8km)
23. 大里真琴
リザルト詳細は大会ウェブサイトを参照
https://kankou43yokkaichi.com/cycle/result/
■コーチ総評
●金子広美コーチ
「1週間前から自分の練習に身が入らないくらい私が緊張してしまって…(笑)。メンバーみんなKINAN AACA CUPではレースを経験していましたが、今回のような全国クラスの大会でどこまで走れるのか、イメージが難しいなりにトレーニングメニューを考えてきました。日頃から彼らの悔し涙や強くなりたいという思いを見てきていたので、“私が絶対に強くするんだ”という使命をもって取り組んできたつもりです。
同世代間での力の差が分かったことは、これからの良い指標になると思います。私としてはクラブ全体に手ごたえを感じていて、今日の結果からみてもまだまだ強くなれると思っています。今後のトレーニングで何を補うべきか、というのがよく分かりましたし、スピード・技術それぞれにレベルアップを図っていく必要性を実感しています。
直前のトレーニングでは、“極力ひとりで走ってほしい”“優しい気持ちはいらない”“ワクワクしてほしい”という点をみんなに伝えていました。複数人で走るとどうしてもレース感覚になってしまいがちなので、余計な消耗は避けたかったですし、1本のレースに集中してほしかったので、そのような声掛けをしました。あとは強い気持ちでレースを楽しんでほしい、そこに尽きますね。
選手としての自分とジュニア選手へのコーチングの両立は、正直戸惑いの連続でした。最近は自分のレース結果に悔しいと思えることが減ってしまっていたのですが、メンバーの今日の姿を見たら忘れていた気持ちを思い出せた気がします。みんなの成長を感じられるとともに、私自身も勉強になっていて、このチームに携われることに喜びを感じています」
●金子広美コーチ
「1週間前から自分の練習に身が入らないくらい私が緊張してしまって…(笑)。メンバーみんなKINAN AACA CUPではレースを経験していましたが、今回のような全国クラスの大会でどこまで走れるのか、イメージが難しいなりにトレーニングメニューを考えてきました。日頃から彼らの悔し涙や強くなりたいという思いを見てきていたので、“私が絶対に強くするんだ”という使命をもって取り組んできたつもりです。
同世代間での力の差が分かったことは、これからの良い指標になると思います。私としてはクラブ全体に手ごたえを感じていて、今日の結果からみてもまだまだ強くなれると思っています。今後のトレーニングで何を補うべきか、というのがよく分かりましたし、スピード・技術それぞれにレベルアップを図っていく必要性を実感しています。
直前のトレーニングでは、“極力ひとりで走ってほしい”“優しい気持ちはいらない”“ワクワクしてほしい”という点をみんなに伝えていました。複数人で走るとどうしてもレース感覚になってしまいがちなので、余計な消耗は避けたかったですし、1本のレースに集中してほしかったので、そのような声掛けをしました。あとは強い気持ちでレースを楽しんでほしい、そこに尽きますね。
選手としての自分とジュニア選手へのコーチングの両立は、正直戸惑いの連続でした。最近は自分のレース結果に悔しいと思えることが減ってしまっていたのですが、メンバーの今日の姿を見たら忘れていた気持ちを思い出せた気がします。みんなの成長を感じられるとともに、私自身も勉強になっていて、このチームに携われることに喜びを感じています」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU