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KINAN RACING

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ツアー・オブ・ジャパン第1ステージ レポート

国内最大級のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」開幕
緒戦の個人タイムトライアルを好感触で終えてロードレースステージへ
●ツアー・オブ・ジャパン(UCIアジアツアー2.2)
第1ステージ 5月19日(土)
堺 2.6km個人タイムトライアル

・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
レイモンド・クレダー
ライアン・カバナ
宮崎泰史
トマ・ルバ
国内最大級のステージレース、ツアー・オブ・ジャパンが5月19日に開幕。
ここから8日間、総距離769.5kmの壮大な戦いが始まる。
まずは第1ステージとして、大阪府堺市で2.6kmの個人タイムトライアルを実施。
チーム最上位の8位となったライアン・カバナを筆頭に、出走6選手全員が好感触で走り終えてこの先へ続く長い道のりに備えている。
1996年に初開催され、新型コロナ禍での一度の中止を経ながらも日本が誇るステージレースとして世界へと発信を続けてきた。
今回で26回目を迎え、その間にKINAN Racing Teamは個人総合優勝1回のほか、数度のステージ優勝を経験。
今年も好リザルトを残すべく、長旅に臨む。
大会は大阪・堺でスタートが切られ、少しずつ東進。最後は1週間後の26日に東京に到達。
KINAN Racing Teamのホームステージである、いなべは第3ステージで、秀峰・富士山は第6ステージで上ることとなる。
UCI(国際自転車競技連合)公認の国際レースとして開催され、カテゴリーは2.2クラス。
例年同様にチームはベストメンバーを編成。
平坦・丘陵・山岳それぞれに力を発揮できる選手たちを招集し、勝利を目指していく。
そのオーダーは、孫崎大樹、ドリュー・モレ、レイモンド・クレダー、ライアン・カバナ、宮崎泰史、トマ・ルバの6人。
オープニングを飾る第1ステージは、堺・大仙公園の外周をめぐる2.6kmの個人タイムトライアル。
おおむね平坦ではあるものの、複数の鋭角コーナーが控え、バイクテクニックが要求されるコース。
また、この日は早朝から雨が降り、個人タイムトライアルが実施された昼過ぎには本降りとなって路面はウェットコンディションに。
落車を避けつつも、どこまで攻められるかがポイントになった。
個々の走力が試されるレースは、30秒おきにひとりずつコースへ。
KINAN Racing Teamはドリュー、宮崎、トマ、ライアン、レイモンド、孫崎の順。チーム一番手のドリューが指標となる3分25秒で走ると、いずれの選手もその前後のタイムで走破。
チーム最上位は3分18秒で走ったライアンの8位。
悪天候をものともせず、トップとのタイム差を最小限にとどめて大会初日を終えている。
なお、個人タイムトライアルに先立って前座イベントとして堺国際クリテリウムが行われ、26.8kmのレースにKINANメンバー6選手も出走。
走りの感触を確かめながら、午後に控えていたタイムトライアルにつなげている。
この日はメインスポンサー・株式会社キナンから角口賀敏会長をはじめ、多くの関係者が会場に駆け付け、選手たちを激励してくださるとともに、チームとして活躍を約束。
ファンとの交流も図りながら、ツアー・オブ・ジャパンならではの雰囲気を実感している。
翌20日の第2ステージからロードレースが本格化。
京都・普賢寺ふれあいの駅を出発し、けいはんなプラザを基点とする周回コースを走る103.6kmで競う。
周回前半の登坂区間を経て、長い下りと細かなアップダウンが連続する丘陵コース。
例年は集団スプリントで決することが多く、今回も激しいレースが予想される。
ツアー・オブ・ジャパン 第1ステージ(2.6km個人タイムトライアル)結果
1 マックス・ウォーカー(イギリス、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)3分8秒73
2 寺田吉騎(シマノレーシング)+7秒50
3 マッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京)+7秒79
4 リース・ブリットン(イギリス、セント・パイラン)+8秒07
5 入部正太朗(シマノレーシング)+8秒74
6 ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCLチーム右京)+9秒51
8 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+9秒68
14 レイモンド・クレダー(KINAN Racing Team)+11秒83
24 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+14秒68
37 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+16秒83
49 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+19秒22
62 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+21秒85


・個人総合時間
1 マックス・ウォーカー(イギリス、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)3分8秒
2 寺田吉騎(シマノレーシング)+8秒
3 マッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京)
4 リース・ブリットン(イギリス、セント・パイラン)
5 入部正太朗(シマノレーシング)+9秒
6 ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCLチーム右京)+10秒
8 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+10秒
14 レイモンド・クレダー(KINAN Racing Team)+12秒
24 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+15秒
37 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+17
49 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+19秒
62 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+22秒


・ポイント賞
8 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)3pts

・チーム総合
1 アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム 9分49秒
4 KINAN Racing Team +12秒


堺国際クリテリウム(26.8km)結果
1 山田拓海(シマノレーシング)35分27秒
2 寺田吉騎(シマノレーシング)+0秒
3 リース・ブリットン(イギリス、セント・パイラン)+1分31秒
4 橋本英也(日本ナショナルチーム)
5 石原悠希(シマノレーシング)
6 フォン・チュンカイ(台湾、宇都宮ブリッツェン)+1分33秒
12 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
35 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+2分14秒
37 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
38 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
41 レイモンド・クレダー(KINAN Racing Team)
59 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+2分40秒
●選手コメント
レイモンド・クレダー
「雨だったけど良いレースができた。今日はクリテリウムよりもタイムトライアルを重視していて、調子を確かめながら無理なく走った。14位という結果は悪くないし、明日につなげられそうだ。

明日はスプリントチャンスがあると予想している。美濃(第4ステージ)や東京(第8ステージ)も僕にとっては勝負する機会になるけど、まずは明日に集中する。ツアー・オブ・ターキー以降の調整がとてもうまくいって、今大会が楽しみだった。1日1日を大切に走っていくつもりだ」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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