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KINAN RACING

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富士クリテリウムチャンピオンシップ 予選 レポート

富士クリテリウムチャンピオンシップ開幕
出走6選手すべて予選を通過、決勝を戦う態勢が整う
●富士クリテリウムチャンピオンシップ
予選 1.5km×30周回=45km

・出場選手
橋本英也
山本元喜
柚木伸元
新宮颯太
宮崎泰史
新城雄大
国内有数のクリテリウム特化型イベント「富士クリテリウムチャンピオンシップ」の2025年大会が3月1日により競技を開始。
大会初日は予選レースが行われ、6選手が出走したKINAN Racing Teamは全メンバーが順当に通過。
危なげなく予選を走り終えて、翌日に待つ決勝へ駒を進めている。
国内ベースのUCI(国際自転車競技連合)コンチネンタルチーム、JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)登録のクラブチーム、JICF(日本学生自転車競技連盟)加盟の大学自転車競技部が一堂に集結。
静岡県富士市を舞台に、クリテリウムレースの王者を決めるとともに、自転車競技や地域の観光振興に寄与することを目的とする。
この大会の特徴に、予選・決勝の2本立てでレースが行われる点が挙げられる。
今回は3組に分かれ、各組25位までに入ることが決勝進出の条件。
過去3回では、活躍が有力視されていた選手が思いがけず予選敗退を喫するなど、番狂わせが起こることも。
「予選から決勝のつもりで走らないといけない」と口にする選手もいて、短時間のレースとは言えど決して気を抜くことは許されない。
予選レースは静岡県航空協会富士川滑空場に設定された1.5kmコースで実施。
南北に行き来するレイアウトはフラットながらも、2カ所のヘアピンコーナーと海からの風が選手たちの走りに影響を与える。
また、今大会からプロチーム・クラブチーム・大学自転車競技部の全カテゴリーをひとつにして予選メンバーを編成。
これまで以上に決勝進出をかけた激しいレースとなることが予想された。
6選手で臨むKINAN Racing Teamは、第1組に橋本英也、第2組に山本元喜、新城雄大、柚木伸元、第3組に宮崎泰史、新宮颯太がそれぞれ出走。

第1組を走った橋本は、レース中盤に先行していた2選手めがけてメイン集団からアタック。
数人で追走パックを形成して前を追う。この間にメイン集団とのタイム差を広げて予選通過が決定的な状勢へと持ち込む。
やがて先頭ライダーたちにも追いついて、レースをリードしたまま最終周回へ。最後はホームストレートで観戦するファンとハイタッチをかわしながらフィニッシュに到達している。
第2組は、前の組を上回るハイペースで序盤から進行。
縦長になった集団から次々と遅れる選手が出る中、KINANメンバー3選手は労せず前方で展開。
なおも速いペースを維持する先頭グループは、15人まで絞り込んだところで落ち着きを見せる。
新城と山本がこの中に入り、第2グループで柚木が走行。
大きく遅れた選手が除外され、フィニッシュまで10周回を残したところでコースに残ったのは25人。
予選通過人数に達したことで、最終的に22周をもってレースは完了した。
最終の第3組では、序盤から宮崎が集団を活性化させて人数の絞り込みを図る。
積極策が奏功して先頭グループを6人とすると、あとは堅実に周回をこなしていくだけ。
同組で走った新宮も、途中で落車に見舞われながらも第2グループで走り続けて予選通過を確定的なものに。規定の30周回を走って予選を終えている。
これらの結果により、KINANメンバーは出走6選手全員が決勝へ。
数的な優位性を生かして、戦術を組み立てていく。
翌2日に控える決勝レースは予選から場所を変え、富士市のメインストリートでもある青葉通りへ。1.8kmのコースを30周回・54kmでクリテリウム王者を決める。
富士クリテリウムチャンピオンシップ 予選(45km)結果
※KINAN Racing Team分

・第1組
1 橋本英也(KINAN Racing Team)59分55秒

・第2組(22周回・33kmに短縮)
9 新城雄大(KINAN Racing Team)43分48秒
15 山本元喜(KINAN Racing Team)43分51秒
18 柚木伸元(KINAN Racing Team)44分37秒


・第3組
1 宮崎泰史(KINAN Racing Team)59分41秒
11 新宮颯太(KINAN Racing Team)59分53秒
●選手コメント
新城雄大
「予選から緊張感をもって臨まないといけないのが富士クリテリウム。油断ができない中でメンバー全員が決勝へ上がれたことは良かった。予選でのカテゴリー分けがなくなったことで、力のある選手だけが決勝に進めるようなシステムになったので、明日はよりレベルの高いレースになると思う。

明日は(橋本)英也さんを中心にレースを組み立てていくことになる。英也さんにはトラックアジア選手権で勝った勢いがあるので、一緒に走る僕たちとしても決勝が楽しみ。みんなそれぞれにレースをこなして脚がそろってきている。勝つために全力を尽くしたい。」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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