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KINAN RACING

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富士クリテリウムチャンピオンシップ 決勝 レポート

富士クリテリウムチャンピオンシップ決勝
スプリントに挑んだ橋本英也が6位で終える
●富士クリテリウムチャンピオンシップ
決勝 1.8km×30周回=54km

・出場選手
橋本英也
山本元喜
柚木伸元
新宮颯太
宮崎泰史
新城雄大
2日間の日程で行われた富士クリテリウムチャンピオンシップの決勝。
3月2日は静岡県富士市の中心部に会場を移して行われ、大方の予想通りスプリントで決着。
出走6人全員が決勝へと進んでいたKINAN Racing Teamは、橋本英也で勝負。激しいスピードバトルを6位で終えている。
前日1日からレースプログラムが行われている本大会。
45kmで行った予選レースはKINAN Racing Teamから参戦している橋本、山本元喜、柚木伸元、新宮颯太、宮崎泰史、新城雄大の6選手がいずれもきっちりとクリアして、決勝へと駒を進めた。
1日明けて迎える決勝レースは会場を富士市の市街地へと移し、青葉通りを行き来する1.8kmコースを30周回。54kmでクリテリウム王者を決める。
わずかながらも高低の変化があるレイアウトは、周回の最後にかけて上り基調。
優勝争いはスプリントで決まることが多く、上り基調をものともしないパワーとスピードの両面が要求される。
KINAN Racing Teamは、トラックアジア選手権帰りの橋本の脚を生かす形でレースをプランニング。
スプリントを得意とする他チームにどこまで迫れるかがポイントとなった。
多くの観衆が沿道を埋め尽くした中でスタートが切られると、しばらくは一団でレースは展開。
散発的に前をうかがう選手が現れたものの、流れを変える動きにはならず。
KINAN勢では山本や新城が集団前方に顔をのぞかせる。着々と周回をこなしていき、10周回目に設定された1回目のスプリントポイントもひとまとまりのまま通過した。
新たな動きは12周目。2選手が飛び出したのをきっかけに、さらに2選手が追いかけて4人による逃げの態勢が組まれる。
これらを見送ったKINAN勢は、残り10周回を切ったところからスプリントを狙う数チームとともに集団前方へとポジションを固める。
24周回目には宮崎が一時的ながら集団から飛び出して、追走ムードを活性化。
30秒ほどあった先頭4選手とのタイム差は、あっという間に縮まっていった。
残り5周を切ると、宮崎に代わって山本や新城がスプリントに向けて橋本の引き上げを担う。
主導権争いを繰り広げるチームブリヂストンサイクリングとシマノレーシングに続く位置に入ると、柚木や新宮も隊列を崩すまいと橋本のポジションをガードした。
そして残り1周。最終周回を知らせる鐘と同時に逃げていた選手たちを捕まえて、勝負はスプリントへ。
再び宮崎が先頭まで上がって集団を牽引すると、新城の引き上げを受けて橋本が3番手で最終コーナーを通過。
混沌とする集団前方での争いからスプリントが始まると、橋本も加速。
タイトルをかけた僅差の勝負は、6位でのフィニッシュとなった。
戦前のイメージ通りにスプリントへともっていった一方で、レース半ばでの展開に課題があったと振り返った選手たち。
走り終えるやすぐに各選手が抱いた点を共有し、今後につなげていく意志を強めた。
2月下旬から続いた国内レースを終えたチームは、数日間のトレーニングキャンプを経て、春の大事な戦いへと目を向ける。
次戦は3月16日に開幕するツール・ド・台湾。戦力とコンディションを整えて、大一番での活躍を誓う。
富士クリテリウムチャンピオンシップ 決勝(54km)結果
1 松田祥位(チームブリヂストンサイクリング)1時間16分17秒
2 中井唯晶(シマノレーシング)+0秒
3 石原悠希(シマノレーシング)+1秒
4 シーム・キスコネン(レバンテフジ静岡)
5 孫崎大樹(ヴィクトワール広島)
6 橋本英也(KINAN Racing Team)
27 新城雄大(KINAN Racing Team)+6秒
34 柚木伸元(KINAN Racing Team)+17秒
35 新宮颯太(KINAN Racing Team)
44 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+41秒
66 山本元喜(KINAN Racing Team)+2分27秒
●選手コメント
橋本英也
「良い形で最終局面を迎えられて、最終コーナーも3番手でクリアできた。あとはスプリントで…というところだったけど、今日は勝負できる脚が足りなかった。スプリントに向けて脚を残すところに課題が残った。チームのみんなの働きが素晴らしかっただけに、僕で決めきれなかったことが申し訳ない。

正直、6位という順位ではチームとしても個人的にも物足りない。コンディションそのものは悪くないので、しっかり乗り込むこととスピードを上げていって、クリテリウムだけでなくロードレースでも戦えるフィジカルにしたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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