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KINAN RACING

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宇賀隆貴 周回賞獲得 和歌山城クリテリウム レポート

初開催・和歌山城クリテリウム
宇賀隆貴が周回賞で大観衆を盛り上げる
●和歌山城クリテリウム(ツール・ド・熊野プレイベント)
5月6日 和歌山県和歌山市・けやき大通り
1.5km×20周 = 30km

・出場選手
橋本英也
山本元喜
ネイサン・アール
レイン・タラマエ
宇賀隆貴
新城雄大
KINAN Racing Teamの本拠・熊野地域を舞台とするステージレース、ツール・ド・熊野が5月8日から本戦をスタートさせる。
それに先立ち、同6日に和歌山市の中心部を舞台に「和歌山城クリテリウム」が開かれた。
ツール・ド・熊野に臨む全チームがそろっての市街地クリテリウムは、初開催にふさわしい盛り上がりのもとレースが進行。
6人で挑んだKINANメンバーは、序盤で果敢に攻めた宇賀隆貴が周回賞を獲得。また、チームの最上位は橋本英也の7位となっている。
シーズン最大の目標である熊野路での戦いに向け、チームは1月のシーズンインから順調にレースプログラムを進行。
複数の上位進出でチーム状態の良さを実感し、ツール・ド・熊野を迎えた。
年々プライオリティが高まっている大会であることを示すかのように、今年は初めて和歌山市内へと進出。
25回目を迎えたイベントにふさわしく、規模を拡大してレースが行われる。
クリテリウムのコースが設けられる「けやき通り」は和歌山城の北側を東西に走る。
1.5kmの周回路が設定され、選手たちは20周・30kmで争われる。
前夜から降り続いた雨は、昼頃に弱まり、スタート時間の14時には曇り空に。2周回のパレード走行を終えると、110人の選手たちが一斉にスタートした。
KINAN Racing Teamからは、宇賀、橋本のほか、山本元喜、ネイサン・アール、レイン・タラマエ、新城雄大の6人がコースへ。
散発的に前をうかがう選手が出るものの、集団からリードを得るには至らない。
そうした中、一瞬ペースが緩んだ5周目の後半に飛び出したのは宇賀。
1回目の周回賞がかかったタイミングでの仕掛けは、他の追随を許さない好アクション。
周回賞を決め、ホームチームとして幸先良いスタートとした。
8周目後半には、新城が単独で先頭へ。一時的に集団がペースを落としたことで数秒のリードを得るが、次の周回後半には集団へと戻る。
レースが半分を過ぎた頃にはレインが集団を牽引する場面も見られ、地元チームとしての見せ場をたびたび構築した。
その後も一団のまま周回数を減らしていき、主導権を握るチームが出ないまま終盤へ。
スプリント勝負が濃厚な情勢になると、橋本が集団前方をキープ。最終局面に向けて位置取りを固めていく。
迎えた最終周回。180度コーナーを使ってさらにポジションを上げた橋本は、2番手と絶好の位置で最後の直線へ。
各チームのスプリンターとの勝負は7位でのフィニッシュ。最後は番手を下げたものの、上位を押さえてレースを終えた。
出走したKINAN勢6人はいずれもトラブルなく走り終え、次の戦いへ。
周回賞獲得の宇賀はレース後に表彰台へと上がり、和歌山城内に集まった大観衆からの祝福を受けた。
8日に始まるツール・ド・熊野本戦は、和歌山県南部の印南町をスタートし、同古座川町、三重県熊野市、和歌山県太地町を4日間でめぐる。
総距離は464km。印南での第1ステージは125.3kmで争われる。
悲願の大会制覇へ、KINAN Racing Teamはクリテリウムメンバーから橋本とトマ・ルバを入れ替え。山岳比重の高い4日間に合わせたメンバーで挑む。
和歌山城クリテリウム(30km)結果
1 ドゥシャン・ラヨヴィッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)40分3秒
2 エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)+0秒
3 ネイト・ハッデン(セントジョージコンチネンタル)
4 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)
5 チュー・ツンワイ(HKSIプロサイクリングチーム)
6 岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)
7 橋本英也(KINAN Racing Team)
52 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+7秒
60 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)
80 新城雄大(KINAN Racing Team)+22秒
81 山本元喜(KINAN Racing Team)
84 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+40秒


特別周回賞
5周目 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)
●選手コメント
宇賀隆貴
「周回賞はレース前から狙っていた。集中してウォーミングアップをして、5周目に賭けていた。そこで脚を使ってしまった感じになったけど、ホームレースでアピールができたのは良かった。

落車での怪我もあってコンディションを落としていたけど、ここにきてかなり状態は良くなってきている。ツール・ド・熊野にフォーカスしてトレーニングを積んできたので、きっと良い走りができると思う。モチベーションも高いし、自分が得意とするテクニカルなレイアウトでチームに貢献できるはず。チーム一丸となって戦いたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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