

ツール・ド・キョンナム2025 第1ステージ レポート
韓国南部が舞台のステージレース「ツール・ド・キョンナム」
第1ステージは新城雄大が6位で終える
第1ステージは新城雄大が6位で終える
●ツール・ド・キョンナム2025(UCIアジアツアー2.2)
6月4日 第1ステージ 127.9km
・出場選手
橋本英也
宇賀隆貴
新宮颯太
トマ・ルバ
新城雄大
6月4日 第1ステージ 127.9km
・出場選手
橋本英也
宇賀隆貴
新宮颯太
トマ・ルバ
新城雄大
隣国・韓国で6年ぶりとなる国際ステージレース「ツール・ド・キョンナム」が開幕。
6月4日に行われた第1ステージは127.9kmで争われ、レース前半に形成された20人超の先頭グループがそのまま逃げ切り。
KINAN Racing Teamは新城雄大が最前線でレースを進めてステージ6位。上々の立ち上がりで、残る4ステージを戦っていく。
6月4日に行われた第1ステージは127.9kmで争われ、レース前半に形成された20人超の先頭グループがそのまま逃げ切り。
KINAN Racing Teamは新城雄大が最前線でレースを進めてステージ6位。上々の立ち上がりで、残る4ステージを戦っていく。
5月にツール・ド・熊野、ツアー・オブ・ジャパンを戦ったKINAN Racing Team。
チームにとってシーズンで最も大事な時期を終えて、ここからは6月末に控える全日本選手権、さらにはシーズン後半戦を見据え、この時期のレースを契機としていく。
その絶好の機会となるのが今大会。韓国南部・慶尚南道(キョンサンナムト・略:慶南)を5日間かけてめぐる。
チームにとってシーズンで最も大事な時期を終えて、ここからは6月末に控える全日本選手権、さらにはシーズン後半戦を見据え、この時期のレースを契機としていく。
その絶好の機会となるのが今大会。韓国南部・慶尚南道(キョンサンナムト・略:慶南)を5日間かけてめぐる。
韓国では過去にツール・ド・コリアに代表される国際レースが開催されてきたが、感染症の世界的な拡大を機にその流れがストップ。
ツール・ド・キョンナムは実に6年ぶりとなる、同国でのステージレース開催でもある。
そんな晴れの場に、KINAN Racing Teamが招待されて参戦する。
メンバーは、橋本英也、宇賀隆貴、新宮颯太、トマ・ルバ、新城雄大の5人。
1チーム最大7選手が出走できるが、今回は数的不利をいとわないアクティブな走りを目指していく。
ツール・ド・キョンナムは実に6年ぶりとなる、同国でのステージレース開催でもある。
そんな晴れの場に、KINAN Racing Teamが招待されて参戦する。
メンバーは、橋本英也、宇賀隆貴、新宮颯太、トマ・ルバ、新城雄大の5人。
1チーム最大7選手が出走できるが、今回は数的不利をいとわないアクティブな走りを目指していく。

まずは大会初日、第1ステージは統営(トンヨン)を走る127.9km。
李氏朝鮮時代に水軍の本営が置かれた街で、現在は造船業が盛ん。このステージも含め、大会を通して対馬海峡に浮かぶ離島部を走る機会が多いのも特徴的である。
李氏朝鮮時代に水軍の本営が置かれた街で、現在は造船業が盛ん。このステージも含め、大会を通して対馬海峡に浮かぶ離島部を走る機会が多いのも特徴的である。

レーススタートを迎えると、早くから盛んにアタックがかかる。
ときおり数人が集団から抜け出しかけるが、いずれも逃げるところまでは至らない。アタックとキャッチが繰り返されたまま、最初の1時間が過ぎた。
ときおり数人が集団から抜け出しかけるが、いずれも逃げるところまでは至らない。アタックとキャッチが繰り返されたまま、最初の1時間が過ぎた。
こうした流れの中、スタートから50kmに達しようかというタイミングで10人以上が前方へ。
断続的に迎える急坂で集団が分断するような形にもなり、やがて20人を超える選手たちが前のグループに合流。
KINAN勢では新城がひとり加わって、態勢を整えた先頭グループでレースを進める形になった。
断続的に迎える急坂で集団が分断するような形にもなり、やがて20人を超える選手たちが前のグループに合流。
KINAN勢では新城がひとり加わって、態勢を整えた先頭グループでレースを進める形になった。
戦力を有するチームのほとんどがメンバーを先頭グループに送り込んだことによって、メイン集団の動きは沈静化。
一方で、新城ら先頭を行く選手たちはハイペースで突き進む。しばらくは1分台だったタイム差は、距離を経るにつれて拡大。最終的には15分まで広がった。
一方で、新城ら先頭を行く選手たちはハイペースで突き進む。しばらくは1分台だったタイム差は、距離を経るにつれて拡大。最終的には15分まで広がった。

好ペースを刻んでいた先頭グループでは、フィニッシュまで50kmを切ったところでディラン・ホプキンス選手(ルージャイインシュランス)が単独アタック。
他のメンバーはこの動きを見送ったが、徐々にタイム差が広がってホプキンス選手が優勢に。
JCL TEAM UKYOを中心に追いかけるパックに新城が入って、終盤勝負に備えた。
他のメンバーはこの動きを見送ったが、徐々にタイム差が広がってホプキンス選手が優勢に。
JCL TEAM UKYOを中心に追いかけるパックに新城が入って、終盤勝負に備えた。
ホプキンス選手のペースを衰えず、独走で逃げ切りに成功。
新城らのグループは残り10kmで2分近いタイム差があったが、最終的に1分13秒まで縮めてフィニッシュへ。ステージ2位以下はスプリントで競って、新城は6位で大会初日を終えた。
新城らのグループは残り10kmで2分近いタイム差があったが、最終的に1分13秒まで縮めてフィニッシュへ。ステージ2位以下はスプリントで競って、新城は6位で大会初日を終えた。
新城は個人総合でも6位として次のステージへ。他の4選手も第1ステージを走り切っている。
翌5日に行われる第2ステージは、レース距離119.9km。同国で2番目に大きな島である巨済島(コジェ)を走る。
翌5日に行われる第2ステージは、レース距離119.9km。同国で2番目に大きな島である巨済島(コジェ)を走る。
ツール・ド・キョンナム2025 第1ステージ(127.9km)結果
1 ディラン・ホプキンス(ルージャイインシュランス)3時間12分29秒
2 アンドレア・ダマト(JCL TEAM UKYO)+1分13秒
3 キャメロン・スコット(シーキャッシュ×ボディラップ)
4 キム・ユロ(LXサイクリングチーム)
5 トム・セクストン(セントジョージコンチネンタル)
6 新城雄大(KINAN Racing Team)
54 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+15分8秒
62 橋本英也(KINAN Racing Team)
70 新宮颯太(KINAN Racing Team)
73 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
・個人総合時間賞
1 ディラン・ホプキンス(ルージャイインシュランス)3時間12分19秒
2 アンドレア・ダマト(JCL TEAM UKYO)+1分17秒
3 キャメロン・スコット(シーキャッシュ×ボディラップ)+1分19秒
4 キム・ユロ(LXサイクリングチーム)+1分23秒
5 トム・セクストン(セントジョージコンチネンタル)
6 新城雄大(KINAN Racing Team)
54 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+15分18秒
62 橋本英也(KINAN Racing Team)
70 新宮颯太(KINAN Racing Team)
73 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
・チーム総合時間賞
1 ルージャイインシュランス 9時間39分53秒
11 KINAN Racing Team +29分3秒
1 ディラン・ホプキンス(ルージャイインシュランス)3時間12分29秒
2 アンドレア・ダマト(JCL TEAM UKYO)+1分13秒
3 キャメロン・スコット(シーキャッシュ×ボディラップ)
4 キム・ユロ(LXサイクリングチーム)
5 トム・セクストン(セントジョージコンチネンタル)
6 新城雄大(KINAN Racing Team)
54 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+15分8秒
62 橋本英也(KINAN Racing Team)
70 新宮颯太(KINAN Racing Team)
73 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
・個人総合時間賞
1 ディラン・ホプキンス(ルージャイインシュランス)3時間12分19秒
2 アンドレア・ダマト(JCL TEAM UKYO)+1分17秒
3 キャメロン・スコット(シーキャッシュ×ボディラップ)+1分19秒
4 キム・ユロ(LXサイクリングチーム)+1分23秒
5 トム・セクストン(セントジョージコンチネンタル)
6 新城雄大(KINAN Racing Team)
54 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+15分18秒
62 橋本英也(KINAN Racing Team)
70 新宮颯太(KINAN Racing Team)
73 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
・チーム総合時間賞
1 ルージャイインシュランス 9時間39分53秒
11 KINAN Racing Team +29分3秒
Report, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
Photos: Tour de Gyeongnam 2025
Photos: Tour de Gyeongnam 2025