Loading...

KINAN RACING

NEWSNEWS

ツール・ド・キョンナム第4ステージ レポート

トマがアタックで魅せたツール・ド・キョンナム第4ステージ
残る1ステージに総合・ステージともに上位進出をかける
●ツール・ド・キョンナム2025(UCIアジアツアー2.2)
6月7日 第4ステージ 123.0km

・出場選手
橋本英也
宇賀隆貴
新宮颯太(第2ステージOTL)
トマ・ルバ
新城雄大
KINAN Racing Teamが参戦している韓国のステージレース、ツール・ド・キョンナム。
6月7日は123kmの行程で第4ステージを行って、新城雄大とトマ・ルバがメイン集団でフィニッシュ。レース前半にはトマが逃げを試みるなど、見せ場を作っている。
残り1ステージに、総合・ステージ双方での上位進出をかける。
4日の開幕から連日激しい攻撃戦となっている今大会。後半戦に入るが、引き続き海沿いの変化の多いルートを進行する。
第4ステージは南海郡(ナメぐん)が舞台となる123km。同郡を構成する南海島をめぐるルートが設けられ、前後半にそれぞれ3級と4級の山岳ポイントが置かれる。
それ以外にも細かなアップダウンが待っていて、断続的に急坂となる区間も。
ここまでのステージでも上りをきっかけにレースの流れが変わっており、選手たちはタフな展開への対応力が求められている。
KINAN Racing Teamは、第3ステージを終えて新城が個人総合9位。
同タイムで数人が並ぶほか、上位選手とも僅差であることから、1秒でも大事にしたいところ。
チームとして4人出走と、他チームと比べ数的な不利は否めずも、ここまではスマートにレースを進めている。
前3ステージと同様に序盤から激しい出入りを繰り返すプロトン。
地元韓国勢が多く仕掛けるなか、KINAN勢も宇賀隆貴がチェックに動くべく前方に位置。
さらに、15km地点を過ぎたところで先にアタックした2選手をトマが追随。
労せず追いつき、逃げの態勢を固めていく。やがて先頭パックは4人になって、リード拡大を図った。
しばらくハイペースを刻んだトマたちだったが、メイン集団の容認を得るところまでは至らない。
約15km先行したのち、トマは集団へ戻ることを選択。
直後に上り始めた3級山岳で前線はシャッフルし、個人総合で首位に立つディラン・ホプキンス選手(ルージャイインシュランス)と同じく3位につけるアドネ・ファンエングレン選手(トレンガヌサイクリングチーム)が逃げる形をとった。
これを受けて、メイン集団は総合トップ10圏内に3選手を送り込んでいるJCL TEAM UKYOが本格的に牽引を開始。
KINANメンバーは集団待機で、前の2人をキャッチしてからの展開を見据える。タイム差は1分程度のまま、中間地点を過ぎた。
フィニッシュまで35kmとなって、4級山岳通過を機にメイン集団が分断。
タイミングを同じくして先頭2人を追う機運が急速に高まって、残り30kmを切ったところで集団はひとつに。終盤に向けて、KINAN勢では新城とトマがメイン集団に残った。
残り20kmで1人が飛び出して、集団に対して20秒ほどリード。スプリントを狙うチームが集団を牽いて最終盤へ。残り1kmで逃げていた選手を捕まえて、ステージ優勝をかけたスプリントへと移った。
新城とトマは集団内でレースを完了。ステージ36位までがトップと同タイムで終えている。
これらの結果から、新城は総合でトップとの差は変わらずも、同タイムの選手間で順位が変動。
ここまで4ステージのステージ順位合算によって変化が生まれ、スタート時の9位から11位へ。
UCIポイントが得られる総合トップ10圏内復帰へ、残る1ステージが正念場となる。

KINAN Racing Teamは出走4選手が第4ステージを走り切り、大会最終日へと駒を進めている。
最後を飾る第5ステージは、開催地・慶尚南道の最大都市・昌原でのクリテリウム。44.5kmの短期決戦は、フィナーレにふさわしいハイスピードバトルが期待される。
ツール・ド・キョンナム2025 第4ステージ(123.0km)結果
1 リアム・ウォルシュ(シーキャッシュ×ボディラップ)2時間54分41秒
2 キム・ユロ(LXサイクリングチーム)+0秒
3 アンドレア・ダマト(JCL TEAM UKYO)
4 トム・セクストン(セントジョージコンチネンタル)
5 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)
6 アイダン・メンドーサ(ゴーフォーゴールドフィリピンズ)
18 新城雄大(KINAN Racing Team)
33トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
72 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+8分48秒
74 橋本英也(KINAN Racing Team)


・個人総合時間賞
1 ディラン・ホプキンス(ルージャイインシュランス)12時間15分33秒
2 シモーネ・ラッカーニ(JCL TEAM UKYO)+19秒
3 アドネ・ファンエングレン(トレンガヌサイクリングチーム)+23秒
4 アンドレア・ダマト(JCL TEAM UKYO)+1分5秒
5 キャメロン・スコット(シーキャッシュ×ボディラップ)+1分16秒
6 タナカン・チャイヤソンバット(タイランドコンチネンタル)+1分23秒
11 新城雄大(KINAN Racing Team)+1分30秒
24 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+15分18秒
50 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)+26分37秒
86 橋本英也(KINAN Racing Team)+47分9秒


・山岳賞
10 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)1pts

・チーム総合時間賞
1 JCL TEAM UKYO 36時間49分57秒
10 KINAN Racing Team +40分10秒
SHARE THIS:
  • FaceBook
  • Twitter
  • LINE