レイン・タラマエ2位! ツアー・オブ・ルート・サルヴェイション第2ステージ レポート
レイン・タラマエが連日のステージ2位
総合でも2番手につけてツアー・オブ・ルート・サルヴェイション後半戦へ
総合でも2番手につけてツアー・オブ・ルート・サルヴェイション後半戦へ
●ツアー・オブ・ルート・サルヴェイション(Tour of Route Salvation、UCIヨーロッパツアー2.2)
8月28日(木) 第2ステージ
ラディク~ヴェジールキョプリュ 124.8km
・出場選手
山本元喜
ネイサン・アール
レイン・タラマエ
宇賀隆貴
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
8月28日(木) 第2ステージ
ラディク~ヴェジールキョプリュ 124.8km
・出場選手
山本元喜
ネイサン・アール
レイン・タラマエ
宇賀隆貴
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
トルコ・黒海地方を舞台に展開しているステージレース、ツアー・オブ・ルート・サルヴェイション。
124.8kmで争われた第2ステージでは、レース後半にかけてKINAN Racing Teamが主導権を握り、優位に展開。
終盤はレイン・タラマエを前線に送り出し、前日に続くステージ優勝争いへ。
この日も2位でまとめ、連日の上位フィニッシュ。レインは個人総合でも2位をキープし、大会後半戦へと進む。
124.8kmで争われた第2ステージでは、レース後半にかけてKINAN Racing Teamが主導権を握り、優位に展開。
終盤はレイン・タラマエを前線に送り出し、前日に続くステージ優勝争いへ。
この日も2位でまとめ、連日の上位フィニッシュ。レインは個人総合でも2位をキープし、大会後半戦へと進む。

現地8月27日に開幕した大会は、黒海沿岸の街・サムスンを基点に周辺都市をめぐっていく。
第1ステージでは前半に飛び出したレインと宇賀隆貴が長く先頭グループで進行。レインが2位として、チームとしても上々の緒戦に。
第1ステージでは前半に飛び出したレインと宇賀隆貴が長く先頭グループで進行。レインが2位として、チームとしても上々の緒戦に。

この波に乗ったまま、第2ステージにも挑む。
初日を終えた時点でKINAN Racing Teamとトレンガヌサイクリングチームが主導する形となっており、ここからはライバルチームの動向も注視しながら、レインの上位キープを図っていく。
メンバーは引き続き、レインと宇賀のほか、山本元喜、ネイサン・アール、宮崎泰史、トマ・ルバ、新城雄大の7選手。
初日を終えた時点でKINAN Racing Teamとトレンガヌサイクリングチームが主導する形となっており、ここからはライバルチームの動向も注視しながら、レインの上位キープを図っていく。
メンバーは引き続き、レインと宇賀のほか、山本元喜、ネイサン・アール、宮崎泰史、トマ・ルバ、新城雄大の7選手。

ラディク湖畔を2周回したのちワンウェイルートをヴェジールキョプリュへと向かるルートは、後半にかけて大小のアップダウンが連続。
特にフィニッシュに向けては長いダウンヒル区間が控えており、路面状況も加味するとバイクテクニックを必要とするコースセッティング。前日同様に力の差が直接反映されるレースになると予想された。
特にフィニッシュに向けては長いダウンヒル区間が控えており、路面状況も加味するとバイクテクニックを必要とするコースセッティング。前日同様に力の差が直接反映されるレースになると予想された。

前日とは打って変わって静かな立ち上がりとなった序盤戦。
主だったアタックがかからないままラディク湖の周回に入ると、ようやく4選手が逃げ狙いのアタック。
リーダーチームのトレンガヌサイクリングチームが容認したのを見て、KINAN勢も集団前方を固める。これ以上の逃げ人数の増加は許さない姿勢を見せる。
主だったアタックがかからないままラディク湖の周回に入ると、ようやく4選手が逃げ狙いのアタック。
リーダーチームのトレンガヌサイクリングチームが容認したのを見て、KINAN勢も集団前方を固める。これ以上の逃げ人数の増加は許さない姿勢を見せる。

しばし4人が先頭を行く流れが続いたが、中盤を迎えてこの選手たちを集団が引き戻す。
レースを振り出しに戻して、後半部のアップダウンを迎えた。
ここで主導権を獲ったのがKINAN勢。上りを利用して一気にペースアップし、集団を崩しにかかる。
牽引役をローテーションしながら進むと、やがてトマやネイサン、宮崎の牽きが効果的に。
100km地点を過ぎ、この日唯一の山岳ポイントとなる登坂区間でレインや個人総合首位のマティアス・ブレンホイ選手(トレンガヌサイクリングチーム)を含んだ4人が飛び出した。
レースを振り出しに戻して、後半部のアップダウンを迎えた。
ここで主導権を獲ったのがKINAN勢。上りを利用して一気にペースアップし、集団を崩しにかかる。
牽引役をローテーションしながら進むと、やがてトマやネイサン、宮崎の牽きが効果的に。
100km地点を過ぎ、この日唯一の山岳ポイントとなる登坂区間でレインや個人総合首位のマティアス・ブレンホイ選手(トレンガヌサイクリングチーム)を含んだ4人が飛び出した。

前日に続く先行を試みたレインたちの動きが、この日も決定打に。
後方ではメイン集団が割れて追走を図る選手が出るものの、先頭グループの勢いを勝ることはできない。
レインたちのパックはステージ優勝争いへと移り、最終局面ではレインとブレンホイ選手による実質の一騎打ちとなった。
後方ではメイン集団が割れて追走を図る選手が出るものの、先頭グループの勢いを勝ることはできない。
レインたちのパックはステージ優勝争いへと移り、最終局面ではレインとブレンホイ選手による実質の一騎打ちとなった。

第1ステージ同様にフィニッシュ前でのスピードで上回ったブレンホイ選手がステージ優勝。
レインも連日の2位でその力をアピール。個人総合でも2位をキープして、大会2日目を終えた。
レインも連日の2位でその力をアピール。個人総合でも2位をキープして、大会2日目を終えた。

トップを行くブレンホイ選手とレインとの総合タイム差は9秒。
このステージで上位を占めた4選手が数秒差でひしめいており、この先のステージでは中間スプリントポイントやフィニッシュでのボーナスタイムも重要な要素に。
状況次第では、チーム単位での総力戦も想定される。
このステージで上位を占めた4選手が数秒差でひしめいており、この先のステージでは中間スプリントポイントやフィニッシュでのボーナスタイムも重要な要素に。
状況次第では、チーム単位での総力戦も想定される。

その他KINANメンバーは、終盤に形成された追走グループに宇賀が入り、12位でのフィニッシュ。
個人総合トップ10圏内も見えており、残りステージで上位進出をかける。
また、レインの押し上げに貢献した5選手も問題なくレースをクローズ。引き続き7選手で次なる戦いへと向かう。
個人総合トップ10圏内も見えており、残りステージで上位進出をかける。
また、レインの押し上げに貢献した5選手も問題なくレースをクローズ。引き続き7選手で次なる戦いへと向かう。

大会は、翌29日から後半戦へ。第3ステージはアサルチュクからヤカケントまでの144.8km。
前半の丘陵区間をこなすと、長い下りを経て黒海沿いの平坦路へ。緊張感のあるスピードバトルが見込まれる。
前半の丘陵区間をこなすと、長い下りを経て黒海沿いの平坦路へ。緊張感のあるスピードバトルが見込まれる。
ツアー・オブ・ルート・サルヴェイション第2ステージ(124.8km)結果
1 マティアス・ブレンホイ(トレンガヌサイクリングチーム)2時間43分5秒
2 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+0秒
3 エヴェン・エマネ(Istanbul Büyükșehir Belediye Spor Türkiye)
4 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)
5 ユーセフ・レギギ(Madar Pro Cycling Team)+1分9秒
6 Mattew-Denis Piciu(MENtoRISE Teem CCN)
12 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)
26 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)+2分35秒
29 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
89 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+9分17秒
90 山本元喜(KINAN Racing Team)
91 新城雄大(KINAN Racing Team)
・個人総合時間賞
1 マティアス・ブレンホイ(トレンガヌサイクリングチーム)5時間43分9秒
2 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+9秒
3 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)+15秒
4 エヴェン・エマネ(Istanbul Büyükșehir Belediye Spor Türkiye)+24秒
5 ユーセフ・レギギ(Madar Pro Cycling Team)+1分37秒
6 Mattew-Denis Piciu(MENtoRISE Teem CCN)
17 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)
27 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)+3分3秒
29 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
73 新城雄大(KINAN Racing Team)+9分45秒
75 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
76 山本元喜(KINAN Racing Team)
・ポイント賞
2 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)9pts
・山岳賞
4 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)1pts
・チーム総合時間賞
1 トレンガヌサイクリングチーム 17時間11分48秒
2 KINAN Racing Team +2分41秒
1 マティアス・ブレンホイ(トレンガヌサイクリングチーム)2時間43分5秒
2 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+0秒
3 エヴェン・エマネ(Istanbul Büyükșehir Belediye Spor Türkiye)
4 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)
5 ユーセフ・レギギ(Madar Pro Cycling Team)+1分9秒
6 Mattew-Denis Piciu(MENtoRISE Teem CCN)
12 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)
26 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)+2分35秒
29 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
89 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+9分17秒
90 山本元喜(KINAN Racing Team)
91 新城雄大(KINAN Racing Team)
・個人総合時間賞
1 マティアス・ブレンホイ(トレンガヌサイクリングチーム)5時間43分9秒
2 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+9秒
3 シュテファン・デボッド(トレンガヌサイクリングチーム)+15秒
4 エヴェン・エマネ(Istanbul Büyükșehir Belediye Spor Türkiye)+24秒
5 ユーセフ・レギギ(Madar Pro Cycling Team)+1分37秒
6 Mattew-Denis Piciu(MENtoRISE Teem CCN)
17 宇賀隆貴(KINAN Racing Team)
27 ネイサン・アール(KINAN Racing Team)+3分3秒
29 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
73 新城雄大(KINAN Racing Team)+9分45秒
75 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
76 山本元喜(KINAN Racing Team)
・ポイント賞
2 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)9pts
・山岳賞
4 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)1pts
・チーム総合時間賞
1 トレンガヌサイクリングチーム 17時間11分48秒
2 KINAN Racing Team +2分41秒

●選手コメント
レイン・タラマエ
「昨日がとてもハードだったので、正直なところ今日は疲れがあった。チームとしては後半の上り区間ででペースアップするイメージだったが、まさにその通りのレースができた。チームのみんなにとても感謝しているし、リザルトに結びついたことがとてもうれしい。特にネイサン、トマ、宮崎の働きは信じられないほどで、ライバルたちがみんな苦しんでいた。ステージ優勝できなかったことは少し残念だけど、2位でもハッピーだ。
もちろん総合成績は意識して走る。残り2ステージも集中して走り、ボーナスタイムを狙いながら今のポジションをキープしていきたい」
レイン・タラマエ
「昨日がとてもハードだったので、正直なところ今日は疲れがあった。チームとしては後半の上り区間ででペースアップするイメージだったが、まさにその通りのレースができた。チームのみんなにとても感謝しているし、リザルトに結びついたことがとてもうれしい。特にネイサン、トマ、宮崎の働きは信じられないほどで、ライバルたちがみんな苦しんでいた。ステージ優勝できなかったことは少し残念だけど、2位でもハッピーだ。
もちろん総合成績は意識して走る。残り2ステージも集中して走り、ボーナスタイムを狙いながら今のポジションをキープしていきたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU












