NEWS
東海シクロクロス2018-2019 第2戦 C1カテゴリー レポート
東海シクロクロス2018-2019第2戦C1カテゴリーで雨乞竜己が2位
アクシデントの連続も全日本選手権へ収穫の走り
アクシデントの連続も全日本選手権へ収穫の走り
東海地区を転戦するシクロクロスシリーズ「東海シクロクロス」の2018-2019シーズンの第2戦が、11月18日に岐阜県各務原市の各務原アウトドアフィールドで行われた。
最上位のC1カテゴリーにKINAN Cycling Teamから雨乞竜己が出場。
60分で争われたレースの中盤に連続アクシデントに見舞われた雨乞だったが、後半に追い上げ、最終的に2位にまとめている。
全国各地で開催されるシクロクロスシリーズは、東海地区も熱いレースが毎シーズン展開されている。
2018-2019シーズンは、岐阜県と愛知県を転戦する全8戦で構成。
今節に先立ち、11月4日に開幕戦が岐阜県海津市で開催された。
最上位のC1カテゴリーにKINAN Cycling Teamから雨乞竜己が出場。
60分で争われたレースの中盤に連続アクシデントに見舞われた雨乞だったが、後半に追い上げ、最終的に2位にまとめている。
全国各地で開催されるシクロクロスシリーズは、東海地区も熱いレースが毎シーズン展開されている。
2018-2019シーズンは、岐阜県と愛知県を転戦する全8戦で構成。
今節に先立ち、11月4日に開幕戦が岐阜県海津市で開催された。
会場の各務原アウトドアフィールドには多くのブースが出展
この冬はシクロクロスに主眼を置く雨乞は、これがシーズン5戦目。
各所でのシリーズ戦に参戦してきたが、チームのホームでもある東海地区でのレースに満を持して臨むことになった。
選手の実力やスキルに応じて細かくカテゴリー分けされるシクロクロスだが、最上位のC1は、UCI(国際自転車競技連合)やJCF(日本自転車競技連盟)の競技規則に基づき行われ、レース時間の60分も国際大会などと同様。
例年12月に開催される同種目の全日本選手権や、同じく2月に開催される世界選手権へとつながる道は、C1カテゴリーで走ることが重要な条件となる。
各所でのシリーズ戦に参戦してきたが、チームのホームでもある東海地区でのレースに満を持して臨むことになった。
選手の実力やスキルに応じて細かくカテゴリー分けされるシクロクロスだが、最上位のC1は、UCI(国際自転車競技連合)やJCF(日本自転車競技連盟)の競技規則に基づき行われ、レース時間の60分も国際大会などと同様。
例年12月に開催される同種目の全日本選手権や、同じく2月に開催される世界選手権へとつながる道は、C1カテゴリーで走ることが重要な条件となる。
雨乞竜己がシクロクロスシーズンに着用するシューズ、NORTHWAVE「Extreme XC」
また、土や砂、芝、石などの不整地のほか、シケインや階段といった障害物が設けられているのもこの競技の特徴。
各務原の1.8kmの周回コースは、地面に丸石が多く、周の前半にはシケインが控える。1周回目のラップタイムをもとに決定する周回数は今回、16周となった。
各務原の1.8kmの周回コースは、地面に丸石が多く、周の前半にはシケインが控える。1周回目のラップタイムをもとに決定する周回数は今回、16周となった。
東海シクロクロス第2戦C1カテゴリーのスタート前
そうした条件下で始まったレースは、最初のコーナーで集団前方を走っていた選手が落車。
4番手でコーナーに入った雨乞はクラッシュこそ免れたものの、足止めを余儀なくされポジションを下げてしまう。
スタート直後の出遅れを取り戻すべく、レース前半は少しずつ順位を上げながら展開していった。
4番手でコーナーに入った雨乞はクラッシュこそ免れたものの、足止めを余儀なくされポジションを下げてしまう。
スタート直後の出遅れを取り戻すべく、レース前半は少しずつ順位を上げながら展開していった。
シケインを越える雨乞竜己。観客からの注目度もひときわ高い
単独トップに立った山中真選手(GT Bicycles/CLT)に一時は25秒近いタイム差とされた雨乞だったが、少しずつ遅れを取り戻し、約10秒差にまで迫る。
だが山中選手の背中が見えてきた中盤に連続してアクシデントが発生。
シケインを飛び越える際にミスし転倒すると、すぐに立ち上がって走り出すも直後にチェーントラブルで1分近いタイムロス。
この間、2番手から8番手にまでポジションを大きく下げ、この時点でトップへの浮上は厳しい情勢となってしまった。
だが山中選手の背中が見えてきた中盤に連続してアクシデントが発生。
シケインを飛び越える際にミスし転倒すると、すぐに立ち上がって走り出すも直後にチェーントラブルで1分近いタイムロス。
この間、2番手から8番手にまでポジションを大きく下げ、この時点でトップへの浮上は厳しい情勢となってしまった。
コーナーを攻める雨乞竜己
しかし、ここから意地を見せ、上位争いを繰り広げる選手たちを猛追。
1人、また1人とライバルをパスしていくと、レース終盤には2番手争いのパックに加わる。
表彰台をかけた戦いは、地力を見せた雨乞がパックから抜け出して最終周回の鐘を聞く。
1人、また1人とライバルをパスしていくと、レース終盤には2番手争いのパックに加わる。
表彰台をかけた戦いは、地力を見せた雨乞がパックから抜け出して最終周回の鐘を聞く。
2番手争いのパックから抜け出した雨乞竜己を鈴木新史アドバイザーが見守る
トップの山中選手までは届かなかったものの、かろうじて2位を確保しフィニッシュラインを通過。
優勝候補として臨んでいただけに、中盤のトラブルが悔やまれる結果だった。
一方で、猛追した後半の走りなどは、目標とする全日本選手権(12月9日)を前に十分な手ごたえに。
課題と収穫が明確になったレースだった。
優勝候補として臨んでいただけに、中盤のトラブルが悔やまれる結果だった。
一方で、猛追した後半の走りなどは、目標とする全日本選手権(12月9日)を前に十分な手ごたえに。
課題と収穫が明確になったレースだった。
2位でレースを終えた雨乞竜己
雨乞の次戦は、12月2日の愛知県新城市・ふれあいパークほうらいでの同シリーズ第3戦を予定。
同戦は「IRC CUP」として、KINAN Cycling TeamのタイヤサプライヤーであるIRC TIREさまがイベントスポンサーを務めることになっている。
同戦は「IRC CUP」として、KINAN Cycling TeamのタイヤサプライヤーであるIRC TIREさまがイベントスポンサーを務めることになっている。
東海シクロクロス2018-19第2戦C1カテゴリーのトップ3
東海シクロクロス2018-2019第2戦 C1カテゴリー(60分、0.2+1.8km×16Lap)結果
1 山中真(GT Bicycles/CLT) 1時間5分32秒7
2 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +25秒
3 岩田祐樹(team36隊/cyclespaceHalo)
4 斉藤和哉(シルクロード) +27秒
5 岡理裕(Bicycle-WATANABE) +40秒
6 大原満 +1分3秒
1 山中真(GT Bicycles/CLT) 1時間5分32秒7
2 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +25秒
3 岩田祐樹(team36隊/cyclespaceHalo)
4 斉藤和哉(シルクロード) +27秒
5 岡理裕(Bicycle-WATANABE) +40秒
6 大原満 +1分3秒
●選手コメント
・雨乞竜己
「負けてしまいました…。新しいバイクを投入して、(全日本選手権に向けて)慣れるという意味ではよかったと思う。ただ負けてしまったので…。バイクについてはポジションなど修正すべき部分はあるが、感触は良い。
全日本選手権はスターティンググリッドが後方になる可能性が高いが、少しでも上の順位で終えられるよう走りたいと思っている。次のIRC CUPで何としても結果を出して、全日本につなげたい」
・雨乞竜己
「負けてしまいました…。新しいバイクを投入して、(全日本選手権に向けて)慣れるという意味ではよかったと思う。ただ負けてしまったので…。バイクについてはポジションなど修正すべき部分はあるが、感触は良い。
全日本選手権はスターティンググリッドが後方になる可能性が高いが、少しでも上の順位で終えられるよう走りたいと思っている。次のIRC CUPで何としても結果を出して、全日本につなげたい」