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KINAN RACING

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マルコス・ガルシア山岳賞キープ! インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン 第3ステージ レポート

ツール・ド・バニュワンギ・イジェン第3ステージ
今大会唯一の平坦ステージを無難に終えて運命の最終日へ
●インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(UCIアジアツアー2.2)
第3ステージ バニュワンギ市街地 109.3km

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
椿大志
マルコス・ガルシア
サルバドール・グアルディオラ
トマ・ルバ
インドネシア・ジャワ島で開催中のインターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(UCIアジアツアー2.2)は9月27日、第3ステージが行われた。
今大会唯一の平坦ステージでKINAN Cycling Teamは無難にレースを完了。
山岳賞をキープしたマルコス・ガルシアを筆頭に、5選手いずれも好調を維持して、総合争いの勝負どころとなる最終日へと駒を進めている。

ここまでの2ステージでKINAN Cycling Teamは、マルコスが山岳賞争いで首位を維持。
第1ステージでの好走もあり、個人総合では6位につける。
また、第2ステージで上位フィニッシュしたサルバドール・グアルディオラも同11位。
こちらもトップ10圏内が見える位置で大会後半戦を迎えた。

3年連続でチームのコーディネーターを務めるクスヌルさんを交えて記念撮影

続く第3ステージは、この大会の拠点であるバニュワンギの市街地を走る109.3km。
街の中に設定された9.5kmのサーキットコースをおおよそ12周回。
3・6・9周目の入りにそれぞれ中間スプリントポイントが設けられている。

山岳賞ジャージを着るマルコス・ガルシアはスタート最前列に並ぶ

レース距離が短く、平坦ステージとあってリアルスタート直後から激しい出入り。
それでも、総合に関係しない3選手の逃げが3周目途中までに決まり、メイン集団も落ち着きを見せ始める。
KINAN勢はいずれも集団の好位置にポジショニング。淡々とレースを進行させた。

集団内でレースを進める椿大志

先頭をゆく3人とメイン集団とは、おおよそ3分前後で推移。
スプリントを意識するチームが主にペーシングを担って、中盤を過ぎたあたりからスピードを上げていく。
KINAN勢のこの日最大のミッションは、個人総合でチーム最上位かつ山岳賞ジャージを着るマルコスをトラブルなくフィニッシュまで走らせること。
山本元喜、椿大志、サルバドール・グアルディオラ、トマ・ルバの4選手がマルコスの近くに位置取りしながら、労せず残り距離を減らしていく。

山岳賞のポルカドットジャージを着て走るマルコス・ガルシア

そんなレースは、10周目に入ったところからメイン集団のペースアップが本格化。
逃げ続けていた選手たちも、最終周回の鐘を聞く頃には1人となり、やがて集団に飲み込まれた。

そしてステージ優勝争いは、戦前の予想通りスプリント勝負に。
KINAN勢は先々に待つ総合争いを視野に、この日はセーフティーにフィニッシュまでを走破。
5選手ともにトップと同タイムの大集団の中でレースを終えた。

無難にレースを終えたトマ・ルバ

この日設けられた3カ所の中間スプリントポイントをすべて逃げていた3選手が確保したことや、大多数の選手がメイン集団でフィニッシュしたこともあり、総合上位陣に大きな変動はなく、引き続きマルコスが個人総合6位につける。
また、山岳ポイントの設定もなかったため、同賞のポルカドットジャージを着るマルコスはその座を問題なくキープしている。

山岳賞ジャージを着用して最終の第4ステージに臨む

タフなレースが続く今大会は、いよいよ最終日を迎える。
28日に行われる第4ステージは、アジアの名峰・イジェン山の本格ヒルクライム。
上り始めから10%を超える急勾配が続き、中腹で最大の28%に到達。
また、イジェンの上りを前に迎える4級と3級のカテゴリー山岳も立ちはだかり、消耗戦となることが必至。
イジェンの頂上に到達したときに最終的な総合成績が確定。
クイーンステージにふさわしい1日が大会の最後にやってくる。
KINAN Cycling Teamはもちろん、マルコスを軸に上位確保を狙っていくことになる。
インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン第3ステージ(109.3km)結果
1 大前翔(愛三工業レーシングチーム) 2時間36分53秒
2 ブレイク・クイック(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +0秒
3 モハマド・ガンカンロウ(イラン、フーラッド・モバラケ・セパハン)
4 ステファン・バッカー(オランダ、グローバルサイクリングチームホランド)
5 リ・ジセン(中国、チャンユードホテルサイクリングチーム)
6 ノヴァルディアント・ジャマルディン(インドネシア、PGNサイクリングチーム)
23 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)
32 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
43 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)
48 椿大志(KINAN Cycling Team)
83 山本元喜(KINAN Cycling Team) +32秒


個人総合
1 ジェシー・イワート(オーストラリア、チーム サプラサイクリング) 9時間14分41秒
2 ロビー・ハッカー(オーストラリア、チームUKYO) +1秒
3 マイケル・ヴィンク(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル) +7秒
4 ジョネル・カルクエヴァ(フィリピン、チーム ゴーフォーゴールド) +32秒
5 マラルエルデネ・バトムンフ(モンゴル、トレンガヌINC.・TSGサイクリングチーム) +41秒
6 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +57秒
11 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +4分29秒
21 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +5分24秒
27 椿大志(KINAN Cycling Team) +6分58秒
66 山本元喜(KINAN Cycling Team) +13分49秒


ポイント賞
1 マラルエルデネ・バトムンフ(モンゴル、トレンガヌ.INC・TSGサイクリングチーム) 27pts
15 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 10pts
25 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 4pts


山岳賞
1 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 8pts
9 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 1pts


チーム総合
1 チーム サプラサイクリング 27時間49分30秒
2 KINAN Cycling Team +5分24秒
●選手コメント
・椿大志
「集団内ではどのチームも明日に備えて走っている印象だった。個人的には逃げに入れるようならトライしてみようかとも思っていたが、集団待機になったのでマルコスの近くでレースを進めることに集中した。

調子はとても良い。自分だけでなくチーム全体の状態が良いので、ヤマ場である明日に備えて気を引き締めたい。やはり明日はマルコスで勝負していくことになると思うので、彼が走りやすいようしっかりと働きたい」
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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