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KINAN RACING

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雨乞竜己出場 幕張クロス レポート

雨乞竜己 “引退興行”のシクロクロス転戦
JCXseries第2戦「弱虫ペダル 幕張クロス」で関東でのレース参戦を終える
毎年秋に千葉県千葉市美浜区にある幕張メッセで開催される自転車の祭典「CYCLE MODE international 2019」。
その併催イベントとして、隣接する幕張海浜公園に特設コースを設ける「幕張クロス」もこの時期の風物詩となっている。
昨年までは「スターライトクロス」という名称で日没後のスタートであったが、今年から昼間の開催に。
これまでのように海外選手がいないレースではあったが、国内のトッププロによる激しい戦いが繰り広げられた。
今回、KINAN Cycling Teamからは最上位のカテゴリーC1に、雨乞竜己が出走。
今シーズン限りでの引退を発表し、ロードレースでのキャリアは先日のジャパンカップをもって終了したが、これからシーズンが本格化するシクロクロスには可能な限り出場を行い、引退への花道を飾る予定だ。
今年1月以来、約10カ月ぶりのシクロクロス参戦とあり、レースの感覚を取り戻し、全日本選手権も見据えて順位を1つでも上げておくことを目標として今レースに挑んだ。
なお、この大会の主催はKINAN Cycling Teamのウェアサプライヤーである「Champion System Japan」さまであり、同社のウェアを着用する雨乞にも注目する視線が集まっていた。
1周2.8kmのコースはテクニカルで、芝目のハイスピードコース。
順位を上げるポイントとなるのは直線部分でいかに追い抜きができるか、またコーナーでのブレーキングが勝負どころ。

レースは、スタートからハイスピードな展開となり、前田公平選手と織田聖選手の弱虫ペダルサイクリングチームコンビが序盤から先行。
後続との差を広げていった。UCIルールに基づき、このレースは先頭タイムの80%のタイムギャップで足切りとなるシステムが採用。
両選手のハイペースも影響してか、多くの選手がレースから離脱する結果に。
雨乞は得意の平坦区間やコーナリングで20人ほどを追い抜くも、先頭からのタイムギャップで残り3周を残して無念の足切りとなった。
最終的には、織田選手がスプリントで前田選手を突き放して優勝。
終わってみれば、91人出走のうち18選手のみが完走というサバイバルなレースであった。
雨乞の次戦は、11月17日(日)に開幕する、愛知県・岐阜県を転戦する東海シクロクロス2019-2020シーズンの第1戦。
会場は岐阜県海津市の「平田リバーサイドプラザ」だ。
今レースの出場で次戦への手ごたえをつかんだ雨乞は、地元開催での花道を飾るべく雪辱を誓った。
また、「CYCLE MODE international 2019」に出展しているサプライヤー企業各社にも引退報告を行い、これまでの支援への感謝を伝えた。
幕張クロス C1カテゴリー(60分、2.8km×9Lap=25.2km)結果
1 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) 1時間1分17秒
2 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)+0秒
3 小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)+2分13秒
4 竹内遼(フカヤレーシング)+3分23秒
5 丸山厚(Team ALLEZ RIDLEY)+3分24秒
46 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) -3Laps
●選手コメント
・雨乞竜己
「今シーズンのシクロクロス初戦ということもあり、脚の状態や心拍などがベストではない中で課題をもってレースに挑んだ。サイクルモードや幕張クロスの会場では、引退に関して多くの方から声をかけていただき大変励みになった。応援してくださるみなさまに良いところが見せられるよう、次戦に向けてがんばりたい」
※レポートはメディアリリースから

Photos: Kensaku SAKAI, Tomohiro TANAKA
Report: Tomohiro TANAKA
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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