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KINAN RACING

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TOJいなべステージ関連事業 自転車安全教室 レポート

レースの余韻残るいなべ市で自転車交通安全教室
選手の実体験や日常生活を織り交ぜながらのレクチャーで小学生を惹き込む
5月21日に三重県いなべ市を舞台に展開されたツアー・オブ・ジャパン第3ステージは、ホームチームとして挑んだKINAN Racing Teamの奮闘で大いに盛り上がった。
ステージ上位進出に沸き、レース後には恒例となったセレモニーと記念撮影でチームといなべのファンとが一体となった。

あれから約1週間。レースの余韻が残るいなべ市ではツアー・オブ・ジャパン関連イベントとして同市の小学校での自転車安全教室を実施。
「ツアー・オブ・ジャパン2024いなべステージ実行委員会」が主催のもと、KINAN Racing Teamも招かれ、安全走行の極意を学ぶ機会を提供した。
新型コロナの影響もあり数年ぶりに実現したいなべ市でのサイクル事業。
かつてはいなべステージのホームチームとしてKINAN Racing Teamが参画し、選手と小学生との交流の場が設けられてきた。
晴れて復活となった今回は、5月30日に藤原小学校(4~6年生110人)、翌31日に員弁東小学校(3~4年生80人)をチームが訪問した。
藤原小学校を訪問したのは、白川幸希、宮崎泰史、新城雄大、畑中勇介の4選手。
員弁東小学校へは、白川と畑中に加え、山本元喜が出向いた。
講義では石田哲也監督の進行のもと、KINAN Racing Teamの歩みや、その一端としてツアー・オブ・ジャパンを戦い続けていることに触れたほか、プロライダーの活動を紹介。
そして本題である安全走行については「自転車安全利用5則」をベースに、「自転車の左側通行」や「信号での安全確認」、「夜間のライト点灯」「ヘルメット着用」の重要性を説いた。

座学の仕上げとして、交通安全クイズを出題して講義内容を改めて確認。両校ともに出席児童が積極的に手を上げ、正解を導き出す様子に選手たちも感心しきり。
講習の後半は実技として、コース上に敷かれた一本橋とスラロームにチャレンジ。
その間には交差点での走行をイメージして減速・静止にも努めた。
はじめはまっすぐ走るだけでも慎重になっていた児童たちだが、回を追うごとにコツをつかんでスムーズな走行に。
選手たちから直接ヘルメットのかぶり方も教わり、これまで以上に安全に気を配りながら自転車に乗る意識を高めたよう。
締めには、選手と代表児童による「遅乗り競争」で大盛り上がり。
児童に人気の先生のチャレンジも場をより明るくし、笑いが絶えぬ中で安全教室を終えることとなった。
今回を契機に、KINAN Racing Teamではレース活動と並行して自転車普及や地域貢献といった活動にも一層注力を図る。
同時に、長年深い縁のあるいなべ市との協同事業にも積極的に取り組んでいく。

藤原小学校

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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