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KINAN RACING

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孫崎大樹スプリント賞獲得! おおいたアーバンクラシッククリテリウム レポート

おおいたアーバンクラシック開幕
クリテリウムで孫崎大樹がスプリント賞を獲得し続くロードレースへ好感触
●おおいたアーバンクラシッククリテリウム
1km×40周回=40km

・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
宮崎泰史
トマ・ルバ
新城雄大
国内開催の主要レースとして定着した「おおいたアーバンクラシック」の2024年大会が9月28日に幕を開けた。
初日は大分駅前の大通りを使ってのクリテリウム。
1周1kmのサーキットを40周回して争われたレースで、KINAN Racing Teamは孫崎大樹がスプリント賞を獲得。
最終的に4位に食い込んで、得意のスピードレースで見せ場を作った。
UCI(国際自転車競技連合)公認の国際レースとして国内外からの注目を集める大会には、日本やアジア圏を中心に18チームが参戦。
大分市内を舞台に熱戦が展開される。今回も同市のビッグイベント「おおいたサイクルフェス」の一環として催され、街を挙げてのサイクル熱の高まりを感じさせる。
大会初日のクリテリウムは、大分駅前のメインストリート「いこいの道」を使った1kmコースを採用。
直線・鋭角コーナー・ヘアピンコーナーと次々と変化するコースレイアウトが特徴で、ハイスピードバトルになると同時にサバイバルの様相となるのが慣例。集団前方でレースを進めるのが鉄則といえる。
今大会はKINAN Racing Teamから、孫崎のほか、ドリュー・モレ、山本元喜、宮崎泰史、トマ・ルバ、新城雄大の6人が出場。
まずはクリテリウムで結果を出して、翌日に控えるロードレースにつなげたい。
午後2時の号砲で始まったレースは、序盤からKINAN勢が前方に位置し集団を活性化させる。
散発する逃げ狙いのアタックはいずれも決定力に欠き、同時に集団からこぼれる選手が続発するタフさ。
快調に走るKINANメンバーは、10周回終了後に設定される1回目のスプリント賞に向けて集団内のポジションを上げていった。
ここで狙いすまして動いたのが孫崎。序盤戦とあり多くの選手がフレッシュな脚を持つ中で巧みに抜け出して一番にスプリントポイントを通過。同賞獲得を決め、再び集団へ戻った。
レースが中盤に入ると、トマが集団先頭に立ってペーシングを担う。
好ペースを刻んだことで、集団から後退する選手たちが続出。
いくつか見られたアタックもすべてチェック。
なおも一団のまま進行し、中間地点を過ぎてからは宮崎が集団を牽引する場面も。
30周目に設けられた、この日3回目のスプリントポイントを狙う姿勢も見せるなど、果敢にレースを動かしていった。
結局最後まで集団から先行する選手が現れないまま、ひとまとまりのままでスプリントに向けた態勢へ。
新城らも牽引に加わったKINAN勢は、孫崎を前線へ引き上げて勝負を託す。
孫崎は最終周回の鐘を聞くと同時に4番手までポジションアップ。フィニッシュへ向け好位置を固めた。
そして最後の直線。激戦となったスプリントで孫崎は4位。
トップ3まであと一歩届かずも、スプリント賞含めレース全体を通してフル回転の走り。
好感触で走りを終えて、続くロードレースを見据えている。

その他5選手もトラブルなく走り終えており、次に備えている。
この日はステージでのチームプレゼンテーションやファンを招いてのピットウォークなど、レース外のプログラムにも選手たちが参加。
イベントの盛り上がりが、走りで魅せる大きなモチベーションにもなった。

大会は翌29日に、メインのロードレースを実施。
主会場を大分スポーツ公園に移し、11.6kmのコースを13周回・150.8kmで競う。
KINAN Racing Teamは前回大会でライアン・カバナが優勝しており、今年はライアンに代わり出走6選手がタイトル防衛に挑むこととなる。
おおいたアーバンクラシッククリテリウム(40km)結果
1 ルーカス・カールステンセン(ルージャイ・インシュランス)53分34秒
2 イアン・カジュコム(ヴィクトリアスポーツサイクリング)+0秒
3 岡篤志(JCL TEAM UKYO)
4 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
5 沢田桂太郎(スパークルおおいたレーシングチーム)
6 アレクサンドロス・アグロティス(マトリックスパワータグ)
31 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+20秒
33 宮崎泰史(KINAN Racing Team)+22秒
38 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+26秒
46 新城雄大(KINAN Racing Team)+41秒
51 山本元喜(KINAN Racing Team)+50秒
●選手コメント
孫崎大樹
「1回目のスプリント賞から狙っていこうと監督とも話していたので、作戦通り走れてよかった。早い段階で賞を決められたので、その後はフィニッシュ勝負に備えることができた。

レース中はチーム全体でアグレッシブに動いて、他チームを消耗させていきたいと考えていた。高いスプリント力を持つ選手たちとの真っ向勝負だと分が悪いので、少しでも有利な状況を作ろうと、序盤から(新城)雄大さんが動いてくれたり、中盤はトマさんや(宮崎)泰史がコントロールしてくれたりと、作戦に沿ってレースが進められた。

1回目のスプリント賞の後に苦しい時間帯もあったけど、勝負を任されている立場だったので、回復に努めながら最終局面へともっていった。最後はスプリントラインが整わずトップ3に届かなかったのが悔しいけど、調子の良さを実感できたのは大きな収穫。

明日のロードレースはKINANメンバー全員が狙えるコース。個人としては、このコースでの最高成績が5位。もちろん自分も勝ちたいし、チームとしても大きなチャンスがあるので、昨年に続くタイトルを目指したい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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