Loading...

KINAN RACING

NEWSNEWS

レイン個人総合首位キープ ツアー・オブ・シャールジャ第4ステージ レポート

レイン・タラマエがリーダージャージキープに成功
難攻不落の山岳ステージを乗り越え大会制覇へ王手
●ツアー・オブ・シャールジャ(UCIアジアツアー2.2)
1月26日(月)
第4ステージ ディバ・アル・ヒスン~アル・スフブ・マウンテン 133.0km

・出場選手
橋川丈
草場啓吾(第2ステージDNF)
ルーカス・カーステンゼン
レイン・タラマエ
トマ・ルバ
小石祐馬
KINAN Racing Teamが参戦中のツアー・オブ・シャールジャは現地1月26日に第4ステージが行われた。
今大会唯一にして最難関である本格山岳ステージで、チームは終始レースをコントロール。
個人総合首位を走るレイン・タラマエがステージ9位でまとめて、ライバル選手とのタイム差縮小を最小限に食い止めた。
これにより、リーダージャージをキープしたまま残り1ステージへ。
個人総合優勝をかけて、大会最終日へと進むことになった。
ここまで好調をキープしているチームは、レインが得た貯金を活かしながら残り2日を送っていく。
レインは鮮烈なインパクトを残した第2ステージにとどまらず、個人タイムトライアルで競った第3ステージでも好走。
他選手に1分以上の総合リードを持って第4ステージを迎える。
大会4日目は、オマーン湾に面した東海岸の地域をめぐる。
オマーンとの国境に位置するディバ・アル・ヒスンを出発すると、内陸の丘陵地帯へ。
コース前半からアップダウンが連続し、3級、3級、2級、3級とカテゴリー山岳が立て続けに待ち受ける。
いったん海沿いまで下ると、いよいよ最終登坂へ。今大会で最も難しい登坂区間である、1級山岳アル・スフブ・マウンテンの頂上を目指す。
フィニッシュまでの6kmは勾配10%を超える急坂が続く。これまで、この上りでの走りが個人総合成績に反映されることが多くあり、リーダーチームとして臨むKINAN Racing Teamとしてもいかにして乗り切るかがポイントになった。
レースはまず、数人が集団から飛び出す状況が続いた。
コース前半にいくつか設けられた中間スプリントポイントや、3級山岳ポイントの上位通過を狙う選手たちがたびたび仕掛ける。
KINAN勢は出走5選手全員でメイン集団前方を固めて統率を図る。
先行する選手たちを選別しながら、優位に進行していくべく状況を整える。
40kmを進んだあたりからは、トマ・ルバを中心に本格的なペーシングを開始。
4選手が先頭グループを形成するが、効果的な集団統率によってタイム差は1分15秒程度で推移。
やがて他の上位チームもアシスト選手を数人ずつ送り出してメイン集団をコントロール。
KINANメンバーはできる限り消耗しないよう心掛けながら、淡々とペースを刻んでいった。
先頭グループを射程圏にとどめながら、レース終盤まで持ち込んだKINAN勢。
ついに迎えるアル・スフブ・マウンテンの麓からは、トマに替わって小石祐馬と橋川丈がペーシングを担う。
この上りに賭ける選手たちが散発的にアタックを繰り出すが、小石と橋川は無理に追うことはせず一定ペースで残り距離を減らしていく。
残り2kmを切ったところで個人総合上位の選手たちが動き出すと、満を持してレースリーダーのレインが腰を上げた。
レインはライバル選手との差を最小限に食い止めながら、前線からこぼれた選手たちをパスしながら頂上を目指した。
結果、このステージは9位でのフィニッシュ。トップからは40秒差でまとめ、ここまでの貯金を大きく吐き出すことなく走り切った。
安定した走りが奏功し、レインは危なげなくリーダージャージをキープ。
チーム一丸となってのレースコントロールが実を結んでいる。個人総合2位以下とは依然1分以上のリード。大会制覇へ王手をかけ、最後の1ステージへと駒を進める。
また、最終盤での好アシストが光った小石も山岳をうまくまとめ、個人総合で2ランクアップの6位に浮上。
トップ10圏内に2人を送り込んでいるほか、各ステージのチーム内上位3選手のタイム合算で競うチーム総合時間でもトップに立っている。
ここまで最高の戦いを演じるKINAN勢。最終・第5ステージは平坦基調の100.99kmで、風や要所でのライバルのアタックを注視していきながらレースをコントロールしていく。
レインを中心としながら、小石、トマ、橋川、ルーカス・カーステンゼンがチームを盛り立てていく。
ツアー・オブ・シャールジャ第4ステージ(133.0km)結果
1 マッテオ・ファッブロ(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ)3時間20分38秒
2 ロレンツォ・ネスポリ(MBHバンク・CSB・テレコムフォート)+2秒
3 ヤフィート・ムルゲタ(シャールジャスポーツクラブ)+7秒
4 アドネ・ファンエングレン(トレンガヌサイクリングチーム)+13秒
5 アウェット・アマン(イスタンブールチーム)+29秒
6 マルチン・ブジンスキ(MBHバンク・CSB・テレコムフォート)+32秒
9 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)+40秒
17 橋川丈(KINAN Racing Team)+1分28秒
19 小石祐馬(KINAN Racing Team)
78 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+8分58秒
91 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)+13分17秒


・個人総合時間
1 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)9時間8分6秒
2 アドネ・ファンエングレン(トレンガヌサイクリングチーム)+1分8秒
3 マルチン・ブジンスキ(MBHバンク・CSB・テレコムフォート)+1分9秒
4 マッテオ・ファッブロ(ソリューションテック・NIPPO・ラーリ)+2分17秒
5 アブドゥラ・ジャシム・アルアリ(UAEチームエミレーツGenZ)+3分17秒
6 小石祐馬(KINAN Racing Team)+3分53秒
31 橋川丈(KINAN Racing Team)+9分48秒
44 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+12分8秒
92 ルーカス・カーステンゼン(KINAN Racing Team)+21分59秒


・ポイント賞
3 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)31pts
35 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)2pts


・山岳賞
4 レイン・タラマエ(KINAN Racing Team)10pts

・チーム総合
1 KINAN Racing Team 27時間32分15秒
●選手コメント
レイン・タラマエ
「何チームかが集団のペースを維持しようとしていたので、私たちだけが負担を強いられることなく走れたのはラッキーだった。レース途中からトマが集団をコントロールし、ルーカスが私のポジションをキープする役目を担ってくれた。それに、今日特に強かったのが(小石)祐馬と(橋川)丈だった。とても良いペースで、最後までパニックにならずに牽いてくれた。

最後の2kmが自分の仕事だったが、総合上位の選手や優秀なクライマーから大きく遅れずにフィニッシュできた。私はベストクライマーではないけど、今日の走りは勝利に等しい。ここまでチームの戦術がしっかり機能していることが好成績に結びついている。

ロードレースは最後まで何があるか分からない。明日は平坦で、風もあると思うから、集中して走り切りたい。勝利までの道のりはまだ長い。」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
SHARE THIS:
  • FaceBook
  • Twitter
  • LINE