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READY STEADY TOKYO レポート
新城が逃げ、椿が追った、攻めの走りで魅せた
READY STEADY TOKYO テストイベントチーム最上位は新城の33位
READY STEADY TOKYO テストイベントチーム最上位は新城の33位
●READY STEADY TOKYO-自転車競技ロード(UCIアジアツアー1.2)
武蔵野の森公園(東京都府中市)〜富士スピードウェイ(静岡県小山町) 179.0km
●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
椿大志
大久保陣
中島康晴
新城雄大
武蔵野の森公園(東京都府中市)〜富士スピードウェイ(静岡県小山町) 179.0km
●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
椿大志
大久保陣
中島康晴
新城雄大
7月21日、翌年に控えた東京五輪のテストイベントとなるREADY STEADY TOKYO -自転車競技(ロード)が開催された。
東京都府中市の武蔵野の森公園をスタートし、道志みちや三国峠を経由して静岡県小山町の富士スピードウェイにフィニッシュする走行距離179km・獲得標高3700mの過酷なレース。
5名の布陣で挑んだKINAN Cycling Teamは、リアルスタート直後から新城雄大が逃げ続け、後半には椿大志が追走に飛び出すなど積極的な攻めの走りを見せた。
レースも最終盤に入り、イタリアを中心とした海外勢の猛攻が続く中、粘り続けた新城がチーム最高位の33位となった。
READY STEADY TOKYO 自転車競技(ロード)は、2020年に行われる東京オリンピックに向けたテストイベント。
オリンピック当日のレース運営全体をテストするため、本番さながらの運営体制で実施された。
今回はオリンピック本番で予定されているコースのうち、富士山麓区間がカットされているものの、道志みち、三国峠、籠坂峠といった厳しくかつ勝負どころとなる登坂区間は含まれている。
東京都府中市の武蔵野の森公園をスタートし、道志みちや三国峠を経由して静岡県小山町の富士スピードウェイにフィニッシュする走行距離179km・獲得標高3700mの過酷なレース。
5名の布陣で挑んだKINAN Cycling Teamは、リアルスタート直後から新城雄大が逃げ続け、後半には椿大志が追走に飛び出すなど積極的な攻めの走りを見せた。
レースも最終盤に入り、イタリアを中心とした海外勢の猛攻が続く中、粘り続けた新城がチーム最高位の33位となった。
READY STEADY TOKYO 自転車競技(ロード)は、2020年に行われる東京オリンピックに向けたテストイベント。
オリンピック当日のレース運営全体をテストするため、本番さながらの運営体制で実施された。
今回はオリンピック本番で予定されているコースのうち、富士山麓区間がカットされているものの、道志みち、三国峠、籠坂峠といった厳しくかつ勝負どころとなる登坂区間は含まれている。
曇り空の下、レーススタートを待つテストイベントのスタートライン
今大会にはイタリア・フランス・ベルギーなどの海外強豪国のナショナルチームが一線級のメンバーをそろえて出場。
加えて国内外から9つのコンチネンタルチームと大学選抜チームが出場した。
KINAN Cycling Teamからは山本元喜、椿大志、大久保陣、中島康晴、新城雄大の5名での出場となった。
加えて国内外から9つのコンチネンタルチームと大学選抜チームが出場した。
KINAN Cycling Teamからは山本元喜、椿大志、大久保陣、中島康晴、新城雄大の5名での出場となった。
5名の選手でのフォトセッション
レース当日は曇り空。
日差しは無いものの蒸し暑さを感じる中、定刻の正午に95選手が武蔵の森公園をスタート。
10kmのパレードランを終え、審判車からリアルスタートを告げる緑色の旗が振られると集団前方は活性化。
この中から飛び出した4名の逃げに新城が入った。
日差しは無いものの蒸し暑さを感じる中、定刻の正午に95選手が武蔵の森公園をスタート。
10kmのパレードランを終え、審判車からリアルスタートを告げる緑色の旗が振られると集団前方は活性化。
この中から飛び出した4名の逃げに新城が入った。
逃げる新城雄大が道志みちを行く
新城ら先頭の4人はこの後70kmに渡って逃げ続けるが、海外勢を中心とした19人の追走集団が道志みち途中で合流し、先頭グループは22人と膨らむ。
山伏峠を超え、山中湖の北側を回って富士スピードウェイの最初の周回に入っても形勢は変わらず、新城も前方でレースを展開。
一方、メイン集団からは椿大志を含む5人が追走に飛び出す。
この時点でレースは3分の2となる約130kmを消化しており、序盤から中盤にかけてKINAN Cycling Teamは積極的な攻めの走りをみせた。
山伏峠を超え、山中湖の北側を回って富士スピードウェイの最初の周回に入っても形勢は変わらず、新城も前方でレースを展開。
一方、メイン集団からは椿大志を含む5人が追走に飛び出す。
この時点でレースは3分の2となる約130kmを消化しており、序盤から中盤にかけてKINAN Cycling Teamは積極的な攻めの走りをみせた。
追走に飛び出した椿大志
小山町を周回し、富士スピードウェイの2周目に入ると、先頭グループ、メイン集団ともにバラバラとなる。
先頭はイタリア・フランス・イギリスなどの海外勢で構成された9選手。
この後に3人の第2集団、4人の第3集団と続き、第4集団に新城が入る。
山本は第6集団、直後の第7集団に中島が入り、少し遅れて椿大志が通過していった。
先頭はイタリア・フランス・イギリスなどの海外勢で構成された9選手。
この後に3人の第2集団、4人の第3集団と続き、第4集団に新城が入る。
山本は第6集団、直後の第7集団に中島が入り、少し遅れて椿大志が通過していった。
集団の先頭をひく中島康晴
この周回を終えると、レースは最大の難関となる三国峠を超え、山中湖の南側を通過して再び富士スピードウェイへ。
三国峠手前で一度集団がまとまるも、三国峠の麓からイタリアナショナルチームのディエゴ・ウリッシ選手が単独でアタック。
一方の集団は再度崩壊し、小さな集団に分裂したまま富士スピードウェイの最後の周回へと戻ってくる。
最初にフィニッシュラインに飛び込んだのは独走のまま逃げ切ったウリッシ選手。
2位にもチームメートのダヴィデ・フォルモロ選手が入り、イタリアナショナルチームのワン・ツーフィニッシュ。
また、3位にはフランスナショナルチームのナンス・ピーターズ選手が入った。
三国峠手前で一度集団がまとまるも、三国峠の麓からイタリアナショナルチームのディエゴ・ウリッシ選手が単独でアタック。
一方の集団は再度崩壊し、小さな集団に分裂したまま富士スピードウェイの最後の周回へと戻ってくる。
最初にフィニッシュラインに飛び込んだのは独走のまま逃げ切ったウリッシ選手。
2位にもチームメートのダヴィデ・フォルモロ選手が入り、イタリアナショナルチームのワン・ツーフィニッシュ。
また、3位にはフランスナショナルチームのナンス・ピーターズ選手が入った。
終周回に入った新城雄大は33位でフィニッシュ
KINAN Cycling Teamでは、粘り続けた新城がチーム最高位となる33位でフィニッシュラインを通過。
その後、中島が39位、山本が43位と続き、最終走者となった椿大志はフィニッシュラインを越えたもののOver Time Limit(タイムアウト)となった。
その後、中島が39位、山本が43位と続き、最終走者となった椿大志はフィニッシュラインを越えたもののOver Time Limit(タイムアウト)となった。
READY STEADY TOKYO(179.0km)結果
1 ディエゴ・ウリッシ(イタリア) 4時間50分53秒
2 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア) +17秒
3 ナンス・ペータース(フランス) +1分52秒
4 マシュー・ホルムズ(イギリス) +2分29秒
5 ロイック・フリーゲン(ベルギー)
6 ファビアン・ドゥベイ(フランス)
33 新城雄大(KINAN Cycling Team) +16分27秒
39 中島康晴(KINAN Cycling Team) +20分24秒
43 山本元喜(KINAN Cycling Team) +20分56秒
OTL 椿大志(KINAN Cycling Team)
DNF 大久保陣(KINAN Cycling Team)
1 ディエゴ・ウリッシ(イタリア) 4時間50分53秒
2 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア) +17秒
3 ナンス・ペータース(フランス) +1分52秒
4 マシュー・ホルムズ(イギリス) +2分29秒
5 ロイック・フリーゲン(ベルギー)
6 ファビアン・ドゥベイ(フランス)
33 新城雄大(KINAN Cycling Team) +16分27秒
39 中島康晴(KINAN Cycling Team) +20分24秒
43 山本元喜(KINAN Cycling Team) +20分56秒
OTL 椿大志(KINAN Cycling Team)
DNF 大久保陣(KINAN Cycling Team)
●選手コメント
・新城雄大
「上りが厳しいことは最初から分かっていたので、真っ向勝負では力不足。逃げに入って少しでもタイムギャップを稼いで上りに入ることを考えていた。作戦通りに逃げることができたが、思った以上に上りが厳しく、また追走集団も強力で捕まるタイミングも予想以上に早かったので、ハードなレースになった。
今回のレースで中休みに入りますが、後半戦もがんばりますので、応援よろしくお願いします」
・新城雄大
「上りが厳しいことは最初から分かっていたので、真っ向勝負では力不足。逃げに入って少しでもタイムギャップを稼いで上りに入ることを考えていた。作戦通りに逃げることができたが、思った以上に上りが厳しく、また追走集団も強力で捕まるタイミングも予想以上に早かったので、ハードなレースになった。
今回のレースで中休みに入りますが、後半戦もがんばりますので、応援よろしくお願いします」