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KINAN RACING

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トマ・ルバ&山本大喜 総合2位・3位フィニッシュ! ツアー・オブ・ジャパン 第3ステージ・東京 レポート

ツアー・オブ・ジャパン閉幕
個人総合でトマ・ルバ2位、山本大喜が3位を守り抜く
●ツアー・オブ・ジャパン2021(UCIアジアツアー2.2)
第3ステージ 東京 112.0km

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
山本大喜
トマ・ルバ
新城雄大
畑中勇介
熱戦が展開されたステージレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」は、5月30日実施の第3ステージをもって閉幕。
最後を飾った東京での平坦ステージは、総合成績に大きな影響を及ぼさない2選手が逃げ切り。
KINAN Cycling Teamは出走5選手が問題なく完走。
3日間を通して、トマ・ルバが個人総合2位、山本大喜が同じく3位となり、2選手を上位へと送り込む充実のレースとした。
2年ぶり開催のTOJは、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり3日間と短期間での戦いだった。
その締めとなるのは、東京・大井埠頭でのスピード勝負。
1周7kmのコースを16周回。112kmで争われた。

KINAN Cycling Teamは前日までの2ステージを終えて、トマと山本大が総合で好位置に。
山本元喜も第2ステージで3位に入るなど、好調な戦いが続いている。
ハイスピードバトルとなるこの日も、畑中を中心に上位進出を狙っていく。
レーススタートから、ステージ優勝を狙うチームが積極的に動く。
KINAN勢も危険なアタックはチェックしながら、集団前方で距離を踏んでいく。
たびたび数人がパックを組んで前をうかがうが、メイン集団の容認を得るところまではいかない。
8周目を迎えたところで5人の飛び出しが決まり、レースは徐々に追いついてくる。
KINAN勢は全員集団に待機。逃げる選手たちが総合成績で大きな影響を及ぼさないメンバーだったこともあり、リスクを回避しながらフィニッシュを目指す態勢を整えた。
逃げている選手たちは、残り2周で2人に絞られる。
遅れた3人はメイン集団が吸収。スプリントを狙うチームのアクションが大きくなかったことも関係し、先頭2人が逃げ切りの可能性を高める。
総合成績のキープに比重を置いたKINAN勢はこの動きを容認し、セーフティに終盤を送った。
結果的に先頭2選手がそのまま逃げ切り、メイン集団は26秒差でのフィニッシュ。
上位争いのスプリントに畑中が参戦し、この日チーム最上位の12位。
総合成績がかかっていたトマ、山本大も問題なく集団内でレースを終えた。
これにより、KINAN Cycling Teamはトマが個人総合2位、山本大が同3位を確定。
第1ステージの富士山を制した増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)には最後まで届かなかったものの、トップ3に2選手を送り込むチーム力を披露。
久々のUCI公認レースにも、まったく臆することなく大きな成果を上げた。
また、出走5選手いずれもトラブルなく最終のフィニッシュラインを通過。
2年ぶりのツアー・オブ・ジャパンをしっかりと走り切っている。
大会の開催にあたり、新型コロナウイルス感染拡大やそれにともなう緊急事態宣言下でも安全なレース運営のために尽力された主催者、関係各所へ、チーム一同心より感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。
ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ 東京(112.0km)結果
1 川野碧己(弱虫ペダルサイクリングチーム) 2時間16分44秒
2 小林海(マトリックスパワータグ) +0秒
3 沢田桂太郎(スパークルおおいたレーシングチーム) +26秒
4 黒枝咲哉(スパークルおおいたレーシングチーム)
5 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
6 大前翔(愛三工業レーシングチーム)
12 畑中勇介(KINAN Cycling Team)
17 新城雄大(KINAN Cycling Team)
26 山本大喜(KINAN Cycling Team)
31 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
71 山本元喜(KINAN Cycling Team) +2分16秒


個人総合時間賞
1 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 7時間33分21秒
2 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +11秒
3 山本大喜(KINAN Cycling Team) +44秒

4 フランシスコ・マンセボ(スペイン、マトリックスパワータグ) +1分19秒
5 小石祐馬(チーム右京相模原) +1分30秒
6 伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム) +2分2秒
28 新城雄大(KINAN Cycling Team) +12分45秒
31 畑中勇介(KINAN Cycling Team) +16分26秒
34 山本元喜(KINAN Cycling Team) +17分45秒


山岳賞
1 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 15pts
2 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 12pts
3 山本大喜(KINAN Cycling Team) 10pts


チーム総合
1 マトリックスパワータグ 15時間54分59秒
2 KINAN Cycling Team +31秒
●選手コメント
・トマ・ルバ
「もちろん勝ちたかった。ただ、富士山(第1ステージ)を終えてからの逆転は難しいとも思っていた。それもあり、今日は個人総合トップ3に2人を送り込むことを最優先しレースを進めた。

ツアー・オブ・ジャパンは日本において特に重要なレースの1つ。日本人選手やチームが全力で戦える機会だし、2年ぶりの開催が実現したことは本当に良かった。本来の8日間から3日間に短縮されたことについては、今までと違ったレースになり、日本人選手との駆け引きに注力した。

今後のレーススケジュール次第だが、秋のレースに照準を定めたい。ツール・ド・北海道、そしてツール・ド・熊野で最高の成績を残したいと考えている」
・山本大喜
「個人総合3位はとてもうれしい。良い結果が残せたと思う。今年が勝負だと思ってトレーニングをしっかりしてきたつもりだし、多くの方々からの応援もいただいた。とにかく結果で示さないといけないことは分かっていた。今までとの意識の違いが結果につながっていった。

(個人総合優勝の)増田選手は実力的にも人間としても尊敬している選手。同じように日本を代表する選手になりたいと強く思っている。(株式会社キナン本社のある新宮を拠点に活動)みんなには、やっと日本のトップで走れるようになったと報告がしたい。応援だけでなく、日頃の生活から支えてもらっているので、結果につながったことへの感謝をしたい」
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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