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KINAN RACING

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新城雄大優勝&1〜4位独占 JCL広島トヨタ広島ロードレース レポート

JCL広島トヨタ広島ロードレースで新城雄大が優勝
終始主導権を握って1~4位までを独占
●広島トヨタ広島ロードレース(三菱地所JCLロードレースツアー2021)
広島中央森林公園サイクリングコース 12.3km×10周回

●KINAN Cycling Team出場選手
山本元喜
山本大喜
トマ・ルバ
中島康晴
新城雄大
畑中勇介
国内プロロードレースチームによるリーグ「三菱地所JCLロードレースツアー2021」は7月10日、広島中央森林公園サイクリングコースを舞台に、広島トヨタ広島ロードレースを開催。
123kmの行程で行われたレースは、終始KINAN Cycling Teamがレースを支配。
終盤は4人が先行する数的優位な状況を作り、最後は新城雄大が1位でフィニッシュして締め。
結果的に1~4位を独占し、チーム力を示す結果とした。

Photo: Yosuke SUGA

3月に華々しく開幕したシリーズは、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を見ながら、レース開催時期を模索。
この広島から有観客レースとして実施する運びとなった。
伝統の広島中央森林公園のコースは、1周12.3km。変化に富むタフなレイアウトで、これまでも数多くの名勝負が生まれてきた。

これを10周回するレースには、KINAN Cycling Teamから山本元喜、山本大喜、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大、畑中勇介の6人を招集。
ロードパートでは現状ベストメンバーといえる布陣を敷き、万全の態勢でレースに挑んだ。

Photo: Yosuke SUGA

迎えた戦いは、1周目からプロトンが割れる流れに。
広島名物の登坂区間「三段坂」を越えると、先頭グループは17人に絞られた。

力のあるメンバーがそろったこともあり、快調なペースで進む先頭グループ。
ここに加わった山本元が途中の山岳ポイントを1位通過するなど積極的に動いていく。
レース後半に入り、7周目でいよいよ先頭でも絞り込みが激化。
8周目に入ると上りで山本大がアタックし、これで先頭に残ったのは6人。
うち4人がKINAN勢。山本元、山本大、新城、畑中がそろい、完全優位な体制に持ち込んだ。

Photo: Yosuke SUGA

こうなると、あとは勝ちに向けてどう展開していくか。
先頭に残った谷順成選手や(那須ブラーゼン)、吉岡直哉選手(チーム右京相模原)の動きにも冷静に対処すると、9周目後半で山本元が再びアタック。これで独走に移る。

Photo: Yosuke SUGA

最終周回を迎えて、今度は新城が飛び出して先頭をゆく山本元に合流。
その後ろでは山本大と畑中も残る2人を振り切って、上位固めへ。
トップでは2人のどちらかの優勝が濃厚となり、最後の直線で新城がわずかに前方へ。
そのまま優勝を決め、山本元が2位、少し置いて山本大が3位、畑中が4位と続いた。

Photo: Kenta ONOGUCHI

チームはこれで1~4位を独占。完全勝利といえる結果となった。
同時に、新城は個人ランキングトップとなり特別賞ジャージ「マイヨプリエ」を獲得。
スプリント賞でもトップとなって、「マイヨラファール」もゲット。
翌日のレースでは、マイヨプリエを着て出走する。
また、山本元は山岳賞の「マイヨフイルージュ」を獲得している。

Photo: Kenta ONOGUCHI

広島でのシリーズはもう1戦。
次は広島市内での「広島トヨタ広島クリテリウム」が行われる。
ロードレースから一転し、1.7kmの周回コースを30周するハイスピードバトル。
KINAN Cycling Teamは連勝を狙って、同じメンバーで勝負をかけていく。
広島トヨタ広島ロードレース(123.0km)結果
1 新城雄大(KINAN Cycling Team) 3時間5分25秒
2 山本元喜(KINAN Cycling Team) +0秒
3 山本大喜(KINAN Cycling Team) +16秒
4 畑中勇介(KINAN Cycling Team)

5 吉岡直哉(チーム右京相模原) +35秒
6 谷順成(那須ブラーゼン) +1分26秒
17 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +6分24秒
21 中島康晴(KINAN Cycling Team) +9分50秒


JCL各賞リーダージャージ表彰(KINAN Cycling Team分)
●マイヨプリエ(個人ランキングトップ)

新城雄大(KINAN Cycling Team)

●マイヨラファール(スプリント賞)
新城雄大(KINAN Cycling Team)

●マイヨフイルージュ (山岳賞)
山本元喜(KINAN Cycling Team)
●選手コメント
・新城雄大
「みんながサバイバルなレースを組み立ててくれた。着順は(山本)元喜さんが譲ってくれたので遠慮せずに一番でフィニッシュした。このチームに入ってなかなか勝てない状態が続いたが、やっとこの日を迎えられた。勝てて本当にうれしい」
※レースライブ中継より
※レポートはメディアリリースから

Photos: Yosuke SUGA, Kenta ONOGUCHI
Report, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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