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KINAN RACING

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三菱地所 presents ツアー・オブ・ジャパン 2022 第1ステージ レポート

ツアー・オブ・ジャパン開幕
初日からのサバイバルレースでトマ4位、山本大喜5位の滑り出し
●三菱地所 presents ツアー・オブ・ジャパン 2022(UCI アジアツアー 2.2)
第1ステージ 信州飯田 119.6km

●KINAN Cycling Team 出場選手
山本元喜
仮屋和駿
山本大喜
トマ・ルバ
新城雄大
日本最古かつ、最大クラスのステージレース「三菱地所 presents ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」が5月19日に開幕した。
序盤からハイペースで進んだ第1ステージは、終盤にかけて各チームのエース格だけが残る厳しい展開に。
KINAN Racing Teamは終始前方でレースを進めたトマ・ルバが4位、山本大喜が5位で初日を終えた。
2022年のTOJは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ステージ数を減らしながらも、昨年に続く開催が実現。
選手たちは信州飯田、富士山、相模原、東京の全 4ステージ・総距離418.1kmを走り、総所要時間を競う。

KINAN Racing Teamはエースナンバー21を背負うトマ・ルバを軸に個人総合時間賞を狙う布陣。
昨年惜しくも10秒差で総合優勝を逃したトマは雪辱を果たしたい。
さらにステージレースでの実績十分な山本元喜、山本大喜、レースコントロールに秀でる新城雄大、昨年相模原ステージにて入賞経験のある仮屋和駿が加わった盤石の5名で臨む。
2019年以来3年ぶりの開催となる信州飯田ステージはパレード区間を含めた119.6kmの周回コース。
標高差561mの丘陵ルートとテクニカルなコーナーが選手を待ち受ける。
タフなレイアウトゆえに例年厳しいレース展開が見られ、第1ステージから重要度が極めて高い。
KINANメンバーは事前合宿より入念なコースチェックを行い、万全の準備で当日を備えた。
レースは午前10時定刻、児童たちの声援を受けながら下久堅小学校前をスタート。
KINAN勢は1周目から逃げ集団に山本元が入るなど、攻めの姿勢を見せる。
たびたび前線をうかがう姿勢を見せた山本元は、4周目にも再び4名の逃げを形成。
6周目の山岳ポイント(KOM)を先頭で通過したのちに、ペースが上がったメイン集団へと戻ったものの、レースを活性化させるきっかけを作った。
9周回目、KOMへ向けた上り区間でレースは大きく動く。
有力チームのアシスト選手たちのペースメイクから、7人が集団から飛び出す。
KINAN勢はトマ、山本大がジョイン。

力のあるメンバーがそろった中から、さらにベンジャミン・ダイボール選手(チーム右京相模原)が単独で抜け出し、そのまま独走体制へ。
これを増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)、ネイサン・アール選手(チーム右京相模原)、トマの3人で追走するが、そこからアール選手がチームメートのダイボール選手めがけてスピードアップ。
フィニッシュを前に合流し、そのままワンツーフィニッシュとなった。
増田選手とパックを組んで前を追ったトマは、2人のまま最終局面へ。
先頭2名から遅れること30秒、増田選手が先着し、トマは同タイムの4位で終えた。
また、第3パックで追撃した山本大が5位として、KINAN勢2人が上位フィニッシュ。
ほか3人も走り切って、次のステージへつなげている。
個人総合では、このステージの順位がそのままおおむね反映され、トマが総合タイム差41秒で4位、山本大が同1分28秒で5位につける。
翌、19日は個人総合時間賞を決定づけると言っても過言ではない富士山ステージ。
富士スピードウェイ西ゲートを出発し、東京五輪TT周回コースを経てふじあざみラインを上る78.8km。
KINAN Racing Teamはトマ、山本大の総合ジャンプアップを狙って、チーム一丸となってクイーンステージに臨む。
ツアー・オブ・ジャパン2022第1ステージ(119.6km)結果 
1 ネイサン・アール(チーム右京相模原)3時間4分25秒
2 ベンジャミン・ダイボール(チーム右京相模原)+3秒
3 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+31秒
4 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
5 山本大喜(KINAN Racing Team)+1分18秒

6 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
14 山本元喜(KINAN Racing Team)+2分13秒
30 新城雄大(KINAN Racing Team)+4分50秒
35 仮屋和駿(KINAN Racing Team)+10分39秒


・個人総合時間賞
1 ネイサン・アール(チーム右京相模原)3時間4分15秒
2 ベンジャミン・ダイボール(チーム右京相模原)+7秒
3 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+37秒
4 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+41秒
5 山本大喜(KINAN Racing Team)+1分28秒

6 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
15 山本元喜(KINAN Racing Team)+2分21秒
30 新城雄大(KINAN Racing Team)+5分00秒
36 仮屋和駿(KINAN Racing Team)+10分49秒
・選手コメント
トマ・ルバ
「とても速いレースで、その中でダイボール選手の強さは際立っていた。下りで追えなかったことは自分のミスで、ネイサン選手にも先を行かれる結果になってしまった。トップの2人に追いつくことはできなかったが、増田選手と追走を図って、同時に個人総合成績を意識しながら走れたことには満足している。

富士山では全力を尽くすだけ。勝つことは容易ではないが、ポディウムに上がることを目指してトライしていきたい。個人総合で上位を狙えるかどうかは、明日のステージを走り終わった時点でイメージできると思う」
Report, Photos, Edit: The Syunsuke FUKUMITSU
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