東海地区のロードレースシリーズ「iRC Tire Presents KINAN AACA CUP」の2023年シーズン第8戦が10月28日、岐阜県海津市・国営木曽三川公園 長良川サービスセンター特設コースにて開催された。

本シリーズは4つのカテゴリーとキッズカテゴリーのレースで構成され、ステップアップ方式で競技力を向上できるイベントとなっている。
最上級カテゴリーである1-1クラスにはKINAN Racing Teamより花田聖誠、白川幸希、津田悠義、トマ・ルバの4名が参加した。

スタートからまもなく、トマが果敢に動いて見せ場を作る。
集団前方で位置取ると、ロングスパートを繰り返し、集団を苦しめた。

そして中盤を迎えると、チームはこの日最大の見せ場を作った。
強力な選手2名が逃げを打つと、危険を察したKINANメンバーが先頭で合流。
総出で追走をかけると大きくタイム差を短縮し、活気のある展開を作り上げた。

また、レース後には花田がトークに立って、会場の盛り上げ役に。
MCのYKO（丸山由紀夫）さんとのやりとりでは、自身の走りを振り返りながら話を展開させた。

会場にて併催されたキッズスクールでは、KINAN Racing Team選手らがスラロームを用いた恒例のレッスンを実施。
若年層の育成を目的とした直属アカデミー「キナンレーシングチーム みえジュニア」の始動もスクール内で発表された（近日中に正式リリース）。
KINAN AACA CUPとも連動する育成プロジェクトにも取り組み、より一層自転車競技の未来を創っていく。

このほか、チームサプライヤーであるシリーズ協賛のiRC Tireさま、FUSIONさま、アスリチューンさまがブースを出展。各社製品のPRを行っていただいた。

今季のシリーズ終盤戦となる第9戦は11月18日に行われ、チームはこちらへの参加も予定している。

Text, Photo: Ryo KODAMA
Edit: Edit: Syunsuke FUKUMITSU