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KINAN RACING

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那智勝浦町 熊野古道ヒルクライム ゲスト参加レポート

熊野古道ヒルクライムに花田・白川両選手がゲスト参加
那智勝浦の魅力が詰まったフルコースでの開催が復活
熊野路を駆け上がるヒルクライムイベント「那智勝浦町熊野古道ヒルクライム」が11月5日に開催。
KINAN Racing Teamからは花田聖誠、白川幸希がゲストライダーとして参加し、サイクリストたちの走りを支えた。
また、参加者との交流や関連プログラムにも登壇。ホーム開催のイベントを盛り上げた。
「那智勝浦町熊野古道ヒルクライム」は那智勝浦を発ち、那智山を駆け上がるイベント。
ユネスコ世界文化遺産にも登録される熊野路を走り、那智滝を望むことができる。
国際レース「ツール・ド・熊野」や熊野地域でのサイクリングイベントを運営する「NPO法人 SPORTS PRODUCE 熊野」が主催のもと、今年は「妙法山 阿弥陀寺」までのルートに加え、標高966mにも達する「大雲取山ルート」も復活。
ラスト3kmは荒れた急勾配区間であり、熊野の力強い自然を再び堪能できるようになった。

そんなイベントを支えるライダーとして迎え入れられた花田、白川は前日より熊野入りし、那智大社へ参拝。
神聖な地を借りることへの感謝、参加者の安全も含め、大会の成功を祈った。
当日は那智大社への参拝路として知られる、熊野古道の一部で、那智山へと続く大門坂よりスタート。
紀伊半島南部特有の温暖な気候も味方して、サイクリストたちは機敏に坂を駆け上がる。
やがて「那智の滝」を通過する頃に花田を含む7名が先頭に残り、熱戦を繰り広げた。
いよいよ大雲取山へ差し掛かり、激坂区間が増したところで花田がペースアップを交える。
苦しい場面で仕掛けを演出し、終盤に向けてふるいをかけていく。
本格的な頂上決戦が迫ったが、ここで花田が路面に足をすくわれてしまう。
残念ながら追い上げることは叶わず、悔しさを滲ませながら争いを見送った。
大雲取山頂では、最後まで競った参加者たちが健闘を讃えあう。
しばらくすると、道中で声援を送り続けながら登坂した白川、そして花田も無事登頂。
その後は続々と完走を目指すサイクリストに声援を送り、温かく迎えた。
先頭での激しい競争ばかりでなく、自分との戦いでもあるのがヒルクライム。
大雲取山コースの最終完走者は、「還暦を迎える前にチャレンジできてよかった。時間がかかってしまったが、娘から借りた軽量バイクの力もあって完走できた。」と語り、参加者それぞれの自己実現の場となった。
登頂後のダウンヒルも白川がしっかりとアテンドし、昼食・表彰会場であるレインボーフェスタへ安全に移動。

会場では地元のグルメが振る舞われ、めはり寿司やいらぎ(サメ)のみりん干しなど郷土料理が参加者を迎えた。
また、表彰式でも副賞として多くの特産品が用意され、なんと総合優勝者には朝採れの伊勢海老が送られ、ギャラリーを大いに沸かせた。
花田、白川ともに自身も楽しみながら、美しい景観や美味しいグルメと魅力の詰まった熊野を参加者と一緒に堪能。
引き続き、KINAN Racing Team全体でレース活動にとどまらず、地域を盛り上げる活動にも注力する。
SPORTS PRODUCE 熊野では、12月3日に「紀南シーサイドヴェロフェスタ with KINAN Racing Team 2023」も催される。
サイクルトレインを活用した注目イベントであり、チームはこちらへの参加も予定している。
Text, Photo: Ryo KODAMA
Edit: Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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