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さなごうち大川原高原ヒルクライム ゲスト参加レポート

さなごうち大川原高原ヒルクライムに花田・白川両選手がゲスト参戦
走り・トーク・ファンサービスの3拍子で初開催を盛り上げる
徳島県の北東部・佐那河内村で初開催されたヒルクライムレース「さなごうち大川原高原ヒルクライム」に、KINAN Racing Teamから花田聖誠・白川幸希の2選手がゲストライダーとして招待され、約10kmの上りコースにチャレンジ。
名だたるヒルクライマーたちから「国内有数のヒルクライムコース」と絶賛された高難度かつ絶景の上りルートを多くの参加者とともに体感した。
雄大な自然と魅力あふれるグルメ、阿波おどりなどの伝統文化で知られる徳島県に、新たな名物として根付かせることを目的に始まった今大会。
2023年に入ってから本格的にプロジェクトが動き出し、11月19日に開催が実現。
計画段階から花田・白川両選手への招待参加のオファーがあり、“山の神”として数多くの山岳タイトルを勝ち取ってきた森本誠選手(GOKISO所属)とともに、同村へと迎えられた。
レースシーズンはおおむねオフを迎えているものの、この日は200人を超える参加者が全国から集結。
将来的に国内の主要ヒルクライムイベントを目指しており、今回は「プレ大会」としての位置づけながらも、タフな上りへの猛者たちからの注目度がうかがえた。
花田・白川両選手がトライした上りは、全長9.77kmで平均勾配は7.8%。
最大勾配19%を数え、スタートからフィニッシュまで常に急坂が続くイメージ。
前日には試走が予定されていたものの、季節外れの降雪で車からのコースチェックにとどめることに。
いわば、ぶっつけ本番で上りへと挑む形となった。
個人タイムトライアル形式でレースが実施され、10秒おきにスタートしていく選手たち。
花田はスタート順なかば、白川は後半にそれぞれ出発。
花田は今大会の上位候補ライダーに近い順番だったこともあり、序盤から攻めの走り。
中盤以降は歯を食いしばりながらのクライミングとなったが、32分台で走破。
白川もテンポで走りを進めて、35分台でまとめた。
今回はゲストライダーも順位対象となったこともあり、一般参加選手にとっても大きな目標となった様子。
全体トップタイムは31分台で、年代別に数カテゴリーに分けての実施だったが、上位ライダーたちは僅差の勝負となっていた。
レースにとどまらず、ステージでのトークやファンサービスでも選手たちは盛り上げに寄与。
冗談を交えながらもコースの印象や攻略法を参加者にレクチャーしたほか、開催地の魅力を発信するなどして、村の人たちからも大好評。
コースのすばらしさを説いた両選手の話には、岩城福治村長も大喜び。
イベント終了後には直々にお褒めの言葉をいただいた。
徳島県唯一の村である佐那河内村が主催で、同村挙げてのイベントとして行われた今大会。
高級イチゴ「ももいちご」やスダチといった果物が多く採れ、特産品を生かしたグルメも魅力の地域。
会場にはそれらが多数出展し、村の人々の協力もあって成功裏に終わった。
来年以降の開催も期待されており、「今後もぜひ参加を」とのメッセージをいただいて村を後にした。
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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