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ツアー・オブ・アンタルヤ 第1ステージ レポート
6年ぶりのUCIヨーロッパツアー参戦、ツアー・オブ・アンタルヤ開幕
今季初レースのトマ・ルバの逃げの姿勢がチームに勢いを与える
今季初レースのトマ・ルバの逃げの姿勢がチームに勢いを与える
●ツアー・オブ・アンタルヤ(UCIヨーロッパツアー2.1)
第1ステージ 2月8日(木)
シデ-アンタルヤ 135km
・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
白川幸希
レイモンド・クレダー
トマ・ルバ
畑中勇介
第1ステージ 2月8日(木)
シデ-アンタルヤ 135km
・出場選手
孫崎大樹
ドリュー・モレ
山本元喜
白川幸希
レイモンド・クレダー
トマ・ルバ
畑中勇介
国際ロードレースが活況のトルコで開催のツアー・オブ・アンタルヤが、現地2月8日に幕開け。
この大会に初出場を果たしたKINAN Racing Teamは、第1ステージの序盤からトマ・ルバが先頭グループに乗り込む積極的な戦いを展開。
タフなレースにあって、出場7選手いずれもがメイン集団でレースを完了。
先に控えるステージに向けて状況を整えている。
この大会に初出場を果たしたKINAN Racing Teamは、第1ステージの序盤からトマ・ルバが先頭グループに乗り込む積極的な戦いを展開。
タフなレースにあって、出場7選手いずれもがメイン集団でレースを完了。
先に控えるステージに向けて状況を整えている。
ツアー・オブ・アンタルヤはその名の通り、トルコ南部の都市・アンタルヤを舞台とするステージレース。
地中海に面した観光都市を基点に、全4ステージで争われる。
平坦・丘陵・山岳とバランスがとられたステージ編成で、オールラウンドに力を発揮できる選手の持ち場といえる。
地中海に面した観光都市を基点に、全4ステージで争われる。
平坦・丘陵・山岳とバランスがとられたステージ編成で、オールラウンドに力を発揮できる選手の持ち場といえる。
今年の2レース目に挑むKINAN Racing Teamは、すでにニュージーランドでシーズンインをしている孫崎大樹、ドリュー・モレ、山本元喜に加えて、これが今季初レースとなる白川幸希、レイモンド・クレダー、トマ・ルバ、畑中勇介の面々が合流。
チームにとってはこれが6年ぶりのUCIヨーロッパツアーで、1クラスのイベントとあって強力チームが多数参戦。
これまでにアジアやオセアニア、日本国内で示してきたチーム力をロードレースの本場でのアピールを目指す。
チームにとってはこれが6年ぶりのUCIヨーロッパツアーで、1クラスのイベントとあって強力チームが多数参戦。
これまでにアジアやオセアニア、日本国内で示してきたチーム力をロードレースの本場でのアピールを目指す。
大会初日は、古代都市として栄えたシデを出発し、本拠のアンタルヤを目指す135km。
高低の変化が顕著になる終盤のレイアウトをクリアして、フィニッシュへと到達する。
KINAN勢としては、プロトン全体の動きを見ながら、状況に応じて逃げに加わってレース構築を図っていくことが共通のテーマになった。
高低の変化が顕著になる終盤のレイアウトをクリアして、フィニッシュへと到達する。
KINAN勢としては、プロトン全体の動きを見ながら、状況に応じて逃げに加わってレース構築を図っていくことが共通のテーマになった。
その通りに選手たちは動いた。アクティブな序盤戦からトマが抜け出すことに成功。
5人による先頭グループを形成し、レースを先導する。
メイン集団ではスプリントを狙うチームが早くからペーシングを試みたこともあり、トマたちのリードは大きくても1分30秒程度。
5人による先頭グループを形成し、レースを先導する。
メイン集団ではスプリントを狙うチームが早くからペーシングを試みたこともあり、トマたちのリードは大きくても1分30秒程度。
しばし先行を続けたトマだったが、49.7km地点に置かれた中間スプリントポイントを前に、パンクトラブル。これで足止めとなったのを機に集団へと戻る判断をした。
その後はKINANメンバー全員が集団で進行。ときおり発生するクラッシュや降雨による悪路をクリアしながら、距離を減らしていった。
この日は終盤までに逃げメンバーをすべて集団がキャッチし、一団となって最終局面へ。
セオリー通りともいえるスプリント勝負になり、ここにレイモンドが加わる。
ポジション巧みに加速を図ったものの、混戦下で最前線までは上がり切れず。14位でのフィニッシュがチーム最上位だった。
その後はKINANメンバー全員が集団で進行。ときおり発生するクラッシュや降雨による悪路をクリアしながら、距離を減らしていった。
この日は終盤までに逃げメンバーをすべて集団がキャッチし、一団となって最終局面へ。
セオリー通りともいえるスプリント勝負になり、ここにレイモンドが加わる。
ポジション巧みに加速を図ったものの、混戦下で最前線までは上がり切れず。14位でのフィニッシュがチーム最上位だった。
その他メンバーもメイン集団内でステージを終えて、タイムロストはなし。第2ステージ以降の勝負につなげている。
9日に行われる第2ステージは、丘陵地帯を進む。
140.5kmの行程中、40km過ぎから長い登坂区間に入り、その間に1級と2級のカテゴリー山岳を越える。
そこから20km近く下り基調が続き、最後はアンタルヤの街に到達。少しずつ、今大会の趨勢がみえてくることとなりそうだ。
140.5kmの行程中、40km過ぎから長い登坂区間に入り、その間に1級と2級のカテゴリー山岳を越える。
そこから20km近く下り基調が続き、最後はアンタルヤの街に到達。少しずつ、今大会の趨勢がみえてくることとなりそうだ。
ツアー・オブ・アンタルヤ 第1ステージ(135km)結果
1 ティモシー・デュポン(ベルギー、タルトレット・アイソレックス)2時間52分8秒
2 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、チーム ポルティ・コメタ)+0秒
3 アルベルト・ブルットメッソ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
4 イェンセン・プロウライト(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
5 エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、VF Group-Bardiani CSF-Faizanè)
6 マティアス・コペッキー(チェコ、チーム ノヴォノルディスク)
14 レイモンド・クレダー(KINAN Racing Team)
33 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
46 白川幸希(KINAN Racing Team)
99 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
107 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
110 畑中勇介(KINAN Racing Team)
140 山本元喜(KINAN Racing Team)
・個人総合時間
1 ティモシー・デュポン(ベルギー、タルトレット・アイソレックス)2時間51分58秒
2 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、チーム ポルティ・コメタ)+4秒
3 アルベルト・ブルットメッソ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)+6秒
4 ホセ・ソウザ(ポルトガル、SABGAL / ANICOLOR)+9秒
5 イェンセン・プロウライト(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)+10秒
6 エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、VF Group-Bardiani CSF-Faizanè)
15 レイモンド・クレダー(KINAN Racing Team)
34 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
47 白川幸希(KINAN Racing Team)
100 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
107 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
110 畑中勇介(KINAN Racing Team)
140 山本元喜(KINAN Racing Team)
・チーム総合
1 チーム ポルティ・コメタ 8時間36分24秒
7 KINAN Racing Team +0秒
1 ティモシー・デュポン(ベルギー、タルトレット・アイソレックス)2時間52分8秒
2 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、チーム ポルティ・コメタ)+0秒
3 アルベルト・ブルットメッソ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
4 イェンセン・プロウライト(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
5 エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、VF Group-Bardiani CSF-Faizanè)
6 マティアス・コペッキー(チェコ、チーム ノヴォノルディスク)
14 レイモンド・クレダー(KINAN Racing Team)
33 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
46 白川幸希(KINAN Racing Team)
99 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
107 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
110 畑中勇介(KINAN Racing Team)
140 山本元喜(KINAN Racing Team)
・個人総合時間
1 ティモシー・デュポン(ベルギー、タルトレット・アイソレックス)2時間51分58秒
2 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、チーム ポルティ・コメタ)+4秒
3 アルベルト・ブルットメッソ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)+6秒
4 ホセ・ソウザ(ポルトガル、SABGAL / ANICOLOR)+9秒
5 イェンセン・プロウライト(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)+10秒
6 エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、VF Group-Bardiani CSF-Faizanè)
15 レイモンド・クレダー(KINAN Racing Team)
34 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
47 白川幸希(KINAN Racing Team)
100 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
107 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
110 畑中勇介(KINAN Racing Team)
140 山本元喜(KINAN Racing Team)
・チーム総合
1 チーム ポルティ・コメタ 8時間36分24秒
7 KINAN Racing Team +0秒
●選手コメント
トマ・ルバ
「今年の初戦で逃げにトライできたことには本当に満足している。雨の影響で路面が滑りやすく、リスクを回避したいという理由もあった。スプリントポイント1km手前でパンクしてしまったのが残念で、何事もなければボーナスタイムに挑戦ができていた。集団に戻ってからは、スプリントを狙うレイモンドと孫崎のサポートに努めた。
レベルの高いレースでチームの力を試せる良い機会だと思っている。個人的にはまだベストコンディションではないけど、1ステージごとに状態を上げていけると思う。(ねらいは山岳の第3ステージ?)とてもハードなステージだから、どこまでできるか分からない。いずれにしてもチームに貢献するつもりだし、明日(第2ステージ)の上り区間で調子の良し悪しが分かるだろう」
トマ・ルバ
「今年の初戦で逃げにトライできたことには本当に満足している。雨の影響で路面が滑りやすく、リスクを回避したいという理由もあった。スプリントポイント1km手前でパンクしてしまったのが残念で、何事もなければボーナスタイムに挑戦ができていた。集団に戻ってからは、スプリントを狙うレイモンドと孫崎のサポートに努めた。
レベルの高いレースでチームの力を試せる良い機会だと思っている。個人的にはまだベストコンディションではないけど、1ステージごとに状態を上げていけると思う。(ねらいは山岳の第3ステージ?)とてもハードなステージだから、どこまでできるか分からない。いずれにしてもチームに貢献するつもりだし、明日(第2ステージ)の上り区間で調子の良し悪しが分かるだろう」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU