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KINAN RACING

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富士クリテリウムチャンピオンシップ 予選 レポート

富士クリテリウム予選、KINAN勢は全選手順当に通過
決勝は数的優位を生かしチーム戦に
●富士クリテリウムチャンピオンシップ 予選
3月2日(土)
1.4km×30周回=42.0km

・出場選手
孫崎大樹
山本元喜
白川幸希
宮崎泰史
新城雄大
畑中勇介
今年で3回目を迎える国内有数のクリテリウムレース、「富士クリテリウムチャンピオンシップ」が3月2日から2日間の会期で開催されている。
大会初日は予選レースが行われ、6人で出走したKINAN Racing Teamは全メンバーが順当に通過。
終始主導権を握って、良い流れのもとでレースを完了。
翌日の決勝に向け、チーム状態は上がっている。
「クリテリウム頂上決戦」を謳う大会には、国内をベースをするUCI(国際自転車競技連合)コンチネンタルチーム、JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)登録のクラブチーム、JICF(日本学生自転車競技連盟)加盟の大学自転車部が出場。
クリテリウムの王者を決めるとともに、自転車競技や地域の観光振興に寄与することを目的としている。
この大会は他のロードレースとは異なり、予選レースが実施されるのが特徴。
各組25位までに入ることが条件で、これまでも優勝候補に挙げられていた選手が予選敗退を喫するなど、番狂わせが起こることもしばしば。
短時間のレースとは言えど、決して気の抜けない戦いになる。

その予選レースは、静岡市清水区・静岡県航空協会富士川滑空場に設定された1.4kmコースで実施。
南北に行き来するルートはフラットな一方で、2カ所のヘアピンコーナーと強い風が選手たちの走りに影響を与える。
特に、前日から当日朝にかけて強い風が舞い、会場内の設営機材が飛ばされるといったハプニングも起こっている。
そんな中で迎える予選。KINAN Racing Teamは第1組に配置。
孫崎大樹、山本元喜、白川幸希、宮崎泰史、新城雄大、畑中勇介の6人が他の国内トップチームの選手たちとともに予選通過を目指した。

30周回・42kmのレースは、序盤から前をうかがう選手がめまぐるしく変動。
KINANメンバーも宮崎や山本、新城らが加わって流れを作っていく。
変化が見られたのは6周目。宮崎が先頭に出て、そのまま4人が先行を開始。
そのまま3周回ほど進んだところで、山本、新城、畑中がそれぞれ数人のパックを組みながら前線へ。
スタートから9周回を終える頃にはこれらのパックがひとつにまとまり、11人の先頭グループが形成された。
これでメインの集団のペースが落ち着き、先頭11人と大多数の選手という構図に。
KINAN勢4人が前のグループに入り、ハイペースを主導。やがてメイン集団から3人が飛び出し、その後も散発的に数人が抜け出しを図るものの、先頭合流までは至らない。
終盤には、先頭グループとメイン集団とを同周回でレースを完了させるための措置が取られ、前の11人は審判の判断でペースが抑えられるとともに、実質予選通過が決定。
その後もセーフティにフィニッシュまでを進めて、まずはKINAN勢4人が決勝進出を決める。
メイン集団は残る決勝進出の席をかけたスプリントへ。
この中でレースを進めた孫崎と白川は集団前方で走り終え、問題なく予選通過ラインをクリア。
これで、6選手全員が決勝へ駒を進めることが決まった。
レースそのものをコントロールし、全メンバーでの予選通過に持ち込んだKINAN勢。
決勝では数的な優位性を生かして、戦術を組み立てていく。

決勝は翌3日、舞台を富士市の目抜き通りである青葉通りに移して行われる。
1.8kmのコースを30周回、54kmで競う。
富士クリテリウムチャンピオンシップ 予選1組(42.0km)結果
※KINAN Racing Team分
1 新城雄大(KINAN Racing Team)1時間0分49秒
3 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
4 畑中勇介(KINAN Racing Team)+1秒
6 山本元喜(KINAN Racing Team)+2秒
20 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+1分6秒
21 白川幸希(KINAN Racing Team)+1分7秒


いずれも決勝進出
●選手コメント
新城雄大
「昨年は予選を通過できず失敗してしまったので、今回は“予選が決勝”くらいの気持ちで臨んだ。決勝に上がらないことには勝負に参加できないので、まずは全員で予選をクリアできてホッとしている。

逃げている間は、予選を通過するという目的が全員一致していたのでひたすら飛ばし続けるだけだった。KINANの4人だけでなく、他チームの選手たちも協調してくれたので、良い展開にできた。

決勝のコースは予選と違って、(細かなアップダウンもあり)変化が生まれやすいと思う。孫崎のスプリントを軸にしつつ、展開に応じて(山本)元喜さんや(宮崎)泰史、自分での逃げも想定している。今日のように風が強ければよりハードなレースにできると感じているので、メンバー全員が決勝に残っている強みを生かしていきたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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