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富士クリテリウムチャンピオンシップ 決勝 レポート
富士クリテリウム決勝も攻撃的にレースを組み立て
先頭グループで展開した山本元喜が周回賞を獲得
先頭グループで展開した山本元喜が周回賞を獲得
●富士クリテリウムチャンピオンシップ 決勝
3月3日(日)
1.8km×30周回=54.0km
・出場選手
孫崎大樹
山本元喜
白川幸希
宮崎泰史
新城雄大
畑中勇介
3月3日(日)
1.8km×30周回=54.0km
・出場選手
孫崎大樹
山本元喜
白川幸希
宮崎泰史
新城雄大
畑中勇介
富士クリテリウムチャンピオンシップの競技2日目が3月3日に行われ、出場6選手すべてが決勝に進出していたKINAN Racing Teamはこれまで同様に積極的に展開。
先頭グループでレースを進めた山本元喜が10周回目に設定された周回賞を獲得し表彰台へ。
孫崎大樹の7位がチーム最上位で大会を終えている。
先頭グループでレースを進めた山本元喜が10周回目に設定された周回賞を獲得し表彰台へ。
孫崎大樹の7位がチーム最上位で大会を終えている。
前日2日から始まった大会は、同日に予選レースを実施。
出走6人中4人が前半で先頭グループに加わり、大きなリードを確保。
メイン集団でレースを進めた残り2選手も含めて全メンバーが予選をクリアし決勝へと駒を進めた。
出走6人中4人が前半で先頭グループに加わり、大きなリードを確保。
メイン集団でレースを進めた残り2選手も含めて全メンバーが予選をクリアし決勝へと駒を進めた。
決勝レースは前日の静岡県航空協会富士川滑空場から舞台を移し、富士市の大通り・青葉通りで実施。
レース距離も延伸し、1.8kmコースを30周する54km。
わずかながらアップダウンがあるほか、道幅が拡大。
スタートを前に風が強まり、周回前半が追い風、後半が向かい風のコンディション下で競うことに。
レース距離も延伸し、1.8kmコースを30周する54km。
わずかながらアップダウンがあるほか、道幅が拡大。
スタートを前に風が強まり、周回前半が追い風、後半が向かい風のコンディション下で競うことに。
KINAN Racing Teamは孫崎、山本、白川幸希、宮崎泰史、新城雄大、畑中勇介のオーダー。
レースに向けては他チームの動きをチェックしつつ、要所では攻撃に転じていくことを確認。
予選での状態の良さも自信にしてスタートラインについた。
レースに向けては他チームの動きをチェックしつつ、要所では攻撃に転じていくことを確認。
予選での状態の良さも自信にしてスタートラインについた。
序盤は様子見のムードが見られたプロトンだったが、5周目から6周目にかけて7人がアタック。
ここに山本元喜が加わり、集団に対してリードを広げていく。
これで逃げの態勢を整えると、その流れのまま10周目完了時に設定される1回目の周回賞へ。
各選手が見合う中をうまく抜けた山本が1位通過をして表彰台登壇を決める。
ここに山本元喜が加わり、集団に対してリードを広げていく。
これで逃げの態勢を整えると、その流れのまま10周目完了時に設定される1回目の周回賞へ。
各選手が見合う中をうまく抜けた山本が1位通過をして表彰台登壇を決める。
この間に集団では新たな動きがみられ、9人が追走を開始。
ここには宮崎が加わり、山本たちへの合流を目指す。
12周目を終えるところで両方のパックが1つになり、最大16人の先頭グループとなった。
ここには宮崎が加わり、山本たちへの合流を目指す。
12周目を終えるところで両方のパックが1つになり、最大16人の先頭グループとなった。
前にメンバーを送り込んだチームがすかさず集団のペースを抑えたことで、タイム差が1分近くまで広がる。
しかし、レースが半ばを過ぎたところからチームブリヂストンサイクリングが集団のコントロールを本格的に開始。
ペースを上げたことで、1周あたり10秒単位でタイム差は縮まっていった。
しかし、レースが半ばを過ぎたところからチームブリヂストンサイクリングが集団のコントロールを本格的に開始。
ペースを上げたことで、1周あたり10秒単位でタイム差は縮まっていった。
この状況を嫌う先頭グループは、残り7周を切ったあたりから散発的にアタックが見られるように。
山本も加わって、他選手の消耗を誘う。長く逃げの姿勢を崩さなかった山本だが、残り4周となったところで集団がキャッチ。
畑中を牽引役にしばし集団前方を固めていた他のKINANメンバーから、白川や新城が代わる代わるアタックし、終盤にかけてプロトンの活性化を図った。
山本も加わって、他選手の消耗を誘う。長く逃げの姿勢を崩さなかった山本だが、残り4周となったところで集団がキャッチ。
畑中を牽引役にしばし集団前方を固めていた他のKINANメンバーから、白川や新城が代わる代わるアタックし、終盤にかけてプロトンの活性化を図った。
ただ、最後まで決定打が生まれないまま集団での勝負に。
ロングスプリントに打って出た選手たちを大人数が追いかける状況に。
KINAN勢では孫崎がチーム最上位の7位だった。
ロングスプリントに打って出た選手たちを大人数が追いかける状況に。
KINAN勢では孫崎がチーム最上位の7位だった。
前半から逃げで魅せた山本は周回賞を確定させて、レース後に表彰台へ。
会場に詰め掛けたファンから祝福を受けている。
2日間にわたった今大会を終えたチームは、しばしのトレーニング期間を経て春のレースへと向かっていく。
並行してイベントへの参加も予定し、競技内外での自転車振興や地域貢献にも取り組んでいく。
会場に詰め掛けたファンから祝福を受けている。
2日間にわたった今大会を終えたチームは、しばしのトレーニング期間を経て春のレースへと向かっていく。
並行してイベントへの参加も予定し、競技内外での自転車振興や地域貢献にも取り組んでいく。
富士クリテリウムチャンピオンシップ 決勝(54.0km)結果
1 寺田吉騎(シマノレーシング)1時間18分24秒
2 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)+0秒
3 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)+1秒
4 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)
5 小野寺玲(ヴィクトワール広島)
6 沢田桂太郎(Sparkle Oita Racing Team)
7 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
15 新城雄大(KINAN Racing Team)+3秒
49 白川幸希(KINAN Racing Team)+1分5秒
57 山本元喜(KINAN Racing Team)+1分38秒
58 畑中勇介(KINAN Racing Team)+1分39秒
DNF 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
1 寺田吉騎(シマノレーシング)1時間18分24秒
2 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)+0秒
3 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)+1秒
4 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)
5 小野寺玲(ヴィクトワール広島)
6 沢田桂太郎(Sparkle Oita Racing Team)
7 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
15 新城雄大(KINAN Racing Team)+3秒
49 白川幸希(KINAN Racing Team)+1分5秒
57 山本元喜(KINAN Racing Team)+1分38秒
58 畑中勇介(KINAN Racing Team)+1分39秒
DNF 宮崎泰史(KINAN Racing Team)
●選手コメント
山本元喜
「注視していたチームが序盤で動かなかったので、ならば自分たちから仕掛けていこうと逃げを試みた。自分が先頭に行けたので、ならば表彰台は確保しておきたいと思って周回賞を獲りにいった。
(宮崎)泰史が合流してからは、人数をかけて先頭交代をしながら他チームの消耗を狙っていた。結局集団に追いつかれたけど、アタックを繰り返したりして積極的に戦えたところは良かったと思う。今日のレースは結果がともなわなかったけど、ターゲットにするレースがまだまだ控えているので、引き続き先を見据えて取り組んでいきたい」
山本元喜
「注視していたチームが序盤で動かなかったので、ならば自分たちから仕掛けていこうと逃げを試みた。自分が先頭に行けたので、ならば表彰台は確保しておきたいと思って周回賞を獲りにいった。
(宮崎)泰史が合流してからは、人数をかけて先頭交代をしながら他チームの消耗を狙っていた。結局集団に追いつかれたけど、アタックを繰り返したりして積極的に戦えたところは良かったと思う。今日のレースは結果がともなわなかったけど、ターゲットにするレースがまだまだ控えているので、引き続き先を見据えて取り組んでいきたい」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU