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KINAN Racing Team MIE junior定例報告【5月】
KINAN Racing Team MIE junior定例報告【5月】
自走力の向上と「成功体験」を重視しロードレースへの向き合い方を探る
自走力の向上と「成功体験」を重視しロードレースへの向き合い方を探る
弊チーム直属のアカデミー「KINAN Racing Team MIE junior」(キナンレーシングチームみえジュニア)が5月5日開催の「iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP」に出場。
「レースこそが経験を積む最高の機会」とコーチ陣が口をそろえる中、11人のメンバーが複数のカテゴリーにエントリーし、その力を試しました。
そこで明確になった課題をこれからの1カ月で克服しながら、ベースとなる走力アップを目指していきます。
5月分のジュニアチーム定例報告では、「iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP」の結果と、今後のトレーニングの方向性に着目します。
「レースこそが経験を積む最高の機会」とコーチ陣が口をそろえる中、11人のメンバーが複数のカテゴリーにエントリーし、その力を試しました。
そこで明確になった課題をこれからの1カ月で克服しながら、ベースとなる走力アップを目指していきます。
5月分のジュニアチーム定例報告では、「iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP」の結果と、今後のトレーニングの方向性に着目します。
■iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP 2024第4戦
月例行事であるAACAカップへの出場。今回は5つのカテゴリー合わせて11人が出走しました。
第3戦に続き実施された個人タイムトライアルでは、チームとして日頃から強化に取り組む「自走力」を試す格好の場でもありました。
5kmのコースを3周回・15kmで競ったレースは、スタートからフィニッシュまで、いかにして良いペースで押していけるかがポイントでもありました。
月例行事であるAACAカップへの出場。今回は5つのカテゴリー合わせて11人が出走しました。
第3戦に続き実施された個人タイムトライアルでは、チームとして日頃から強化に取り組む「自走力」を試す格好の場でもありました。
5kmのコースを3周回・15kmで競ったレースは、スタートからフィニッシュまで、いかにして良いペースで押していけるかがポイントでもありました。
経験も体格的にも上を行く年長ライダーと混走であったこともプラスにして、彼らに負けないスピードで15kmを走破。
結果、U15部門ではトップ3を占め、タイム的にも一般部門のライダーたちと遜色のない走りができました。
結果、U15部門ではトップ3を占め、タイム的にも一般部門のライダーたちと遜色のない走りができました。
ロードレースに関しても、選手たちの出走カテゴリー選択に幅が出てきました。
レースを走るごとに各々が自身の立ち位置や走力を知り、自信を深めることができています。
今回は1-2から1-4、さらにキッズクラスと、走力や現在抱えている課題やテーマに沿ってエントリーするカテゴリーをチョイスしました。
なかには複数のカテゴリーに“掛け持ち出場”した選手もいて、それぞれに異なるレーススピードや展開を体感しながら上位進出を目指しました。
レースを走るごとに各々が自身の立ち位置や走力を知り、自信を深めることができています。
今回は1-2から1-4、さらにキッズクラスと、走力や現在抱えている課題やテーマに沿ってエントリーするカテゴリーをチョイスしました。
なかには複数のカテゴリーに“掛け持ち出場”した選手もいて、それぞれに異なるレーススピードや展開を体感しながら上位進出を目指しました。
タイムトライアルに続き、ロードもキッズ・自由クラスで優勝者を出し、会場内ではたびたび「KINAN Racing Team MIE junior」の名が高らかにコールされました。
●iRC TIRE Presents KINAN AACA CUP 2024第4戦 みえジュニア結果
タイムトライアル
・U15
1.越知映成 24分43秒
2.木村孔南 25分29秒
3.酒井大地 30分57秒
・一般
18.青井鷲大 26分42秒
ロードレース(レース実施順)
・1-3
完走 伊藤遼
・1-4
完走 成山愛之助
完走 越知映成
完走 前橋明季
完走 青井鷲大
完走 矢田丈
完走 木村仁毘
完走 酒井大地
・Kids(JCFルール)
2.青井瑛隼
4.服部未来
・Kids(自由)
1.前橋明季
1-2
完走 伊藤遼
完走 木村孔南
タイムトライアル
・U15
1.越知映成 24分43秒
2.木村孔南 25分29秒
3.酒井大地 30分57秒
・一般
18.青井鷲大 26分42秒
ロードレース(レース実施順)
・1-3
完走 伊藤遼
・1-4
完走 成山愛之助
完走 越知映成
完走 前橋明季
完走 青井鷲大
完走 矢田丈
完走 木村仁毘
完走 酒井大地
・Kids(JCFルール)
2.青井瑛隼
4.服部未来
・Kids(自由)
1.前橋明季
1-2
完走 伊藤遼
完走 木村孔南
■チーム内競争で勝つ喜び・負ける悔しさを実感する
レース後の振り返りの時間では、「レース中のコーナーリングが怖い」という声に対して、コーチ陣から集団内でのポジショニングや集中力に関する課題の提起がなされました。
ロードレースを走ったメンバーに共通する点として、レース前半は集団前方を走っていながら、駆け引きが増す後半には集団内ポジションを下げてしまっていることをコーチ陣が指摘。
それによって、前への意識だけが過剰に高まってしまい、必要以上に脚を使い、ポジショニングやコーナーリングが雑になりがちであることが挙げられました。
選手たちにはいま一度、集中してレースを走ることを心掛けるとともに、根本的な走力の向上を図り、ハイレベルのレースにおいてもトップを獲るための意識付けを図りました。
レース後の振り返りの時間では、「レース中のコーナーリングが怖い」という声に対して、コーチ陣から集団内でのポジショニングや集中力に関する課題の提起がなされました。
ロードレースを走ったメンバーに共通する点として、レース前半は集団前方を走っていながら、駆け引きが増す後半には集団内ポジションを下げてしまっていることをコーチ陣が指摘。
それによって、前への意識だけが過剰に高まってしまい、必要以上に脚を使い、ポジショニングやコーナーリングが雑になりがちであることが挙げられました。
選手たちにはいま一度、集中してレースを走ることを心掛けるとともに、根本的な走力の向上を図り、ハイレベルのレースにおいてもトップを獲るための意識付けを図りました。
また、次回のトレーニング時にはチーム内競争を実施。
身近な相手との勝負から、勝つ喜びと負ける悔しさを実感するとともに、改めてチームの中での自身の立ち位置を知る機会を設けることになりました。
身近な相手との勝負から、勝つ喜びと負ける悔しさを実感するとともに、改めてチームの中での自身の立ち位置を知る機会を設けることになりました。
5月の活動は18日と25日にチームトレーニングを実施。
この間には、ツール・ド・熊野観戦や、ツアー・オブ・ジャパンいなべステージでのパレード走行など、国内外のトップライダーの走りに直接触れる機会も設けます。
この間には、ツール・ド・熊野観戦や、ツアー・オブ・ジャパンいなべステージでのパレード走行など、国内外のトップライダーの走りに直接触れる機会も設けます。
■メンバー紹介
●成山愛之助(なるやま・あいのすけ)
学年:高校1年生
AACAカップ出走カテゴリー:1-4
「前回は2周目まで集団内で走れたので、今回は3周までついていくことを目標にしました。目標は達成できたのですが、その後に集団から遅れてしまったのがとても悔しかったので、次回は最後まで集団に絶対についていけるように走りたいと思います。
高校に入学したばかりでまだうまく時間が作れていないので、今はローラーを中心に短時間でベースアップを図れるようなトレーニングがメインです。学校では水泳部に入っていて、自転車との両立を目指しています。
みえジュニアに入って初めて本格的なロードレースのトレーニングに取り組むようになりました。強くなって、高校総体に自転車競技に出られるような選手になりたいです。」
学年:高校1年生
AACAカップ出走カテゴリー:1-4
「前回は2周目まで集団内で走れたので、今回は3周までついていくことを目標にしました。目標は達成できたのですが、その後に集団から遅れてしまったのがとても悔しかったので、次回は最後まで集団に絶対についていけるように走りたいと思います。
高校に入学したばかりでまだうまく時間が作れていないので、今はローラーを中心に短時間でベースアップを図れるようなトレーニングがメインです。学校では水泳部に入っていて、自転車との両立を目指しています。
みえジュニアに入って初めて本格的なロードレースのトレーニングに取り組むようになりました。強くなって、高校総体に自転車競技に出られるような選手になりたいです。」
■コーチ総評
●筧五郎コーチ
「練習の成果がはっきりと出てくるようになりました。選手たちの練習ノートを見ても充実していることを感じます。一方で、AACAのようなレースの場になると(優勝など)目に見える数字が表れにくく、選手たちも、コーチたちもジレンマを感じている部分が正直あります。がんばっているのに結果に結びつかない…そんな感覚に陥ってしまっているあたりは否めません。
なので、次回はチーム内で競争をして、自分たちが今やっていることは間違っていないんだと実感してもらう場にしたいと考えています。普段一緒に走っている仲間と勝負をすることで、勝つ喜びや負ける悔しさをより一層感じられるのではないかとも思います。
出場レースのカテゴリーを上げていくのは大いに賛成なのですが、“集団内で走り切れた”との側面だけで満足している選手がいるのも実情です。やっぱり勝って“昇格”してほしいですし、勝つことで自信を深めてほしい。そのあたりは個々のトレーニング状況を見ながら判断をしていけるよう手助けしていきたいですね」
「練習の成果がはっきりと出てくるようになりました。選手たちの練習ノートを見ても充実していることを感じます。一方で、AACAのようなレースの場になると(優勝など)目に見える数字が表れにくく、選手たちも、コーチたちもジレンマを感じている部分が正直あります。がんばっているのに結果に結びつかない…そんな感覚に陥ってしまっているあたりは否めません。
なので、次回はチーム内で競争をして、自分たちが今やっていることは間違っていないんだと実感してもらう場にしたいと考えています。普段一緒に走っている仲間と勝負をすることで、勝つ喜びや負ける悔しさをより一層感じられるのではないかとも思います。
出場レースのカテゴリーを上げていくのは大いに賛成なのですが、“集団内で走り切れた”との側面だけで満足している選手がいるのも実情です。やっぱり勝って“昇格”してほしいですし、勝つことで自信を深めてほしい。そのあたりは個々のトレーニング状況を見ながら判断をしていけるよう手助けしていきたいですね」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU