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KINAN AACA CUP 2019 第4戦 レポート
TOJの街いなべでのスピード決戦
雨中のクリテリウムは愛三工業レーシングチーム勢が上位独占
雨中のクリテリウムは愛三工業レーシングチーム勢が上位独占
東海地区で開催されているサイクルロードレースシリーズ「KINAN AACA CUP」の2019年シーズン第4戦が、4月14日に三重県いなべ市・いなべ市梅林公園にて行われた。
今節は園内に設けられた1.3km周回でのクリテリウム形式でレースを実施。
30周回・39kmで争われたメインの1-1カテゴリーでは、愛三工業レーシングチーム勢がレースを席巻。
終盤に独走に持ち込んだ岡本隼選手が優勝を飾ったほか、4位までを同チームの選手たちが独占した。
今節は園内に設けられた1.3km周回でのクリテリウム形式でレースを実施。
30周回・39kmで争われたメインの1-1カテゴリーでは、愛三工業レーシングチーム勢がレースを席巻。
終盤に独走に持ち込んだ岡本隼選手が優勝を飾ったほか、4位までを同チームの選手たちが独占した。
KINAN AACA CUP 2019 第4戦を制した岡本隼選手
毎年5月のツアー・オブ・ジャパン(TOJ)いなべステージの舞台としても知られるいなべ市梅林公園。
TOJ開催時とは異なり、今回は短距離周回を設定。
一方で、1.3kmのサーキットはTOJ同様にアップダウンの連続。
ほとんど平坦のないレイアウトは、選手個々の持つ力を試すものとなった。
なお、当初は1.5kmの周回コースが設定されていたが、コーナーの安全性などを考慮し1周あたり200mほどを短縮。
スピードだけでなく、ウェットな路面でのライン取りやコーナーリングといったテクニックも要求される一戦となった。
TOJ開催時とは異なり、今回は短距離周回を設定。
一方で、1.3kmのサーキットはTOJ同様にアップダウンの連続。
ほとんど平坦のないレイアウトは、選手個々の持つ力を試すものとなった。
なお、当初は1.5kmの周回コースが設定されていたが、コーナーの安全性などを考慮し1周あたり200mほどを短縮。
スピードだけでなく、ウェットな路面でのライン取りやコーナーリングといったテクニックも要求される一戦となった。
ツアー・オブ・ジャパン いなべステージの会場でもあるいなべ市梅林公園
シリーズのホストチームであるKINAN Cycling Teamからは、椿大志、雨乞竜己、荒井佑太の3選手がエントリー。
さらには、愛三工業レーシングチームがベストメンバーを配して参戦。
ハイクオリティの戦いになることが予想された。
さらには、愛三工業レーシングチームがベストメンバーを配して参戦。
ハイクオリティの戦いになることが予想された。
スタートラインに並んだ荒井佑太
小雨の降る中で始まったレースは、1周目から岡本選手がファーストアタックを仕掛けるなど、実力者たちの積極性が垣間見られる序盤となる。
5周目を迎えるまでに、草場啓吾選手(愛三工業レーシングチーム)、小山智也選手(インタープロサイクリングアカデミー)、椿のプロライダー3選手が抜け出しを図り、集団に対し10秒ほどのリードを得る。
これをきっかけに、愛三工業レーシングチーム勢がメイン集団のコントロールを開始。
前を行く3選手との差を維持しながら、中盤まで進行していく。
5周目を迎えるまでに、草場啓吾選手(愛三工業レーシングチーム)、小山智也選手(インタープロサイクリングアカデミー)、椿のプロライダー3選手が抜け出しを図り、集団に対し10秒ほどのリードを得る。
これをきっかけに、愛三工業レーシングチーム勢がメイン集団のコントロールを開始。
前を行く3選手との差を維持しながら、中盤まで進行していく。
10秒前後のリードで先行した3人の逃げグループ
レースが半ばを過ぎると、愛三工業レーシングチーム勢によるペーシングは徐々にスピードアップ。
上下の激しいコースの周回であることも相まって、集団の人数が徐々に絞られていく。
先行する3選手との差も着々と縮まっていき、残り10周を目前にキャッチ。
レースはふりだしへと戻った。
上下の激しいコースの周回であることも相まって、集団の人数が徐々に絞られていく。
先行する3選手との差も着々と縮まっていき、残り10周を目前にキャッチ。
レースはふりだしへと戻った。
愛三工業レーシングチーム勢のペーシングでメイン集団の人数が絞られていく
序盤から主導権を握った愛三工業レーシングチーム勢は、残り9周で岡本選手と渡邊翔太郎選手が集団からアタック。
数秒差で集団が続き、やがて渡邊選手に代わって草場選手が先頭へ合流。
2選手による先行が続くが、残り5周を機に岡本選手がチームメートを引き離して独走態勢へ。
メイン集団では単騎の状態にある小山選手や椿が懸命に追い上げを図るが、愛三工業レーシングチーム勢のチェックにあい、先頭の岡本選手との差を縮めるまでには至らない。
数秒差で集団が続き、やがて渡邊選手に代わって草場選手が先頭へ合流。
2選手による先行が続くが、残り5周を機に岡本選手がチームメートを引き離して独走態勢へ。
メイン集団では単騎の状態にある小山選手や椿が懸命に追い上げを図るが、愛三工業レーシングチーム勢のチェックにあい、先頭の岡本選手との差を縮めるまでには至らない。
独走で周回数を減らしていく岡本隼選手
後続を引き離し、完全に自らのペースに持ち込んだ岡本選手が最後まで実力を見せつけ、トップでフィニッシュ。
前半に落車しながらも、すぐに戦線に復帰して勝利へと結びつけた。
また、メイン集団は最終盤に愛三工業レーシングチーム勢のアタックによって崩壊。
結果的に4位までを同チームが独占する結果となった。
前半に落車しながらも、すぐに戦線に復帰して勝利へと結びつけた。
また、メイン集団は最終盤に愛三工業レーシングチーム勢のアタックによって崩壊。
結果的に4位までを同チームが独占する結果となった。
フィニッシュする椿大志
■キッズスクールやAACA選抜トライアウトも実施
今節は、参加選手のレベルやスキルに合わせた1-1から1-4までのカテゴリーのほか、キッズレースも実施。
エリートレースさながらの熱戦が繰り広げられた。
今節は、参加選手のレベルやスキルに合わせた1-1から1-4までのカテゴリーのほか、キッズレースも実施。
エリートレースさながらの熱戦が繰り広げられた。
エリートのレースさながらの熱戦が展開されたキッズレース
また、小学生を対象としたキッズスクールも行われ、今回は20人以上のキッズライダーが参加。
中西健児アカデミーコーチの進行のもと、スラロームや集団走行をテーマとしたプログラムを実践。
KINAN Cycling Teamの選手たちもサポートとして加わり、スクールの終盤には低学年対高学年によるスラロームリレーを行うなど、プロ選手たちと一緒に走る貴重な時間を過ごした。
中西健児アカデミーコーチの進行のもと、スラロームや集団走行をテーマとしたプログラムを実践。
KINAN Cycling Teamの選手たちもサポートとして加わり、スクールの終盤には低学年対高学年によるスラロームリレーを行うなど、プロ選手たちと一緒に走る貴重な時間を過ごした。
20人以上のキッズライダーが参加したスクール。参加したみんなで記念撮影
また、ツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2、5月30日~6月2日)に出場するAACA選抜チーム入りを賭けたトライアウトが今節をもって終了。
3月に開催された前節と合わせての選手選考となり、選出された選手は後日発表される。
KINAN AACA CUPは次節、5月5日に国営木曽三川公園 長良川サービスセンター前特設コースにて開催される。
3月に開催された前節と合わせての選手選考となり、選出された選手は後日発表される。
KINAN AACA CUPは次節、5月5日に国営木曽三川公園 長良川サービスセンター前特設コースにて開催される。