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KINAN RACING

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富士山チャレンジライド in 御殿場・裾野 参加レポート

TOKYO2020自転車競技ロードレースの富士山麓区間を実走
富士山チャレンジライド in 御殿場・裾野イベントに参加
過酷なレースから一夜明けた7月22日の朝。
前日に東京五輪テストイベント「READY STEADY TOKYO」を戦った選手たちが富士山麓の裾野に集まった。

この日開催されたのは東京2020オリンピックの公認イベントでもある「富士山チャレンジライド in 御殿場・裾野」。
静岡県裾野市の富士山資料館をスタートし、南富士エバーグリーンラインを経由してフジヤマスノーリゾートイエティにフィニッシュする約10kmのタイム計測付きヒルクライムと、イエティから富士スカイラインと国道469号線を巡って再び富士山資料館に戻る約30kmのガイドサイクリングの2つのライドで構成されるサイクリングイベント。

国内外コンチネンタルチームの日本人選手が多数参加した

今回使用されるコース、実は東京2020オリンピック・ロードレースの本番で使用される富士山麓区間の一部となっており、前日のレースではカットされた区間でもある。
すなわち、前日には走ることができなかった富士山麓区間をこのサイクリングイベント実走できるというもの。

来年の本番を考慮してか、海外勢からもフランスナショナルチームが参加。
国内外のコンチネンタルチームの選手たも含め、約30名の選手が参加した。
また一般参加者も平日開催にも関わらず50名ほどが集まった。KINAN Cycling Teamからは、山本元喜、椿大志、大久保陣、中島康晴、新城雄大の5名が参加。
レースの疲れを感じさせず、会場に集まった子供たちや一般参加者に笑顔で応じていた。

中島康晴、椿大志、新城雄大もスタート

前日と同様に曇り空の下で開催された本イベント。
御殿場市総合体育施設での開催セレモニーを終えた選手たちは、まずはパレード走行へ。
途中10%の斜度区間も含む約15kmの登り基調のパレードコースを進み、一般参加者が待つ富士山資料館へとやってきた。
道路の両サイドに並ぶ一般参加者からは大きな声援が送られ、選手たちも笑顔で通り過ぎていく。
富士山資料館で小休止の後、チーム毎にタイム計測付きのヒルクライムへ。
全選手がスタートすると、続いて一般参加者が約10km先のゴールへ向けて出発していった。

笑顔で通過していく山本元喜

実際はタイムが計測されるヒルクライムではあるが、前日の疲れを残す参加選手たちはリカバリーライドを兼ねての走行。
選手同士あるいは一般参加者と笑顔で会話をしながら登坂する姿が多く見られた。
ヒルクライム・フィニッシュ地点のフジヤマスノーリゾートイエティにゴールすると、選手たちのイベント参加はここまで。
ガイドサイクリングに向う一般ライダーを見送って終了となった。

中島康晴は他チームの若手選手などと一緒に走った

前日のレースコースとこの日の富士山麓区間を合わせることで、東京2020オリンピック・ロードレースコースの全容が明らかに。
道志みち、籠坂峠、三国峠だけでも過酷なコースだとの声が聴かれていたが、これに勾配10%ほどの区間を含む約20kmの長い上りが加わることになる。
全体ではレース距離234kmで獲得標高は約5000m。
今回のイベント後には「完走できるのは3名くらいか?」と囁かれるほどで、そんな過酷なコースが来年に向けて待ち構えている。

大久保陣やマトリックスパワータグの小森選手やアイラン選手とともに走る

※レポートはメディアリリースから

Report, Photos: Kensaku SAKAI
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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