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KINAN RACING

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経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ レポート

Jプロツアー最高峰の「経済産業大臣旗」
理想的なレースの入りも後半は我慢の展開に
●第53回JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ(Jプロツアー第18戦)
広島県中央森林公園サイクリングコース 159.9km

●KINAN Cycling Team出場選手
大久保陣
山本大喜
雨乞竜己
中島康晴
新城雄大
9月22日、広島県中央森林公園サイクリングコースにおいて、Jプロツアー第18戦となる「第53回JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」が開催された。
KINAN Cycling Teamからは5選手が出場。
中島康晴が逃げに乗るなど良い入りを見せたが、厳しいコンディションのレースで最終的に、新城雄大だけが完走という結果だった。

台風の接近により、当初の予定よりも1周短縮しての開催が決定し、12.3キロを13周する全長159.9kmで競われた。
Jプロツアーの中で最高峰とされる歴史のあるレースで、広島空港を囲むようにレイアウトされたコースの勝者が、優勝旗である輪翔旗を手にすることとなる。
KINAN Cycling Teamからは中島康晴・大久保陣・山本大喜・雨乞竜己・新城雄大の5名が出場した。
このレースに備え、選手間では数日前から戦術についての意見が交わされた。
共通していたのは前方でレースを展開すること。
天候の変化などで、スタート後にレース短縮の決定がなされることもあるロードレース。
その際は前方に位置する選手が有利となるからだ。

後手を踏まないようにとの作戦通り、2周目に形成された逃げに中島が乗る。
この逃げはロード全日本チャンプである入部正太朗選手(シマノレーシング)や、タイムトライアル全日本チャンプの増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)を含む8名で構成。
強力な逃げに乗れたことはレースの入りとして理想的と言える。
2分、3分と差が開くメイン集団には残る4選手が控え、展開に備えた。
レース中盤になると、メイン集団のスピードアップについていけず脱落する選手が続出。
また、雨が降っては止みを繰り返した路面は滑りやすく、各所で落車が発生し人数を減らしてゆく。
KINAN Cycling Teamも苦戦し、メイン集団には新城雄大を残すのみとなる。
さらには、快調に先頭グループでレースを進めていたと見られた中島が不運な落車により先頭グループから脱落。
メイン集団にもつけず、その後リタイアとなった。
終盤まで粘りの姿勢を見せるも、あと一歩勝負へと絡むことができなかったKINAN Cycling Team。
唯一の完走者となった新城雄大は先頭から12分19秒遅れの22位でのフィニッシュだった。
経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ(159.9km)結果
1 オールイス・アウラール(ベネズエラ、マトリックスパワータグ) 4時間8分14秒
2 フランシスコ・マンセボ(スペイン、マトリックスパワータグ) +0秒
3 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ)
4 徳田優(チーム ブリヂストンサイクリング)
5 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +2秒
6 入部正太朗(シマノレーシング) +3秒
22 新城雄大(KINAN Cycling Team) +12分19秒
DNF 大久保陣(KINAN Cycling Team)
DNF 中島康晴(KINAN Cycling Team)
DNF 山本大喜(KINAN Cycling Team)
DNF 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)
●選手コメント
・中島康晴
「悔しいです! 台風による雨や天候の荒れが予想できたので、逃げをメインに組み立てようとチーム全体で考えていた。大喜やみんなが動いてくれた結果、自分が逃げに乗ることができた。各チームのエース級が乗った逃げで4分ほどまで開いたのは良い展開だった。増田選手は岡選手のルビーレッドを守るために逃げ切りたい、入部選手はステージが獲りたい、と思惑が一致していたので、追いついてくるマトリックスとのタイム差を保とうと協調した。残り5周を切って、ここから…!というところで転倒してしまい、正直勿体無かったなと感じている。

足元の悪い中での応援をありがとうございました」
※レポートはメディアリリースから

Report, Photos: Midori SHIMIZU
Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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