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KINAN RACING

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3月4日開催 iRC Tire Presents KINAN AACA CUP第2戦 1-1クラス レポート

3月4日開催 iRC Tire Presents KINAN AACA CUP第2戦
アワーレコードにも挑戦のスピードマン、中里仁選手が1-1クラス優勝
東海地区のロードレースシリーズ「iRC Tire Presents KINAN AACA CUP」の2023年シーズン第2戦が3月4日、岐阜県海津市・国営木曽三川公園 長良川サービスセンター特設コースにて開催された。
102kmで行われた1-1カテゴリーでは小集団での決着を中里仁選手(Rapha Cycling Club)が制している。
東海地方を転戦する本シリーズは4つのカテゴリーとキッズカテゴリーのレースで構成される。
用意された舞台は周長5.1kmの長良川サービスセンター特設コース。
シンプルなレイアウトは風向きを読みやすく、最適な位置どりや仕掛けのタイミングを習得できるため、ロードレースの感覚を養うことができる。

トップカテゴリーである1-1クラスでは5.1kmのコースを20周回する102kmで行われた。
総勢59名のエントリーがあり、東海地域の強豪レーサーを中心に多数の選手が参加した。
ホストを務めるKINAN Racing Teamからは、花田聖誠、トマ・ルバ、白川幸希の3選手が出走。
会場は春らしい気候ではあるものの、長良川特有の強い風が吹いており、春風を利用したレース運びが期待された。
早速、スタートが切られると選手たちは激しく展開していく。
往路、復路ともにアタックが頻発し、小さな飛び出しが生まれるが、いずれも決定的なものにならない。
実力のある選手らが一通り仕掛け終え、落ち着いた頃に決定的な動きができた。
10周目、周回賞を終えたタイミングで中里選手がひとり抜け出すと、続く11周目には花田、白川、篠崎裕希選手(大阪大学)、山内怜旺選手(MKW)、高山恭彰選手(Max speed 97)が加わり、6名の小集団が形成される。
さらに15周目にはメイン集団からトマ、高木礼選手(Nerebani)選手の2名が飛び乗り、8名での逃げ切りを狙う。
約25秒後方のメイン集団ではシリーズのリーダージャージを着用する川崎嘉久選手(Nerebani)ほか有力選手が懸命に追走をかけるが、なかなかタイムギャップは縮まらない。
大きなマージンを得た先頭集団は途中、ローテーションを崩す局面がありながらも順調に周回を重ね、最終決戦へ向けた準備をしていく。
そして、ここまでタフに動いてきたトマがファイナルラップを前に仕掛ける。
するとこれに反応できたのは中里選手と高山選手のみだった。
力勝負で前へ出た3名は後続を寄せ付けることなく、ラスト500m地点に姿を現す。
やや流しながら、先行するのはトマ。コーナーへ差し掛かると背後につけていた中里選手が先頭へ出る。
高山選手を警戒しながらも、最終ストレートを力強く加速すると、勝利を確信。
拳を握ってフィニッシュした。昨年はアワーレコード挑戦も記憶に新しいスピードマンが、AACA CUPの舞台でも快速ぶりを魅せた。
このほか、恒例のキッズスクールではKINAN Racing Team選手らがバイクコントロールをレクチャー。
直後に行われたキッズレースや、普段の自転車走行への安全意識を高めた。
また、チームサプライヤーであるシリーズ協賛のiRC Tireさまほか、株式会社 隼(ATHLETUNE)さま、FUSIONさまがブースを出展。各社製品のPRを行っていただいた。
なお、今回はTeamZenkoさまより各レース優勝者に副賞としてLoG SAUCE(ログソース)を贈呈いただいた。

前回についで各カテゴリーで多くのサイクリストに参加いただいたKINAN AACA CUP。
今後もローカルレースの開催を通じて、自転車競技の発展を支えていく。
次回、第3戦は4月29日に長良川サービスセンターでの開催が予定されている。
iRC Tire Presents KINAN AACA CUP 2023 第2戦 カテゴリー1-1結果
1 中里仁(Rapha Cycling Club)
2 高山恭彰(Max speed 97)
3 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)
4 川崎嘉久(Nerebani)
5 白川幸希(KINAN Racing Team)
次回チーム活動:
3月12~16日 ツール・ド・台湾(UCIアジアツアー2.1)
Text, Photo: Ryo KODAMA
Edit: Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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