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KINAN RACING

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トマ・ルバ優勝! 東日本ロードクラシック レポート

トマ・ルバが東日本ロードクラシック制覇
上りでのアタックを決め最後の8kmを鮮やかに逃げ切る
●東日本ロードクラシック(Jプロツアー)
4月26日(日)
6km×25周= 150km
会場:群馬サイクルスポーツセンター

・出場選手
山本元喜/Genki YAMAMOTO
草場啓吾/Keigo KUSABA
宇賀隆貴/Ryuki UGA
新宮颯太/Sota SHINGU
トマ・ルバ/Thomas LEBAS
新城雄大/Yudai ARASHIRO
国内プロシリーズ「Jプロツアー」は、4月26日に東日本ロードクラシックを開催。
今回で60回目を迎える有数の伝統レースに挑んだKINAN Racing Teamは終始主導権争いに加わり、中盤に形成された先頭グループに最大4選手を加える展開に。
勝負を決めたのはトマ・ルバによる登坂区間でのアタック。
フィニッシュまでの8kmを独走し、自身としては今季初勝利、チームとしては8勝目となる白星をもたらした。
4月に入り、チャレンジサイクルロードレースでの新城雄大、前週の西日本ロードクラシックでの草場啓吾と、着実に勝ち星を重ねているチームは、さらなる量産体制に入るべく今節に挑んだ。
東日本ロードクラシックは群馬サイクルスポーツセンターを舞台に、1周6kmのサーキットを25周回する150km。
連続するワインディングと繰り返される高低の変化によって、例年消耗戦の様相となるのが特徴。
タフなレースを得意とするKINAN Racing Teamは、このレースで過去に3勝を挙げており、今回も序盤からレースを動かしながら勝機を探っていく。
前節に勝った草場がシリーズリーダーに返り咲いており、この日はポイントトップの証であるレッドジャージでレースを迎えている。
トマ、新城、草場に加えて、山本元喜、宇賀隆貴、新宮颯太の6人がスタートラインへ。
狙い通りに1周目からKINANメンバーが活性化を図ると、数人単位でのアタックが見られるように。
いずれも決定打に欠け、しばらくは出入りが激しくなるが、KINAN勢を中心に主要チームの選手たちが盛んに仕掛ける状勢は今回もサバイバルレースになることを予感させた。
その流れから、4周目に山本を含む10人の先頭グループが形成される。
集団は一時的に容認の構えを見せ、KINANメンバーの残る5人も待機の姿勢に。
ただ、山本らの先行を嫌った他チームが集団のペースを上げて、7周目までにレースをふりだしに戻る。再び一団となって周回数を減らしていった。
次なる変化は11周目。メイン集団が割れておおよそ20人が先行する形に。
KINANメンバーではトマ、山本、草場、新城が合流。約10人が追走を試みたが、先頭グループには脚のあるメンバーがそろっていたこともあり、後続を待つことなく先を急ぐ。
レースなかばを過ぎたところで先頭グループとメイン集団とのタイム差は約1分30秒まで広がった。
しばし形勢が変わらぬまま進んだが、18周目に思わぬ形で変化が訪れる。
先頭グループで数人が絡む落車が発生し、新城が巻き込まれてしまう。これでリタイアを余儀なくされると、タイミングを同じくして先頭グループはさらに活性化。
20周目に入る直前でアタックがかかり、チェックに動いたトマを含む5選手がリードを開始。
後方では山本や草場がペースを上げて前方への合流を試みるが、他選手の厳しいチェックもあって追走は決まらず。
先頭の5人は着実にタイム差を拡大させるが、リーダージャージの草場が後方に取り残されていたこともあり、トマは先頭交代には加わらず前待ちの構えをとった。
流れを静観していたトマだったが、残り2周で決定打を放つ。
周回後半の通称「心臓破りの坂」でアタック。他の4選手を一気に引き離すと、そのまま独走態勢へ。
テクニカルなレイアウトを活かして後続選手との差を広げると、約20秒差で最終周回へ。
最後の1周もトマのペースは衰えず、最後の難所となる心臓破りの坂も労せずクリア。最終局面は独走勝利につなぐウイニングライドとした。
チームにアクシデントが発生したことも関係し、想定とは異なる対応を求められたレースになったが、最後はベテランがきっちりをまとめ、勝利数を積み重ねることに成功。
トマにとっては、実に4シーズンぶりの勝利。近年はチームプレーヤーとして盛り立てることも増えていたが、この大一番で経験と実績をフルに生かしてみせた。
リーダージャージを着て走った草場は7位。シリーズランキング首位の座は明け渡したが、今後のレースで再浮上を目指す。
また、落車リタイアで終えた新城については、負傷度合いやコンディションを確認しながら次のレース出場を計っていく。

【2026年4月27日追記】
主催するJBCFの運用規則に沿った修正により、草場選手のシリーズリーダーはキープのままとなります。
JPT2026規程第42条第3項第1号「獲得ポイントが同点の場合は優勝回数の多い選手を上位とする」による。
国内での連戦をこなしたチームは、再び国際レースへとフォーカスする。
次戦はいよいよ、最大目標であるツール・ド・熊野。チーム本拠の熊野地域を主たる舞台とするステージレースへは、最高のメンバーで挑む。
目指すはもちろん、大会制覇。2026年大会は5月6日のプレイベント・和歌山城クリテリウムを皮切りに、同7~10日に本戦として全4ステージが実施される。各選手好調を維持して、熊野の地へと向かう。
東日本ロードクラシック(150km)結果
1 トマ・ルバ/Thomas LEBAS(KINAN Racing Team)3時間35分53秒
2 岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)+25秒
3 馬場慶三郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)
4 風間翔眞(シマノレーシング)+29秒
5 孫崎大樹(ヴィクトワール広島)+51秒
6 ルーク・バーンズ(ヴィクトワール広島)+1分50秒
7 草場啓吾/Keigo KUSABA(KINAN Racing Team)+2分15秒
19 山本元喜/Genki YAMAMOTO(KINAN Racing Team)+2分16秒
39 宇賀隆貴/Ryuki UGA(KINAN Racing Team)+2分37秒
DNF 新城雄大/Yudai ARASHIRO(KINAN Racing Team)
DNF 新宮颯太/Sota SHINGU(KINAN Racing Team)
●選手コメント
トマ・ルバ
「久々に勝つことができた。ここ2~3年はチーム内での役割が変わり、これまでの経験をチームに落とし込んでいくことを重視してきた。実際、今日のプランもリーダージャージを着る草場を中心としたものだった。

最終的に優勝を争うメンバーに絞られたのは、残り40kmでのこと。草場が追いつくまで前で待つ判断をしたけど、後ろとのタイム差が広がっていると聞いたので自分の仕事にフォーカスした。(新城)雄大がクラッシュしたり、レース全体がハードだったりと難しさはあったけど、気持ちだけは切らさなかった。

勝ててうれしいが、ツール・ド・熊野に向けて集中力を高めている。トレーニングも今日のレースだけでなく、熊野も見越したプランで進めている。チームのモチベーションも高いし、個人としてもベストを尽くしたい。」
Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU
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